こんなに驚いたことはありません。これが日本の政治家,しかも小なりとは云え一政党の党首の国語力とは。
たまたま,本日午後5時頃のTBSテレビ,堀尾正明が司会するNスタを見ていたら,大変衝撃的な場面にぶつかりました。
番組が始まって直ぐに,社民党党首の福島瑞穂が沖縄に行く直前のインタビューがありました。その中で,福島瑞穂は「沖縄のクビ長さんたちと直接お話しするために…」と云っているのです。一瞬迷いました。はて,組長さんとは変だな」と。
テロップには首長とはっきり出ていたのです。そして,「首長」を「クビ長」と云ったのだな,と気が付きました。
これがメモでも読んでいるのではなく,全くの口から出た言葉であることに驚きました。
口から出たわけですから,福島瑞穂の頭の中では「首長」イコール「クビ長」なのでしょう。
ひどいものです。一般の中学生でも「クビ長」とは云わないでしょう。活字を見てもまさか「首長」を「クビ長」とは読まないでしょう。(もっとも福島瑞穂の出自を考えれば,むべなるかな,かも知れませんが。)
私の聴き間違えとは到底思えません。
他のチャンネルでも出てくるかも知れません。みなさん,耳を澄まして聴いてみて下さい。
「クビ長」では冒険ダン吉の世界ですね。
(冒険ダン吉:1933年から講談社の少年倶楽部に連載された島田啓三の冒険マンガ。戦前戦中を通じて絶大な人気がありましたが,戦後の民主主義に反するとか,差別用語があるとか指摘されて,現在では過去のマンガとしてほとんど葬り去られています。→Wikipediaを参照して下さい。私が冒険ダン吉を持ちだした意味も分かって頂けるでしょう。)
この「首長=くび長」テレビではアナウンサー・コメンテータが使う、日常茶飯用語に堕しています。
最初は驚きましたが、「くびちょう」と仮名入力しても、いまでは「首長」と変換されて出ます。
似て非なる例ですが、看護婦→看護婦長→婦長が、看護師→看護師長では、市長と混同するせいか、いまだに婦長が通用しています。
まったく変な風潮です。
ご健康を回復されたご様子,なによりです。
さて,「クビ長」の問題ですが,昨日罷免されたとは云え,大臣として内閣に所属していた人物がインタビューの場で遣うべき言葉でしょうか。私には,そう思えません。
百歩譲って,国会内の立ち話であるから,「市長」と「首長」を間違えないように,記者諸君に読み言葉として「クビ長」と伝えたかった,とも思えますが,それにしても汚い言葉です。テレビドラマの中で,好んで「刑事」を「デカ」と呼ぶのと同様で,少なくとも私の美学には到底受け入れられません。仰有るように,看護師も気に入りません。「看護婦」に込められた美と優しさが感じられないからです。
ともあれ,コメント有り難うございました。
天候不順の年になりそうです。ご自愛のほど,お祈り申し上げます。
さて、念のため「かいしゅん」を転換すると、やっぱり「回春・改悛・悔悛」と並んで、「買春」がでます。
「馬鹿・阿呆・間抜け・白痴」が大手を振る時代ですね。こういった汚い?言葉、少し前までは変換出来ませんでした。今は自らの資質と認めたのか、変換出来ることになっています。
早速ですが、次号で、「飲んで効かないヒアルロン酸」で米島さんの発言を紹介させて頂きます。よろしく!
目下免疫性向上のための治療と徐々ですが、歩く生活を始めています。