大事小事―米島勉日記

日常起きる小さな出来事は,ひょっとして大きな出来事の前兆かも知れません。小さな出来事に目を配ることが大切と思います。

温暖化どころじゃない,今年は冷夏になる―アイスランドの噴火は世界に影響する

2010年04月17日 21時03分02秒 | 地球環境

 アイスランドで大噴火があり,その噴煙の影響でヨーロッパを飛び立ち,あるいは飛来するエアラインがほとんどすべて飛行停止して,世界の航空路は麻痺状態にあります。そして,この状態がいつまで続くのかも予測不能との悲観的見解が出されています。
 アイスランドと言えば,文字通り氷の国のイメージが強く,しかも氷の下には有数の火山帯が隠れている,という国です。しかも運の悪いことに,ここ数年経済的に行き詰まっており,ほとんど破綻しているとさえ云われています。
 そこに大噴火です。この国の噴火が世界に影響を及ぼすことは,過去の噴火の記録からも明らかで,今回も噴火直後のみならず,今後数年,あるいは10年以上にわたって近接するイギリスを含むヨーロッパ諸国のみならず,世界中に冷害などの被害を及ぼすことが予想されています。
 火山の大規模噴火の影響は,その大部分が噴煙によるものとされています。特に,噴煙に含まれる二酸化硫黄(SO2,亜硫酸ガス)は大気圏の遙か上空まで舞い上がり,世界を覆いつくすことになります。そして,太陽の光を遮り,酸性雨(希硫酸)を降らせ,植物の繁茂を妨げて農業にダメージを与え,家畜に影響し,結局世界の人々に飢饉をもたらしたりします。
 古代から火山国日本でも多くの噴火を経験し,それは歴史に残る大飢饉に結果したことはよく知られています。
 今回のアイスランドの大噴火も,まず今年の夏を冷夏に導き,コメの収穫不足,野菜類の品薄と高騰に至ることは容易に見て取れます。
 その影響は,目下騒がれている温暖化とやらを遙かにしのぐでしょう。
 そもそも,人為的二酸化炭素が温暖化をもたらしている,ということ自体,アル・ゴアらを始めとする策謀家とそれに与するIPCC参加科学者,さらにはその末端につながりおこぼれに預かろうとする(元東大総長・小宮山宏のような)御用学者くずれらによって考え出された,意図的かつ作為的虚構なのではありませんか。(小宮山宏は,化学工学出身のはずなのに,平然と化学工学に反するメカニズムを主張する人為的二酸化炭素主因説に与する困った人物です。)
 すべては石油元凶説を前提として意図的に作られた,大きな疑惑を内蔵しているモデルなのです。そして,彼らの陰謀が,べらぼうな金額の二酸化炭素排出量取引の利権を隠そうとしていることは明らかになりつつあります。
 もともと人為的二酸化炭素による地球温暖化というモデルに無理があるからこそ,それを読み取った中国を始めとするBRICS諸国および開発途上国が,昨年末開催されたCOP15を合意調印には至らない,事実上無意味なものとしました。さらに今年末に開催予定のCOP16も結論には至らないだろう,という極めて悲観的な予想さえ立てられているのです。むしろ賢明な選択と云えますし,結構なことだと思います。
 それは当然の帰結だと思います。その点についてこのブログでは,人為的二酸化炭素による温暖化,という虚構が近い将来崩れるだろうと数年前から書いてきました。
 わずか350~380ppmしか存在しない空気中の二酸化炭素の,さらには一部である人為的二酸化炭素(空気中のどの分子が人為的由来で,どの分子が自然由来かなんてもちろん区別がつきません,マクスウェルの悪魔じゃあるまいし)に,ここ何年か続いた温暖化の原因の全てを押しつけることがおかしいのです。
昨今,この虚構成立のブレーンとも云えるIPCCのスキャンダル―金銭の授受やデータ改竄など―も指摘されるようになりましたが,要するに世界の産業を,いや日本など特定の国の産業を弱体化して,すでに斜陽化しているイギリスなどの二酸化炭素排出量取引を盛んにさせよう,などと云うは,世界にとって不要どころか有害なのです。
 奇妙なことに,世界の平均気温などというあやふやな数値をあげつらっていながら,海面上,あるいは海中の状況には全く目を向けないで,もっぱら空気中の人為的二酸化炭素が温暖化の原因である,としているのが「温暖化」を唱える連中です。深海底から噴出しているマグマの量の変化などにも無頓着でいながら,大気中の二酸化炭素,しかも人為的由来―つまり化石燃料由来の二酸化炭素だけが海水を温めるから海水温が上がるのだ,と強弁している手合いです。
 彼らに決定的な鉄槌を下すのが今回のアイスランド大噴火となるでしょう。 
 温暖化どころか寒冷化の引き金が引かれたのです。もしかすると,もっともっと二酸化炭素を放出しないと「平均気温」が維持できなくなるかも知れません。
 今年のCOP16では,アイスランドの火山から噴出したマグマが,アル・ゴアとIPCCが画策する人為的二酸化炭素主因説とそれにもとづく排出量取引を雲散霧消してしまうことでしょう。
 それとも,100年後の気候を予測したと称するIPCCのことですから,今回のアイスランドの大噴火という天変地異も予測済みだったと云い張るのでしょうか。



1 コメント

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恐いのは・・・ (グリーン・スー)
2010-04-18 13:10:50
来年以降の数年間も恐いです。

過去にもアイスランドの噴火で寒い夏や厳しい冬への影響が有ったようですが、不正確な情報ばかりながら、その年もともかく、それ以降にも「寒い夏」→「厳しい冬」→「夏の作物の不作」がしばらく続いたと思える情報も有りました。
 (1700、1800年代の情報は皆無に近く、うわさ程度と判断、1900年代からは多少データは有りますが、これも判断出来るほどでもない)

当時と比べてやや地球の温度が上がっていることと、農作技術が向上していることから杞憂かもしれませんが・・・

保存食品とビタミン錠剤は保存する予定です。 (笑
かつて1年分ほど倉庫に用意したことが有るんですが、水害で買い物が出来なくなった2日分だけ利用したものの、後は保管期限を過ぎて廃棄対象でした。

今回も廃棄対象になる方が良いと思って居ります。

本当は、政府がこう言うことを社会的に準備し、農作指導なども行なう方が良いと思うんですが・・・
民主党政権では無理でしょう。 <完全に覚めています
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