
自転車探検部の名誉会長(天才おじさん)が
ご病気のお父様の世話のために西伊豆に帰っていて、
「おいでよ」と誘ってくれた。
しかし。
いざ出発、と家を出る寸前で、突然の電話。
なんと、名誉会長のお父様が亡くなられたという。
しかもお通夜は夕方6時から。
がんばったら間に合うかな?
私は喪服を背負って走り出した。
水を頭からかぶって炎天下をやりすごす。
今日は足が重い。ちょっと体力が心配だ。
しかもあろうことか箱根峠で張り切ってしまい、
思いのほか体力を消耗。ますますスピードが下がる。
汗だく。15kmに1本ポカリスエットを消費する。

修善寺から西伊豆へ抜ける峠で足がつる。
こりゃあ間に合わないかと覚悟を決めたが、
西海岸の国道136号線が思いのほかアップダウンがゆるくて助かった。
走行197km、なんとか5時45分に目的の松崎町に到着!
そして……
誰もいない夕暮れの港でこっそり着替え。
誰もいないと思ってたら、港の対岸のバーベキュー親子がこっちに向かって何か言って笑っている。
詳細を説明するわけに行かないので、笑顔で手を振る。半裸でね。

教会での通夜は、とても素敵だった。
民家を改装したような素朴な教会に白い花が楚々と飾られ、
小さな遺影がひとつ置かれていた。
壁板を隠すために張られていた白布から
「きふをしよう」という文字が透けて見えるのが微笑ましい。
天才おじさんはずっと泣いていた。
苦労の連続だった人生の終焉。
そして涙をもぐもぐとこらえながら父への思いを語るのを聞いていたら、
私も泣いた。
私、葬式で泣いたのは初めてでした。

夜7時。
夜通し帰ろうかと思っていたが、この町に泊まることに決めてひとり夕食。
「味正」という料理屋の、さしみ定食(2100円)。
地物中心の刺身はどれも絶品。しみました。
そしてただいま帰京し、そのまま会社へ。
帰りはしんどいので、三島駅から新幹線に乗りました。
さあ、今日からエルムンドで自転車探検部インドネシア編が放送です。
スタジオにいない天才おじさんの元気が出るように、張り切って放送しますよ!

富士をバックにコルナゴくんが誇らしげだなぁと思って写真見てましたら…
お亡くなりになられた天才オジサンのお父様も、ちょうど居られる時で淋しく亡くなられたのでなかった事がせめてもの慰めですね。
2月に逝った義母と重なり泣いてしまいました。
合掌
自転車探検部待ってました、楽しみです!
お寺の利益優先で考えられた匂いがして嫌いだったのですが、
教会のシンプルな、肩の力が抜けた葬儀を見て
感銘を受けました。
世の中知らないことだらけですねえ。。
自転車探検部見ました、オープニングから素敵ですね♪
海に向かって行く山陽さんに爆笑しながら、もう旅は終わってるのに頑張れー!とエール贈ってました(あほ)
うちの父方の実家であります。
西伊豆は自転車漕ぐにはいい道ですよね。
名誉会長さまのお父様に神のご加護がありますように。
それじゃ、きっとお知り合いでしょう。
会長のご尊父は、かつて松崎で
車工場をやっていたみたいだから。
ちなみにこの日の西伊豆ロングが辛すぎたから(暑くて…)
しばらくロングに乗りたくないわ~★
小さい町ですがいい街ですよね。
小さい頃は松崎に行くのが大好きでした。