大事小事―米島勉日記

日常起きる小さな出来事は,ひょっとして大きな出来事の前兆かも知れません。小さな出来事に目を配ることが大切と思います。

民主党の貧乏神―これでは先細りも当然だ

2012年07月18日 18時26分14秒 | 医薬品効能

沈没前のフネのネズミのように,民主党から続々と離党者が増えています。いまや民主党の沈没は秒読みの段階にあると云えるでしょう。
野田首相がここまで頑張ってきたことは認めましょう。しかし,党内人事に関しては外部からは理解不可能な問題が多いのではありませんか。
その第一が,政界の馬鹿大将・鳩山由紀夫の処分です。現実には民主党内にただ置いているだけなのに,鳩山由紀夫本人はまだ自分に存在価値があると誤解しているらしく,党内部から,野田政権を突き崩そうと画策している。背後から鉄砲を撃つ,という正常な人間の理解を超えた態度です。
こんな馬鹿を放置していて,やがてはこのシロアリごとき人物に内部から食い潰されるのが分かっているはずなのに,野田総理は何の策も講じない。いや,講じられない何かがあるのかも知れません。
民主党そのものが,鳩山由紀夫の母親から貰った小遣いで成立した寄せ集めの政党なので,鳩山由紀夫を放逐するわけにいかないのでしょうが,それにしても野田総理の党内政策は無策に近いと見えます。これでは,結局民主党が砂山のように崩れていくことを自ら認めているとしか思えません。

次の大問題は,幹事長の人選です。
この,新宿中央公園でも見当たらないほどの貧乏神を,なぜなすがままに放任しておくのでしょうか。
輿石幹事長。野党ばかりでなく民主党内部からも「ヌエ」と呼ばれる正体不明のこの男は,結局小沢一派にしても,その後の離党続出にしても,沈没船のネズミ共の好き放題にしているではありませんか。それが「想定内」と強弁するのであれば,野田内閣にとりついた貧乏神でしょう。
こんな民主党でも,ナイーブに信頼を寄せる国民が少数でもいるのです。しかし,どこまでその信頼をつなぎ止めておくことができるでしょうか。
まもなく来るであろう衆院選の結果がどうなるか。
おそらくは,野田内閣そのものが,海辺に作った砂山のように跡形もなく消え去るのではないでしょうか。
第三に,政調会長・前原誠司。
このテラ艶顔を見るたびに腹が立ってきます。こんな男が民主党のホープだとは,民主党の人材不足も極まれり,と云ったところでしょうか。
八ッ場ダムはどうしたのでしょうか。建設継続が決定されたはずなのに,反対している。以前にもいろいろな役職に就いたはずですが,まともに機能したことはない。よくぞこれまで政党人として通用してきたものです。まあ,この程度の男が,供給できる民主党政党人の限界なのでしょう。
ともかく,ここまでくれば民主党内閣は終わりです。人材不足も極まれり,と云ったところです。


生徒の染髪と脱色の区別に拘る中学校長―こんな校長が生徒を殺す

2012年07月16日 07時47分21秒 | 教育問題


もう20年も前になりますか。東京23区内でも進学校の多い区の,進学校の一つに接したところに住んでいました。区立中学校でした。
こんな進学校でも,その頃は荒れていて,暴走族の仲間もいて周辺を荒らしていました。
なかでも,盗品じみた(小型バイクではなく)オートバイを乗り回している生徒がいて,フェンスに囲まれた校庭にいる生徒に見せつけるように,周辺に爆音を轟かせていました。
あまりうるさいので,この進学校の校長に電話したのです。
校長が言うことに,「どんな生徒ですか」 と訊くものですから,「茶髪の生徒だ」と応えたのです。
すると,「当校には茶髪に染色した生徒はおりません」と断言するのです。「いや,間違いなく茶髪で,しかもおたくの生徒だ」と云うと,「茶髪はおりません,脱色した者ならばいますけれど」とあくまでも染髪を否定するのです。
「脱色でも,染髪でも,茶髪じゃありませんか」と云うと,「いや,脱色です」と脱色に拘り,最後まで染髪を認めようとはしませんでした。
そこで思い当たりました。なにか文部省(当時)の通達に,統計上染髪は禁止するが,脱色は容認する,とでも文言にあるのかも知れない。茶髪と認めなければ,学校長としてペナルティを科されないのかも知れない,と。
その後20年経っても,この校長のことは忘れませんでした。あまりにも奇妙な校長の拘り方でしたから。
そして,この事件の1年ほど後に,この校長は無事?何処かへ転任したらしく,皮肉にも校長が交代した途端に,この進学校は静穏になりました。もしかすると,この進学校が荒れた原因は,件の校長にあったのかもしれません。
今回大津市の公立中の生徒が自殺する,という残念な事件が発生し(昨年9月),その処理のまずさが,警察の介入を招いています。(これも泥縄式ですが。)
ところが,最近ようやくマスコミに姿を現した中学校長は,「いたずらと,いじめの区別が甘かったようだ」,と薄笑いを浮かべながら云うではありませんか。
そこには全く慚愧の念も悔悟の念も見られませんでした。
この大津市の校長の発言は,私に20数年前の茶髪騒動の校長を思い出させました。
「脱色した生徒はいるが,茶髪にした生徒はいない」と頑なに云い張った東京都区内の中学校長と同じでしょう。いや,生徒を死に追いやっただけ悪質です。
そこに見られるのは,典型的な事なかれ主義,文科省に目を付けられない,という事なかれ主義です。
「先生と,云われるほどの馬鹿でなし」と云われますが,もともとは学者馬鹿を皮肉った言葉でしょうが,今日では意味が変わってしまったようです。まさに馬鹿,それも救いようのない馬鹿が,先生,特に中学・高校のごく当たり前の先生の間にいるようです。
これも,日教組という異常イデオロギー集団の存在が真因かも知れません。なにしろ,国歌も歌わない連中ですから。日教組から成り上がって校長になっているのでしたら,許せないことです。


「国民の生活なぞどうでもよい」党―これが小沢新党の名称です

2012年07月13日 17時08分44秒 | 日本の政治

友人は,小沢新党のためにこんな党名を考えてくれました。
「政治資金規正法を掻い潜り 私腹を肥やすのが第一」党
まさに小沢一郎の考え方を表しています。
ただちょっと長すぎるので,私なりに改めたのが表題の小沢新党名です。短縮するときは「どうでもよい党」で良いのでは。
共通するのは,小沢一郎には国民の生活なぞ念頭にないことです。それが「国民の生活が第一」党と云うのですから笑止千万,笑いが止まりません。
ところが捨てる神あれば拾う神ありで,この小沢新党に期待する熱い言葉を書いてきた人がいました。前回の大事小事の小文に対するコメントでした。
世の中広いものですね。8割近い国民が,小沢を信じていない,検察審査会の告発は妥当である,裏金が動いているはずである,と考えているのに。
まあ,それが民主主義国家の宿命でしょうか。全員が全員同じ考えではないことは,国家としての健全性を示しているのかも知れません。
しかし,それがあるイデオロギーによる闇の支配(洗脳)による場合は別でしょう。その辺のリトマス試験紙は何なのか。注意しなければならないのではありませんか。私は,NHKが一番怪しいと見ています。
知らず知らずのうちに,NHKの闇のイデオロギーに支配されているのではないか,と。
その点については,今後深く掘り下げてみたいと思っています。


「国民の生活が第一」だって―止めてくれ,虫酸(むしず)が走る

2012年07月11日 19時49分33秒 | 医薬品効能


刑事被告人・小沢一郎が代表になった新党の党名がこれです。
「止めてくれ」,と心底から叫びたくなります。
いくら次の総選挙までの命脈とは云え,あまりにも国民をなめた名前ではありませんか。
いつ,だれが小沢一郎に国民の生活を考えてくれと云いましたか。誰も頼んでやしない。余計なお世話というものです。
「虫酸」とは,胸がむかつくとき,胃から口に出る不快な酸性の液のことで,「虫酸が走る」とは,口中に虫酸が出ること,ひどく不快になることです。(→講談社 日本語大辞典)
虫酸が増えれば胃潰瘍になります。
ともかく小沢一郎のどこから国民の生活なんて言葉が出てくるのか。
次の総選挙目当てのいわゆるポピュリズムであることは誰も知っています。前にも書いたように,この男は3年前の新入生議員を言葉巧みに騙して誘拐するハメルンの笛吹きです。「国民の生活が第一」党の8割は,何も知らない,何も考えない新入生議員ではありませんか。
これで何が出来ると云うのですか。この8割の連中は,小沢一郎から与えられる生活費を当てにしているだけではありませんか。その原資は何処から出ているのか。小沢一郎は,過去に蓄財した不正な金ではない,と正々堂々と云えますか。各種世論調査では,国民の70%近くが正当な金とは信じていないことを物語っています。検察審査会による起訴を妥当とする国民の数がこれです。
次期総選挙では,笛吹き男に誘拐された新入生議員のほとんどが落選すると見られています。
小沢一郎が,これら落選予定の新入生議員の落選後の面倒まで見るとは思えません。小沢一郎だって危ないのですから。
日本の将来は誰が担うのでしょうか。はなはだ心許ない将来しか描けません。


恥を知らない鳩山由紀夫―ノブレス・オブリジュどころじゃない,ノブレスでもないのに

2012年07月05日 17時59分58秒 | 日本の政治

ホワイト・ハウスにマリリン・モンローを引き込んだジョン F. ケネディは,翌朝,腰にタオルを巻き付けただけの格好で廊下までモンローを見送りに出てきたそうです。
勿論,大統領の寝室近くですから,そこにはセキュリティ関係者も,その他の何人かもいたそうです。
これは,ケネディの伝記を書いた人物の回顧録で読んだ話です。
ここにあるケネディにとっては,使用人は人間ではないのです。ただの動く物体とでも云ったところでしょうか。羞恥心の対象にすらならないのです。時代劇に出てくる殿様が,裸のままの姿を腰元達の眼前に晒して,湯上がりの身体を拭かせるのと大差ないのでしょう。
ノブレス・オブリジュ(Noblesse oblige)という言葉があります。「高い身分の者には,それにふさわしい振る舞いが求められる。」と訳されていますが,そこには羞恥心も求められるはずです。つまり,羞恥心のない者は,ノブレスでも何でもないのです。
ケネディ家の出自は成り上がり者だったのです。先代(ジョゼフ)が大儲けして地位を買ったと読んだことがあります。そういう手合いは,えてして地位も金で買いたがるもので,JFKの父親は,晩年何処かの大使の地位を金で手に入れました。
ところで,ここで書きたいのは,「我が」 鳩山由紀夫のことです。
この男ほど恥を知らない人物はいないでしょう。なにしろ,オバマ大統領まで,「トラスト・ミー」といってペテンにかけたのですから。沖縄の基地問題なんて,全く目じゃない。最初からあり得ないことを約束したのです。
そして今回小沢一郎が離党せざるを得なくなったのに,自分は一見小沢一郎のシンパを装いながら,民主党から動こうともしない。これも「トラスト・ミー」ですか。
この男は,世間で言う「恥知らず」,鉄面皮なのです。
ブリジストン創業者の長女と云われる母親から数十億円貰っておきながら,しらっとした顔している。一方で民主党内で野田政権を窮地に堕とし込もうと画策している。
鳩山家も,明治時代まで遡れば維新のどさくさに紛れて大儲けしたらしい悪徳武士の端くれだったようです。それが先々代,よだれの鳩山一郎の時代に,地下足袋で大金持ちに成り上がったブリジストン創業者・石橋家に近づき,創業者の長女を由紀夫,邦夫兄弟の母親として迎えたわけです。これで鳩山家は労せずして金を手に入れ,引き換えに石橋家は,名誉を手に入れたつもりでしょう。
ですから,これもノブレスでも何でもないのです。ただ,恥を知らないところだけが,ケネディ家と同じになってしまったのです。
ノブレス・エフロンテ(Noblesse effronte,effronete=破廉恥)とでも云いましょうか。
救われない人ですね。