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自転車ひとり旅★

自転車大好きなTVディレクター日記。

ツールドのと400。

2018年09月25日 20時42分07秒 | 自転車
すっかりご無沙汰しておりました!





9月あたまには
極秘ミッションで台湾へ



番組を6本ほど同時進行で進めているので
モーレツに忙しく
まともにトレーニングできなくて
9月は20日までに450kmしか走れなかった


特に中旬以降は 1週間の睡眠時間が合計4時間半
何でそんなに寝られなかったかというと…





ツールド能登に参加するためでした!




30年目を迎えた歴史あるイベントで
3日間で400km走るというロングライド
色々あって ゲストライダーとして参加させてもらうことになったのですが
その3日間を捻出するためには
睡眠時間を削るしかなかったわけです


北陸新幹線で金沢へ
レースじゃないのによだれ垂れまくりで
2時間爆睡





前日の宿泊は 主催者の成田さんち
ゲストライダーの五郎監督と
日本自転車界の「キング」こと三浦さんと相部屋
世界選手権10度出場 元日本代表監督
すげー怖い人かと思ってたら めちゃくちゃ面白くて
まるで親戚のおっちゃんと話しているみたい(笑)


楽しい会話は夜更けまで続き
また寝不足(笑)




いよいよ3日間のライドが始まる
初日は金沢から輪島までの120km





テントでくつろぐキング三浦さんと
元全日本王者の「レジェンド」大石さん






待ちきれず 来賓テントに1番乗りの五郎さん(笑)




参加者は950人
見たところ 割と普通のおじさんとおばさんだが
聞くとリピーターばかり
つまり3日で400kmのコースを何年も走っている
果たしてどうなるのか ワクワクする





スタートして割とすぐ 能登半島の絶景が始まった






ゲストの唐見実世子選手がいたので
ご一緒させてもらう
私より年上だが 現役トップライダー
このイベント後にはすぐオーストリアに向かい
世界選手権を走る


後ろにつかせてもらうと だいたい240Wほど
唐見選手は270Wぐらいで走っていると思われる
その深いフォームが「自転車とともに生きてきた」と語っていた


ハスって落車でもさせたら大変なので
早々に離れる(笑)





お次はゲストの森本師匠と五郎監督のトレイン
参加者と同じペースで走り おしゃべりしている


しかし エイドに着くと「戻りますよ!」のジェスチャー
どこへ戻って何をするのかと思ったら
1つ前のエイドまで15km 全力で戻るらしい


2人の後ろについて260W
ちょっとした坂で千切れたら
300Wで漕いでも追いつかず…
1つ前のエイドについた頃には 脚がスカスカだった

戻ったあとは ふたたび参加者の皆さんとおしゃべりライド
五郎さんと森本師匠のサービス精神に脱帽だ





ツールド能登のサポートライダーは
主催者の成田さんのチーム「スプートニク」のメンバーたちが務めている
実はロードレース男子部が出場した木島平に出場していて
「明るいチームだな〜」と思っていたが
話してみると 気持ちの良い連中ばかり


しかも全員がモーレツに速い!
男子部でいうと 伊織くんレベル以上という感じ





乗ってるバイクも1級品
デローザのトップモデル・プロトスなんて
乗ってる人を初めて見ました
そんな150万オーバーのバイクがゴロゴロ
すごいチームだ





ゲストライダーとサポートライダーのゼッケンには
キャッチフレーズと名前が書かれている
「実は優しいです」
「ストレッチ教えます」
「何でも聞いてください」
これは素晴らしいアイデアだと思う
実際 参加者の皆さんから「ストレッチ教えてください」と話しかけられていた


で 私のキャッチフレーズはというと…



「ちょ〜大物D」

みなさん 笑い流していただいて感謝です(笑)






とにかく素晴らしい景色の連続と





住人全員が出て来てくれたのかと思うほど
熱烈な応援





30年という時間をかけて
この地に根付いた文化となっている気がした











日焼け止めを忘れて





こんがり焼けた





海辺のおばあちゃん自転車が
トレインに参加して来たり





波の音を聞きながらの
能登牛ステーキ丼の豪華な昼食





五郎さんと 海辺でごはんを食べながら
いろんな話をした






能登町出身のパティシエが作ったという
イベント特製ジェラート
ラベンダーの香りがアイスにマッチするとは!
脱帽の美味しさでした






豪華ゲストと記念撮影






コースはほとんどが平坦基調なのですが
1日に1本 峠があって
希望者のみ ストラバを使ったタイムトライアルができる仕組みになっている

サイクルコンピュータで記録したGPSデータを
ストラバというサイト(無料)にアップすることで
自動的に決められた区間の順位が出る

もちろん私も「やったるぜ!」と意気込んで能登に乗り込んだのだが…





GPSが死んでるガーミンを持って来てしまった…



GPSデータがないと ストラバには参加できないので
手動でタイム計測して こっそりトップとの差を知るしか
できなくなってしまった…


1日目 3.5km 平均勾配5% 
    ボタン押し忘れのため記録なし
2日目 2.86km 平均勾配6%
    8分07秒 平均282W
3日目 4.78km 平均勾配6%(最大18%)
    16分04秒 平均275W

いずれもストラバ上の順位は6位ぐらい
トップの森本師匠とは だいたい20%ぐらいのタイム差
良くも悪くもないタイムでしたが
3日目が一番調子が良かったのが せめてもの救いか






森本師匠と五郎さんは
相変わらず全力で戻っては参加者と走る の繰り返し
私もならって 激坂おかわり


3日間で おかわり含めて470km走った







3日間 ずっと同じ参加者の方と走っていると
だんだんと顔なじみになり 声をかけ合うようになる
「またご一緒しましたね」
「今日の調子はどうですか」
「次のエイドまで一緒に行きましょう」

まるで ちょっとした合宿のようで
ゴールして 参加者の皆さんが帰っていく姿を見たら
寂しくなってしまった




とにかく たくさん勉強させていただきました
私はまだまだ 知らないことが多すぎる
参加させてくださった 主催者の皆様に感謝です







走り終えて 五郎さんとお疲れ様会





そして 金沢駅から新幹線に乗って
東京の編集室に直行したのでした…★

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お疲れ様でした。 (mac)
2018-09-26 00:42:02
ツール・ド・のと400お疲れ様でした。
今年は天気が良かったみたいですね。
自分が参加した2年前は2日半雨に降られました。
天気が良い日を走りたい、と思ってツール・ド・東北210kmを完走したら「のと」に戻ってくるぞ、と思いつつ、去年の「東北」は雨で210km→100kmに距離短縮・・・。
今年「東北」で210km完走しましたが、東北の人々の温かさに触れ、卒業できそうにありません。
他局(TBS)で申し訳ないですが取材を受けたので、関東ローカルで映るかもしれません。
http://www.tbs.co.jp/program/tour-de-tohokumagic/
http://www.tbs.co.jp/tv/20180930_BDB6.html
返信する
走ること、食べること (ichi)
2018-09-26 12:40:47
走っている時に太ももをみると
つわものの人たちも
この風景を見ているのかなって、
つながりにうれしくなって、
もうひと踏みがんばります。

体を動かして
おいしいものを頂いて、
そんな根源的な生き方に
生きている幸せ感じます。
返信する
ありがとうございました! (実行委員会)
2018-09-28 06:16:59
忙しいスケジュールの中、ご協力頂きまして、本当にありがとうございました。
今後のテーマは継続と、向上。
多くを見てこられた賢者のご意見をを、またお聞かせ願えればと思います!
返信する
Unknown (D☆)
2018-09-29 01:04:17
macさま。
お久しぶりです!
天気良くて最高でしたよ。
ツールド東北も素晴らしいイベントですよね。
私もまた参加して、かの地の変化を見続けていきたいです。

ichiさま。
強さも、生まれも、暮らす場所も目的も違う人同士でも、
同じゴール目指して走っていると、
強いつながりを感じられたりしますよね。
自転車のイベントって、そこが一番好きだったりします。

実行委員会さま。
実行委員のみなさんの情熱が私にもうつってしまい、
心が火照って困ってます(笑)。
この心、継続と向上に向かう皆さんとともにあります。ぜひまたご一緒させてください。
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絶景と (トラベラー)
2018-10-09 22:21:54
超大物ライダーの皆さん、そして沿道のあたたかい応援が素敵なツールド能登☆

よっ!超大物D☆さん!!
キャッチフレーズ楽しい(≧∇≦)b
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トラベラーさま。 (D☆)
2018-10-29 14:09:45
このキャッチフレーズ、誰も意味がわからなくて
「Dって何ですか?」とばかり聞かれました。
「ディレクターのDです」というと、
「ああ、イベントの!」と返ってくる。
めんどくさいので、そういうことにしました(笑)。
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