これってやはり化石? 私のライフスタイル!

ひともすなるブログなるものを、われもしてみむとてするなり

読みました ゲゲゲの女房 … 読んでさわやか あったかくなりました

2010-05-27 | 日々の雑感
ゲゲゲの女房
武良布枝
実業之日本社

このアイテムの詳細を見る


私の記憶で一番古い NHKの朝のドラマは 母が見ていた うず潮 だろうと思います。

もちろん母が見ていたうず潮であり、私は見ていた記憶はまったくありません。

つぎは おはなはん これは 樫山文枝の愛くるしい姿を覚えています。

しかし 小学生だったこともあり ドラマをみていたわけではありません。

その後 話題になったおしんは たまーに見ていたような。 びっくりしたのは 中国北京のホテルで 中国語の吹き替えのおしんを見た時。

朝ドラは 母の見るものというふうに捉えていました。

あぐりは トトの母さまが美容師だったこともあり 興味深く見ました。

だいたいの筋を覚えているのは あぐりが初めてかもしれません。

しかし その後も朝ドラが 生活習慣となることはありませんでした。

それでも 着物に興味を持ち始めたころから BS2で再放送されたアンコール放送は たまに見ていました。

古ければなおよし という感じでした。 普段着を着ている着物姿の登場人物がお目当て でした。

好きな作家の自叙伝に近いからと 楽しみに見たのが 芋たこなんきん 

これは ドラマとして十分楽しみました。

そして またまた 久しぶりに 朝の7時半が待ち遠しい朝ドラが始まってしまいました 今放映中の ゲゲゲの女房です。

最初は 見るつもりはなかったものの いつの間にか テレビに気を取られている自分がいました。

自分の幼少期とダブっていたり 記憶と違っていたりするのが なんとなく 気になるのです。

私は 貸し本屋というものの記憶がありません。 しかし 同い年のトトは 貸し本屋の子供と仲が良かったと言うではありませんか。 

紙芝居屋さんも 記憶にありません。 紙芝居は 幼稚園で見たのが初めてのような気がします。

先週 友人Mと会った時 彼女が ゲゲゲの女房を見ていると言ったので びっくりしました。

彼女はフルタイムで働いているので BS2の土曜日一週間分を録画してみているのだそうです。

そして 彼女も 自分の幼少のころと比較したり 夫婦で 話題にしたりしているというではありませんか。

「あら 随分 私たち 似たような事しているのね」 と お互いに言い合い 笑ってしまいました。


そこで 朝ドラの時代をもっと知りたいということもあって 原作を読みたくなったのです。

話題の本のはずなのに 川崎の大型書店で 見つけられず アマゾンで ネット購入です。 翌日には手元に届くのですから ほんとに有難い世の中です。

あっという間に 読み終わりました。

いい本ですね。 水木しげるさんの人となりもよくわかりました。

私は ゲゲゲの鬼太郎は テレビで見ていました。 コミックのことは よく覚えていません。

なんとなく気持ち悪いものの 毎週楽しみにしていたと記憶しています。

お茶の間の人気アニメだったのでしょう。 母も鬼太郎は 知っていましたし、あの歌を口ずさんでいました。

もちろん 私もしっかりと覚えていて 今でも歌うことが出来ます。

実は ゲゲゲの女房と併せて のんのんばあとオレという文庫本も購入しました。

のんのんばあとオレ (ちくま文庫)
水木 しげる
筑摩書房


こちらは 水木しげる著です。 読み合わせてみると 布枝さんがさらっと書いている苦労が じわーっと伝わってきます。

のんのんばあとオレは 水木しげるの幼少期の話なのですが、彼が 境港で育ったから あのような一連の話を作り出すことが出来たし、妖怪博士になったんだということが よくわかるのです。

そして 港町でそだったということは 言葉もぶっきらぼうだろうし そっけないところもあるのでしょう。

それなりに裕福だった地方都市の商家のお嬢さんが 日銭稼ぎに近い貸し本漫画家と一緒になったのです。

随分な苦労があったと思います。 その苦労が 私や友人などの昭和30年半ばの記憶とのずれなのだということが 本を読んでわかりました。

着物や着物生活にはまりだしている私が一番びっくりもし 布枝さんの人柄が偲ばれたエピソードがあります。

それは 水木しげるが紫綬褒章を受賞したときに 彼女が着た着物が 嫁ぐ時に親から持たせられたピンク色の着物だったということです。

なぜ その着物を着たのかは 本の中で布枝さんが書いています。


私も改めて 親が持たせてくれた着物は大事にしなければならないと思うことでした。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 新ニンニクの吊るし干し … ... | トップ | 単衣用長襦袢 色々… 夏の準... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿