歩くたんぽぽ

たんぽぽは根っこの太いたくましい花なんです。

声を上げるとき。

2012年07月20日 | 社会
今こそ声を上げるとき。

3.11で露呈した、日本の政治の姿。
複雑に絡み合った利権構造。
それを守るための時代遅れのプロパガンダ。
いくつもの媒体で情報を得ることができるこの時代に、報道規制などいつまで通用するだろうか。

日本人は控えめだとよく言われるだろう。
世界で日本人女性のうけがいいのは、その恥じらいだと言う。
若い人はクールで政治に無関心、
下手したら熱い人はださいなんて風潮がまかり通ったりする。

私も生粋の日本人だ。
そういう社会の中で育った。
少なからず、そういった空気感を共有しているだろう。
でもその空気感に負けない情熱を持てばいい。
大事なのは今。

原発の実態を知った今。

前代未聞の人数が集まった6月29日官邸前脱原発デモを亡き者にし、翌日平然と大飯原発が再稼働された。
「安全だから稼働しても大丈夫」なんて言い訳はそもそもお門違いなのだ。
稼働するだけで放射性廃棄物という死の灰を生み続ける。
一刻も早く原発という発電システムを廃止しなければならない。

ドイツやスイス、イタリア、スペインなど世界の国々は3.11を経て脱原発の方向へ進んでいる。
それなのに肝心の日本が原発再稼働。
なぜ時代を後退しようとするのか。

いま声を出さなければいけない。
日本人にとっては勇気が必要なことかもしれない。
でも勇気を出さなければいけないんだと思う。
一つ、見落としがちで重要なことは、無関心という立場は政治的には賛成と同じということ。

今山口県では注目すべき知事選が行われている。
脱原発で現実的なエネルギー開発を提案する飯田哲也さんが知事選に出馬した。
彼はNPO法人「環境エネルギー政策研究所」の所長で3.11後も献身的に活動されていた。
投開票は7月29日。
日本中がその選挙戦に注目している。

3.11から約1年ちょっと、ここにきてやっと点と点がつながり線あるいは面になった。

戦いはまだまだこれから。
今、声を上げるとき。
続けていくことが大事。
まさにサマーウォーズ。
今年は熱い夏になりそうだ。


7.16さよなら原発10万人集会
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