今週は、火曜日にアメリカでは中間選挙があり、共和党が下院を制し、そして、予想通り、一部で何日たっても開票が最終にならないという事態が起きていた。アメリカの選挙は仕組み的にも、選挙への向かい方においても、なにかこう、到底先進国とは思えない。2020年の大統領選挙の時にいろいろ書いたけど、そもそも制度に問題がある。植民地の時の都合を今まで持ち越して、へんちくりんな観光史学みたいないい加減な理屈をつけて . . . 本文を読む
ミンスク合意で終わっていればよかったものを正面衝突に至らせ、9月に一斉攻撃失敗、9月30日に4州がロシア入りしたところで、既に、ミンスク合意に戻れないことが確定した(今更何を、という感じだが)。ミンスク合意はウクライナの東部とキエフ政権が話し合って結果的に連邦制にしたらいいだろう、という構想。つまり領土的一体性が保たれる。だけどその時点で既にクリミアはロシアに戻ってしまったので、ウクライナの過激派 . . . 本文を読む
今週のハイライトは、「汚い爆弾」騒ぎとプーチンのバルダイ・クラブでの長くて面白くて、知的で、抗いがたく魅力的なトーク、かな。■ 汚い爆弾問題「汚い爆弾」騒ぎは、NATOウクライナが放射性物質を含む爆弾を爆発させて、それをロシアのせいにしようとしているとロシア側が主張し、それを、NATO各国が、そんなわけない、それはロシアがやろうとしているのだ、と言ってる騒動。言うまでもなく、西側の路線がキツイのは . . . 本文を読む
今週は忙しかったのでtwitterにもブログにもあまり時間を割けなかった。ウクライナ方面は、クリミア橋爆破からロシア軍がキエフを含む都市部のインフラ破壊になり、その後ロシアはますます部隊増強、NATOウクライナはヘルソンに拘り、ドンバスのアルチェモフスク (バフムト)を落としそう、といったところ。全体としては、こんな感じだった。総じていうなら西側の軍事支援はロシア軍を弱体化させる役にはほとんど立た . . . 本文を読む
先週の日曜日にはまだクリミア橋は爆破されておらず、ロシア軍によるウクライナ各地へのミサイル攻撃もなかった。そこから1週間。とてもムードが変わった。まずアメリカの中で、核戦争とか何を言ってるんだ、馬鹿なこと言ってるんじゃないみたいなエライおじさんが出てきたり、タッカー・カールソン以下、目立った人たちがこれまで以上にゼレンスキーを酷評するようになった。アメリカの中間選挙が近いという事情もこの傾向を推進 . . . 本文を読む
いろいろ細かいことはまた書こうと思っているところだけど、今現在の根本的な戦いは、これだわな、と思う。2003年バグダッド。NATOは市民殺傷が得意な侵略軍ロシアはそのNATOと戦っているそれがわかるから世界中の大半の人がロシア非難に乗って来ない https://t.co/g9AOVzWt5b— DEEPLY JAPAN (@DTJTakumi) October 11, 2022&nbs . . . 本文を読む
10月10日のモスクワ時間早朝、ウクライナ各地にミサイルが着弾しまくった。私はたまたまTelegramを見ていたのでかなり早くに気がついた。最初はキエフだったんじゃないかと思うけど、そこからあれよあれよという間に、キエフ、ポルタヴァ、リヴネ、ジトームィル地域、ドネプロペトロフスク、ハリコフ、フメリニツキー、イヴァノ・フランキーフスク、テルノピリ、リビウなどに着弾していった。インフラ、軍事施設、司令 . . . 本文を読む
いやいやほんと、このクリミア橋の爆破は異常な出来事だ。何がって、爆発もだけど、それよりも、これを西側のいわゆる主流メディアがヘイト丸出しで見世物にしているから。ロイターのこの動画はすごい。異常さのレベルはシリアを超えてきた。「(クリミア大)橋が燃える瞬間を待ち望んでいた。すべての #ウクライナ 国民が待っていたと思う。そしてそれが始まったことに、私たちはとても満足している。」(キーウ市民の女性) . . . 本文を読む
前のエントリーの最後で触れた通り、現地の土曜の早朝クリミアの橋の一部が爆破された。ことについては、最初っからキエフ政権の一部が、ほーれみろ、といった調子でいることは知られているが、それだけでなく、SNSには大量の、ほーれみろ、ほーれみろ、ロシアは弱い、ロシアは何にもできないのだ、クレムリンを爆破されようが何もできない、ふぬけ、みたいなコメントを書きまくってる人たちがいる。よくロシアものを解説してい . . . 本文を読む
先月末にウクライナ地域の4州がロシア連邦に加入し諸々の手続きが着々と進められている中、今週は、ウクライナの中というより、外がかまびすかった。米連銀が強硬に利上げをしていることに対して、マーケットおよびその他の国々は、やめてくれーという声を出しているものの、じゃあインフレどうするの?という問題には誰も答えられない。今週は、国連の一機関であるUNCTADが金利政策に苦情を申し立てるというなかなか見られ . . . 本文を読む
ロシアにとって9月30日は歴史に残る日となった。ドネツク、ルガンスクの両人民共和国と、あらたに独立したヘルソンとザポロジエがロシア連邦入りをお願いして、ロシア連邦の大統領が承認し、諸々の国内手続きを済ませて編入となった。IT IS DONE✅ 📄Putin signed agreements on the accession of the DPR, LPR, as well as the Zapo . . . 本文を読む
数日前、「これは狂ってる」by タッカー・カールソンhttps://blog.goo.ne.jp/deeplyjapan/e/fedd666418700b2190947dfb43583878といって、ゼレンスキーとそれをサポートする西側リーダー層が核兵器の使用をカジュアルに言っている事情は狂ってるとしか言いようがないと書いたけど、実際、狂ってた。核でないだけ喜べと言われればそれまでだが、それを除け . . . 本文を読む
やるなやるなと言われていた国葬を無理くり挙行したわけですが、なんというか、びみょーな感じがして、おもわず、トンチンカン、という語が頭に浮かんだ。トンチンカンは頓珍漢と書くのは知っていたが、思えばこれは一体どういう意味、あるいは来歴の語なのだろうかと思わずネットで辞書を引く。それによれば、《鍛冶屋 (かじや) の相槌 (あいづち) の音を漢字を . . . 本文を読む
今や既存(主流)メディアの中で唯一「sane(狂ってない)」声を聞くことがあり得る時間帯となったFoxのタッカー・カールソン枠で、今回のタッカーはゼレンスキー他があまりにもカジュアルにロシアに核を使えとか言ってる状態に釘をさした。Tucker Carlson: This is insane 「This is insane」というタイトル通り、実際これは、狂ってる、以外に言うべき言葉がな . . . 本文を読む
しばらく前、いきなりENEOSの会長が一身上の都合で辞めるというニュースを見て、何が起こったのだろうかと思ったらなんと性犯罪者だったらしい。驚くよ、その馬鹿さ加減。さらに、昨日からは24年ぶりの為替介入とかいって、円安がちょっと止まった。だがしかし、誰でも知ってる通り、アベノミクスなる異常な緩和政策とは畢竟円安政策なんだから、その中で円高を目指す介入するって何?国葬と統一/勝共の話は重要だとしても . . . 本文を読む