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徒然綴り・・・歌詞&ひとり言

極月gokugetsuの水

2007年12月15日 04時40分44秒 | Weblog
緑に輝く 束の間の海を 
渡る 出雲の風よ 
舟の上 こころ裂かれし 僧の並びて
落つる 日を待つ

黄泉路yomijiの果てへ 旅を綴って 
渡る 出雲の風よ
類taguiなれば 言の葉要らずや 猛takeる風の音
消せぬ 心経

遥か時を超え 現す人の声ぞ 
聞こゆる 極月gokugetsuの夜
妹よ眠れ

波に押されて 衣koromoを乱し 
つぐむ 白き屍kabaneよ
海の底 こころ裂かれし 僧の濁り江
昇る 日を待つ

黄泉路の苫谷tomaya 旅に剥ぐられ 
底ひ 追ひて交わされ
遠き旅 人の永き道 骸mukuroも足らぬ計り
手の鳴る方へ

遥か迷い闇 浮かぶ無念草 
奔hashiれぬ 極月gokugetsuの水
妹は眠る

深く眠る  

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緑に輝く束の間の海を渡る 出雲の風よ 
舟の上には心を裂かれた僧が並んで
太陽が沈むのを待っている
あの世の行き止まりまで 
旅の経過を書き留めて渡る 出雲の風よ
仲間ならば言葉は要らないだろう 
激しく叫ぶ風の音でも消せない 般若心経
遥かな時を超えて 現れる人の声が聞こえる 
極月(十二月)の夜
愛しい人よ 眠りなさい

波に押されて着衣を乱しながら 
口を閉ざしている 白くなった遺体
海の底に心を裂かれた僧が居る 水の濁った入り江
太陽が昇るのを待っている
あの世へゆく途中の粗末な小屋に辿り着き 
旅によって欲も削ぎ落とされたので
最果ての地(悟り)を目指すけれども
追えば追うほど逃げてゆく
なんと遠い旅だろう 人がゆく永い道 
骨になってもまだ足りないというのか
音の鳴る方(呼ばれる方向)へ行ってみよう
遥かな迷いは闇だ 浮かんでいる無念そうな水草 
奔って急ぎたくても それは出来ない 
極月(十二月)の水(海)
愛しい人は 眠っている
深く眠っている

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