9:00am築地もんぜき通り「まぐろどんぶり瀬川」の6人掛け。1人分空いてたが埋まるの待って撮ったシャッターチャンス!通行人ちょうどナシ。
恒例となった高校OBの在京者忘年会案内(西武新宿駅前)をもらい今年も物見遊山に上京。前日の夜は旧友との飲み会をセットして一泊二日フリータイム東京だ。去年同様夜行バスで東京駅に着くと今回はまっすぐ移転問題で揺れる築地に向かう。7:30am市場の朝はもう大賑わい、それも市場関係者をはるかに超える数のインバウンドツーリストが寿司屋の前に並んでいる。
場内仲買市場の中は10時過ぎからと案内されたので場外観光の後で遅い朝飯を「まぐろどんぶり瀬川」で食した。大声で大陸言葉しゃべる連中と並んでまで食いたくなかったので、まぐろ丼しかないシンプルな店構え、本マグロ赤身900円☆星三つの味。店の中の正面貼り紙に「代金はお先に頂いております」「どんぶりは味が漬いております」脇に「スリに御用心」とあった。思わず尻のポケットの財布に触れてみるが、無くなれば想定外なほど悲惨な現実が待っている。尻のポケットから半分以上はみ出してる財布見るたびに他人事ながら危険予知しなさいと言いたくなる。
私の後で隣に座った人は正面貼り紙に注意しなかったんだろう、「代金はお先に…」と言われてバツ悪そうに1,000円札を出した。先払いでお金をスマートに出すって難しいと思った。もっとも催促するほうも難しい。だから貼り紙も控えめに書いてある。人間臭くて趣ありだ。母娘だろうか、注文聞いてから母が赤身をタレに漬け、どんぶりに入れた酢飯に海苔を揉んでから味付けした赤身を並べている。
生姜に大葉にワサビが乗り手際よく白木の折りたたみカウンターに娘が丼を出すときに「味が漬いています」とそっけなく愛想なしに言う。味で勝負してんのよっていう感じがまたいいじゃないか。大根の漬物の小皿と、寿司屋のように茶漉しで入れた粉茶が絶妙に先に出てくる。付いてじゃなく「漬いています」ってのもいい。大盛り1,100円、限定今だけどんぶり1,600円の3種類。今度来たときは中トロ今だけどんぶり狙いだな。限定20食、売り切れないうちに。なんだか孤独のグルメ井之頭五郎みたいになってきた。
6月に見たNHKcool japan築地特集。外国人のナンバー1は寿司。2014年のan international travel review websiteの日本食レストランでこの「寿司大」のおまかせ10貫セット4,000円が並んでも食べたい大人気の一番だって。
5時開店に4時半にはもう長蛇の列。それも外人ばっかり。隣の店の前に並ばないように列は途中で切れて角の歩道からまた始まっている。開店前に並んだのは8か国から60人。「最初に握るのは大トロ(英訳Fatty Tunaと出た。アハハ)。朝早くおなか空かしてきた人にはインパクトあります」と店長。出てきたアメリカ人カップルにインタビュー。「人生が変わったね!」だって。今日はいま8:00am、まだ大勢歩道に並んでいた。
「高はし」あなご丼2,000円にも順番待ちの列。サッポロ赤星の大ビンは700円。
ジーさんがヒョイとネコ車の柄をつかんで市場に向って行った。
市場の中が大きくカーブしてるのは外周沿いに汐留駅から分岐した国鉄東海道本線の貨物積み下ろし用の支線と駅の名残だという。JR新橋駅と築地の間には鉄道発祥の地、初代新橋駅が汐留駅と名を変えて広大な貨物駅だった歴史が埋もれている。移転問題もあってか豊洲に移る前に(私のような)お上りさんの観光客がうろうろして仕事のジャマになっているんだろうか。
解体が終わった現場のまな板と刀?。市場の中を自由に歩けるが大人気まぐろ卸売り場の見学は繁忙期で来年1月半ばまで休止中。先着順120名はほとんどが外人客。NHKcool japanでは先着1番は2時半に並んだアメリカ人だった。移転時期が先延ばしで市場関係者には頭痛い事態だがオリンピックも抱える小池知事の手腕期待だ。
今日は築地から勝鬨橋わたって月島でもんじゃの昼にしよう。
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