中村正直の「頑張れプロ野球」

ベテラン野球記者の本音ブログです。

「タイ料理パーティー」で試合見ず!

2009-05-30 23:08:55 | Weblog
 初回の時点で、結末はあらかたわかった。阪神は二死二塁で金本が凡打し、木得点。方や日本ハムは小谷野、坪井のタイムリーで2点。これで勝負あり―ですわ。最初はラジオの中継を聴いていたが、阪神無得点でスイッチを切った。あとは携帯電話の速報で経過を確かめていた。テレビをつけなかった理由は、我が家で「タイ料理パーティ」が催されたからです。

 長男の、保育園時代のクラスメイトの父母が集って、ちょっとしたパーティを開いた。心の知れた数家族が寄ってワイワイと「トムヤムクン鍋」をつつきながら、あれやこれやと話す会である。気心が知れているから、時間が過ぎるのはアッと言う間。だから、阪神の試合を見る時間がない。と言っても、初回に点を奪われた時点で見る気はサラサラなかったが…。

 それでも、携帯電話で速報を逐一チェックしていた。予想通り、点差を広げられ
2-8で敗れた。観戦したこのブログの読者の方から「高校生対プロ」という感想が寄せられたが、4失策で8失点ということを聞けば、それもうなずける。相手はパの首位チームで、こっちはセの5位チーム。まして、日本を代表する投手・ダルビッシュが相手なら、この結果に「なんでや!」と怒ることもできん。現状で言えば、すごく妥当な結果じゃないか。

 もちろん、これは逆説的に言っているのだよ。大方予想の通り、負ける阪神の根性のなさは、あきれて仕方ない。本当はそうなのだ。心の底では「一泡吹かせてやれよ!」と思っていた。が、結果は実力差をいかんなく見せつけられての“順当負け”。情けない限りである。今現在、相当酒を飲んで酔っぱらっているが、もう少しやけ酒を飲まないとやりきれない。

 そんな阪神はさておき、ダービーだ。きょうは惨々にやられ、JRAに貢献した。あすこそ何とかしたい。印はこうだ。

 ◎2  アプレ
 ○1  ロジ
 ▲8  ブレイク
 △18 アンライ
 △3  フィフス
 △16 トライ
 △10 アントニオ
 △12 リーチ

 当初の印から大幅に変えた。重が残ると判断し、内にいる先行馬の粘り切りが濃厚と見る。▲8は差し馬だが、東京巧者。大本命18と一緒に突っ込んでくると考えた。皐月賞1番人気の1ロジは、今回思い切って先行すると読んだ。直後の内田博のアプレ。この2頭が直線抜けだし、後続を引き離す。この推論はどうか?

 明日の朝、最終結論を書こう。それでドンと勝負よ。

雨の東京…ああ悩ましや

2009-05-30 08:21:57 | Weblog
 夜の「日本ハム対阪神」に関しては、日曜日の朝にあれこれ言うとして、まずは最大関心事の日本ダービーだ。“連休初日”の金曜日、出馬表と睨めっこしながら展開を予想した。過去のレースや今年の皐月賞のVTRなども見て、本格的に考えてみたのだが、まだ結論まで至っていない。前前日発売では、18・アンライが圧倒的1番人気で、次が2・アプレザン、11・セイウン、1・ロジと続いている。1、2番人気は妥当として、それ以下はどうだろう?

 東京は雨が降っているらしく、土曜日朝、つまり現段階での芝は不良だという。あすの予報も悪く、かんかんの良は望めない。アンライは馬場が悪くても大丈夫というが、実際に泥のような馬場でやったことはないのだから、わからんぞ。コンデションがどこまで回復するかが、このレースのカギを握る。悪いままなら、前につけた内の馬が粘りきってしまうかもわからない。となれば、2のアプレや、弥生賞のように逃げを打った場合の1・ロジあたりが怖い。

 良馬場なら外に回して追い込む18が圧倒的に有利だと思うが、重、不良の場合はまぎれがあっておかしくない。これは直前まで様子を見るべきだろう。土曜の東京のレースを参考に、もうちょっと考えよう。

 ところで、今朝のデイリースポーツを見ていたら、ダルビッシュ対策として桧山の先発出場案が短い原稿で出ていた。見出しが「ダルキラー先発も」とあった。どれだけ打っているのかと思って見てみると、通算で11打数3安打で、2年前の試合で4打数2安打だったことから「キラー」と書かれているようだ。しかしねあ~た、2年前だよ。その当時とはダルビッシュの力が違うし、桧山自身の状態だって違う。それでもって「キラー」はなかろうに…。どこかの新聞は1面で書いているらしいが、桧山がダルビッシュ攻略の起爆剤になるとはとても思えない。

 ダルビッシュから2点取るのは相当難しい。となると、勝つには1-0しかない。福原が5回までゼロでいき、江草からアッチソン、ウィリアムス、藤川とつなぐ完封リレーが望ましい。虎の子の1点は、初回、先頭・赤星が四球で歩き、関本の2球目に盗塁、関本犠打で一死三塁とし、鳥谷のボテボテの二ゴロの間に赤星生還―というパターン。要するに、ダルから点を取れるのは、不安定な立ち上がり以外ないということだ。そこで取れなければ、九分九厘負ける。

 負けを前提に考えるから、気持ちは楽よ。リラックスして試合を見よう。