大事小事―米島勉日記

日常起きる小さな出来事は,ひょっとして大きな出来事の前兆かも知れません。小さな出来事に目を配ることが大切と思います。

「首長」を「クビ長」だって―驚くべき福島瑞穂の国語力

2010年05月25日 18時54分25秒 | Weblog

 こんなに驚いたことはありません。これが日本の政治家,しかも小なりとは云え一政党の党首の国語力とは。
 たまたま,本日午後5時頃のTBSテレビ,堀尾正明が司会するNスタを見ていたら,大変衝撃的な場面にぶつかりました。
 番組が始まって直ぐに,社民党党首の福島瑞穂が沖縄に行く直前のインタビューがありました。その中で,福島瑞穂は「沖縄のクビ長さんたちと直接お話しするために…」と云っているのです。一瞬迷いました。はて,組長さんとは変だな」と。
 テロップには首長とはっきり出ていたのです。そして,「首長」を「クビ長」と云ったのだな,と気が付きました。
 これがメモでも読んでいるのではなく,全くの口から出た言葉であることに驚きました。
 口から出たわけですから,福島瑞穂の頭の中では「首長」イコール「クビ長」なのでしょう。
 ひどいものです。一般の中学生でも「クビ長」とは云わないでしょう。活字を見てもまさか「首長」を「クビ長」とは読まないでしょう。(もっとも福島瑞穂の出自を考えれば,むべなるかな,かも知れませんが。)
 私の聴き間違えとは到底思えません。
 他のチャンネルでも出てくるかも知れません。みなさん,耳を澄まして聴いてみて下さい。
 「クビ長」では冒険ダン吉の世界ですね。

(冒険ダン吉:1933年から講談社の少年倶楽部に連載された島田啓三の冒険マンガ。戦前戦中を通じて絶大な人気がありましたが,戦後の民主主義に反するとか,差別用語があるとか指摘されて,現在では過去のマンガとしてほとんど葬り去られています。→Wikipediaを参照して下さい。私が冒険ダン吉を持ちだした意味も分かって頂けるでしょう。)



4 コメント

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「くび長」マスコミでは常識 (中村 忠之)
2010-05-27 17:21:11
 お元気ですか。
この「首長=くび長」テレビではアナウンサー・コメンテータが使う、日常茶飯用語に堕しています。
 最初は驚きましたが、「くびちょう」と仮名入力しても、いまでは「首長」と変換されて出ます。
 似て非なる例ですが、看護婦→看護婦長→婦長が、看護師→看護師長では、市長と混同するせいか、いまだに婦長が通用しています。
 まったく変な風潮です。
 
「クビ長」は汚い言葉 (米島 勉)
2010-05-29 19:42:11
中村忠之様,
ご健康を回復されたご様子,なによりです。
 さて,「クビ長」の問題ですが,昨日罷免されたとは云え,大臣として内閣に所属していた人物がインタビューの場で遣うべき言葉でしょうか。私には,そう思えません。
 百歩譲って,国会内の立ち話であるから,「市長」と「首長」を間違えないように,記者諸君に読み言葉として「クビ長」と伝えたかった,とも思えますが,それにしても汚い言葉です。テレビドラマの中で,好んで「刑事」を「デカ」と呼ぶのと同様で,少なくとも私の美学には到底受け入れられません。仰有るように,看護師も気に入りません。「看護婦」に込められた美と優しさが感じられないからです。
 ともあれ,コメント有り難うございました。
 天候不順の年になりそうです。ご自愛のほど,お祈り申し上げます。
ネットとマスコミはグル? (中村 忠之)
2010-05-30 10:24:13
 昨年は3回、今年もう1回、短い期間とは言え、計4回入院しています。今でもやっぱり「看護婦さん!」です。
 
 さて、念のため「かいしゅん」を転換すると、やっぱり「回春・改悛・悔悛」と並んで、「買春」がでます。

「馬鹿・阿呆・間抜け・白痴」が大手を振る時代ですね。こういった汚い?言葉、少し前までは変換出来ませんでした。今は自らの資質と認めたのか、変換出来ることになっています。

 早速ですが、次号で、「飲んで効かないヒアルロン酸」で米島さんの発言を紹介させて頂きます。よろしく!

 目下免疫性向上のための治療と徐々ですが、歩く生活を始めています。 
Unknown (照井)
2011-07-18 14:05:16
(クビ長じゃ)いかんのか?

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