DALAB情報発信用ブログ:OpenCAE+GPGPU+Peridynamics編

DALABで行っている研究活動の中で、OpenCAEやGPGPUや破壊解析の取り組みについてまとめてゆきます。

組織の管理について

2005年08月01日 03時50分10秒 | 研究室情報
こう見えてもビジネス書には興味を持っていて、結構読んでいたりする。それは、研究室と言う組織をどう管理するか、その答えを求めての場合が多い。聞きかじりの話も含め、世界のリーダー?米国のマネジメントについて印象をまとめておきたい。
まず、米国のマネジメントの基本は、人間を2種類にはっきりと分けることから始まっていると思う。経営者⇔労働者、有能な人⇔無能な人、成功者⇔普通の人、でその上下関係の対立の中で、如何に契約で労働者を拘束し、マニュアルで無能な人を動かし、大量消費の中で普通の人から搾取するか、これが基本の様に思う。良い悪いを言いたいのではなく、やり方を区別しているだけだが、いずれにしても極端なやり方が多いし、凡人の柴田には抵抗感もある。
例えば、ファーストフード関係で見られる、マニュアル的な接客や異様なまでの合理主義は、上記の区別では後者の人間へのマネジメントであり、情報通信業界で見られる、著しく戦闘的かつ利己的な競争主義は、上記の区別では前者の人間へのマネジメントである。
日本では戦後、表面的には理想国家なみの均質な平等国家を作ってきたので、人間を2種類に分ける考え方自体が馴染まないし。皆で努力することを、最も尊いことだと信じて、奇跡の高度経済成長を支えてきたと思う。自分の思考にはその内容が教育によって刷り込まれているので、米国流のマネジメントはどうも馴染めない。
その一方で、グローバル化(米国化)は進んできて、上記のような人間を2種類に分けるマネジメントを導入させられる場面が多くなってきたように思う。でも、本当に創造的で成功した企業などは、社員をファミリーのように考えて、その創造性を十分発揮することを、最も重要に考えているようだから、学ぶべき点は多くある。
すべての問題は複雑であり状況も異なっていて、魔法のマネジメント手法があるわけではない、どうしても絶望的な状況に責任を押し付けたくなる場面も多い。しかししかし、それを言ったらお終いなので、その中でのベストを求めてゆきたい。
当面、DALABの研究室運営に当たっては、
=研究作業の動機付けや導入段階においては、ある程度強制的に引っ張る。
=研究成果の目標を段階的に明確に示し、時間的な制約も厳しく約束させる。
=研究作業の段取りについては、自己管理を基本として、自主性を尊重する。
=研究室との連携においては、ほうれんそう:報告・連絡・相談を徹底する。
以上の、当たり前のことをきちんと進めることをまずは考えてゆきたい。

研究日誌H170731

2005年08月01日 03時15分28秒 | 研究室情報
=ついに7月の最終日であるが、今日は夏休みなので、研究はしない。
=始め伊吹山に観光に行ったが、事前調査の結果、非常に有意義であった。
(何事も、段取りが大切なのだと言うことが、再認識できた。
=8月は超多忙月間なので、調子を崩さずに、計画的に進めてゆきたい。