大事小事―米島勉日記

日常起きる小さな出来事は,ひょっとして大きな出来事の前兆かも知れません。小さな出来事に目を配ることが大切と思います。

小沢一郎を中国に派遣せよ―媚中売国か愛国か直ぐ判る

2010年09月21日 19時12分42秒 | Weblog

 尖閣諸島近くでの中国漁船と日本の海上保安庁巡視船の衝突事件は,中国政府の強硬対応で,予想以上の複雑な政府間問題に発展しつつあります。
 そもそもは,尖閣諸島の帰属問題であり,近年東シナ海での海上覇権を拡大強化しようとしている中国が,新任の丹羽中国大使を深夜に呼びつけたり,かねてから予定されていたはずの日本の青年約千名の上海万博訪問団の受け入れ拒否,さらには上海市内でのSMAPの公演中止までエスカレートしています。
 日本側が,逮捕した衝突中国漁船の船長の拘置延長を発表したことで,中国側はさらなる強硬策に出る,と公式に発表する事態に立ち至っています。
 ここまでこじれると,中国側も容易なことでは挙げた拳を下ろせないでしょう。そして,その影響は日中間の貿易,中国国内に進出している日本企業への様々な圧力へとエスカレートしていく危険性が明らかです。
 対中強硬派と云われている前原氏が外務大臣に就任した直後であり,当然のことながら中国側はこれに敏感に対応した,とも考えられます。
 しかし,この問題を放置しておくわけにはいきません。日本側もなんらかの対応策,ソフトランディングの道を探らなければならないことは当然であります。
 ではとりあえずどうしたらよいか。私は,小沢一郎を急ぎ中国に派遣すべきだと考えます。
 先の民主党代表選で,少なくとも表面上は菅直人に敗れた小沢一郎は,「一兵卒に戻って党のために尽くす」とか殊勝な言葉をまきちらしていますが,内心は判ったものではありません。
 しかし,この訳の判らない男は,依然として民主党内で最大勢力を占めているのです。これをどう扱うかは,消去法で国民が仕方なしに容認した菅直人にとっても,重要な課題であることは誰もが認めるところです。
 大多数の日本国民にとって,もはや有害無益な小沢一郎をどう処分するか。私は,小沢一郎を緊急に中国に派遣することを提案します。民主党代表であり内閣総理大臣である菅直人が命令すればよいのです。特命大使とかなんとか肩書きをつけて。
 昨年9月の衆院選勝利以来,民主党内には依然として小沢信仰が充ち満ちているようです。そして,小沢本人も,美人ばかり集めたいわゆる小沢チルドレン(小沢一郎の「歓び組」)を従えて,党内に君臨しているつもりです。
 その勢力を見せつけたのが,昨年末2009年12月11日の,国会議員140名を含む総勢600名の,中国詣ででした。胡錦涛主席と会談した小沢一郎は,「私は人民解放軍野戦司令官」と自称したとかしないとか。要するに中国への忠誠を誓ったふしがあります。そしてそれに応えたかのように,胡錦涛主席は総勢600名と一人ひとり握手して,それぞれのツーショット記念写真まで撮影するサービスまでしたそうです。
 小沢一郎が,これほど誇示する太いパイプを中国首脳陣との間に持っているのであれば,今回のような尖閣諸島領有問題に端を発した軋轢の解決にもってこいではありませんか。ただし,これは小沢一郎があくまでも日本人であり,日本側に立ってことに臨めば,の話ではあります。
 小沢本人が,いや尖閣諸島はそもそも中国の支配下にあり,中国側が領有権を主張するのが当然である,と考えているのであれば何をか況んや。
 ですから,いま尖閣諸島問題で小沢一郎を派遣すれば,媚中売国の徒か,多少とも愛国の心が残っているのか,リトマス試験紙のように小沢一郎の本心が顕れるのではないでしょうか。



1 コメント

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非破壊試験 (Niel)
2010-10-08 15:42:43
こんにちは

流石にこれは危険なように思えます。
科学は苦手ですが、機械や電気では破壊試験と非破壊試験を使い分けまして・・・
どちらもサンプルを出荷はしませんが、非破壊試験なら本来は使える製品です。

尖閣列島の領土確定問題(*1)、60兆円にもなる中国内の化学兵器処理(麻生政権の頃に中国側の責任で処理と解決)、フジタの社員、レアメタル市場問題などなど、日中に複雑な懸案がある場所には、実直で視野が広く相手も尊敬する人を出す方が良いように思えます。
緒方さんのような方のイメージです。

小沢氏を試すなら、昔から誘いが有った米国なら何とか使えそうな気がしますし、英国人は規律があるが米国人は単細胞だと放言したことへの、ご自身へのリトマス試験にもなるような気がします。
無事に帰って来なくても別に日本は問題無いし、米国にはカードを持てるし。

もっとも起訴される立場で出られるかどうか? 難しいような気もして居り、ご本人もホッとしているような気もします。

(*1)【尖閣列島の領土固定問題】
気になって色々調べて居りますが、
★ 領有権は日本が正当に保有している
★ しかし領土問題は領有権とは別に、国境や領海の確定も伴う為に二国間の合意が必用になる

と言う事らしいです。

国交回復において、周恩来首相と田中総理との公式合意として「領土確定はお互いの国民が冷静になるまで待ちましょう」とされており、あの共産党までがこのことをきちんと認識していて、「領有権を侵されない措置」「領土問題を解決する取組み」の両方を国会で要求して居りますから、多分認識は合っていると思います。

言い換えれば「領有権についての外国の支援や理解は最重要だが、領土確定へは他国は干渉出来ない」という感じかと。

個人的には提案した周恩来氏は、戦争の記憶がお互いに薄れてからが良いのでは? という投げかけと、日本の領有は尊重する、という2つを含んでいたと思いますから東シナ海油田も交渉ごと、という中国政府の姿勢と、一方で反政府勢力や軍、一部の民衆の領有したい願望とが「領土としてよこせ」という過激な運動になっていると理解しています。
中国に居る友人の話しではインテリ層は日本の領有のことを冷静に認めているようですし、それでも(変な言い方だが)「日本が譲ると言うなら大歓迎」と言う感じらしく、こういう層が大半を占めれば解決の道は拓けるように思っています。

個人的には強硬論や現時点での政治折衝は決して得策ではなく、特に民主党政権では外交はヘボと外国から信認を受けているので「火傷するから手を出すな」と言いたいですね。

むしろお得意のバラマキで、中国に学校を沢山作ってあげるとかの方が、良いような気がします。
化学兵器の処理を知らずに押し付けられるくらいなら、学校建築や教師の派遣・教育支援なら1/100で数倍の効果が出そうな気がします。
 /ただし、日教組の関与は排除

これも結果的に悪口雑言になり済みません
最近、どうも切れやすくなっているようです (自戒
 ローズマリーの摂取が足りないのかも知れません。


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