自転車ひとり旅★

自転車大好きなTVディレクター日記。

ツールド沖縄140km 前編

2019年11月11日 01時30分51秒 | チャリダー★



木曜日に沖縄入りをした



今季最終戦である上に
去年の負けを取り返したいと
男子部員たち とりわけシュガーからは
強い思いが匂い立つようだ





定番の相部屋
チームワークを良くしたいから
遠征の時ぐらいは一緒にいたい


私はADさんとも 場合によっては相部屋にする
一緒にいれば 何かを思いついた時にすぐ話せる
そうして共有する世界観が深まってゆく


もちろん 一緒にいない方が良い場合もあるが…





まったく離れた場所で暮らし
レースの時だけ集まるプロチームもあるけれど
やっぱりあれでは最高の意思疎通はできないと思う
特に代表クラスは 共同生活した方が良いのではないかしら?






コースの試走へ
強度を上げるつもりがまったく無かったのに
五郎監督が上げる上げる(笑)
去年のレース本番の記録を全部塗り替えるペースだ


ゴール手前の最後の難関 羽地の上りでは
こんどはシュガーがめちゃめちゃ上げやがった
2分だけついて行って 平均377W(6.6倍)
シュガーはたぶん3分450Wぐらい


シュガーは絶好調
伊織と文平は…微妙かな?





お昼は毎食 沖縄そば





気温26度は さすが沖縄
本番で暑さにやられなければ良いが…





去年も見かけて 寄ってみたいと思っている床屋
でも寄ってみる勇気がない(笑)






さて 今年の沖縄に向けては
個人的な目標があった


それは 去年レース中に救助した人と
一緒に走れるように強くなっておくことだった



お読みいただいた方は 覚えているかもしれない
去年の沖縄で レース中に側溝から「生えてる」手を見つけた
その人は 落車したあと側溝にはまって
身動きが取れなくなっており
かろうじて動かせる手で 助けを求めていた
全身から血がドバドバ流れていた

とりわけ顔面と左肘の損傷がはげしく
再び通常の生活に戻ることは難しいように思えた



病からの復活を期する際
最も大事なのは「気力」だと思う
だからその人に 無理やり目標を押し付けた
「来年の沖縄で 私と勝負してください」と
本当に勝負したいわけではなく
彼が元気になるための一助になりたかった

その人が速いことは 所属するチーム名で分かったので
私も相当頑張らなくては話にならない
つまり私も同時に 目標をもらったというわけだ



今回 沖縄入りする直前に
その人からご連絡をいただいた
「レース前日に会えたら会いましょう」と




そしてレース前日
会場入りした私は 男子部の撮影をちょっとだけ抜けて
約束の場所へと向かった


その人は 一目でわかった
一生懸命 背伸びをして
私の姿を探していたから






出会って一言目は
「こんなお顔をされていたんですね」だった(笑)
だって 救助した時は
顔面は血だらけで 顔なんて分からなかったから



嬉しくて 言葉が出なかった



たくさんお礼を言っていただき
困ってしまった
だって私はただ救急車を呼んだだけだから
分不相応な気がして モジモジしてしまった



普通に生活できていること
体力もだいぶ戻ったこと
でも 下り坂を走る恐怖が消えなくて
レースにはまだ出られないこと
いろんな話をしてくれた


驚いたことに なんと同い年でもあった



そして最後に こう言ってくれた
「Dさんに たくさん良いことが起こりますように」
私はこう答えた
「これ以上良いことなんて無いですよ」



気持ち的には 明日のレースなんてどうでも良くなっていた(笑)
やっぱり私は 勝負事に向いてない






素晴らしいゼッケンナンバー(笑)
良いことが次々と起こっております



夜10時に就寝



後編は明日★

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
11月11日 (mac)
2019-11-11 23:24:47
前編を拝読しただけで、良い話だなあ、と感動しました。
11月11日のブログの締めがゼッケンナンバー1111。
絶対良いことある予感ですw
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Unknown (koji)
2019-11-13 14:34:49
時々拝見させていただいています。
普段お忙しい中でのトレーニング、感服しながら見ています。
私はなかなかそこまで追い込めてないので、少しでも見習うことが出来ればと思ってます。
今回の結果も拝見しています。
またブログを楽しみにしています。
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