
講談師の神田山陽さんからもらったポチ袋
これで毎年 お年玉をあげている
和紙製の特製ポチ袋は
2つしかないので
あとで必ず 袋だけ返してもらう(笑)
この正月は 高校時代のことを考えていた
高校ラグビーで 母校が花園に出場したのがきっかけだ
高校時代 冬の体育といえばラグビーだった
3学年全クラスと教員チームによるトーナメント戦が行われ
私は足の速さだけでチームの一員に選ばれた
やることは 飛んでくるボールを落とさずキャッチし
蹴り返すか ひたすら走ること
ミスしても 誰も文句を言わず
必ずチームメイトが挽回してくれた
仲間の存在を有難いものだと初めて思ったし
人生で一番楽しいチームプレーだった
今のロードレース好きも
あのラグビーが原点だったかもしれない
伊織くんが何も言わずに 自分の前に入って風よけになってくれたり
先頭交代してうまく走れた後 文平くんとグータッチをしたり
シュガーにメンバーたちの状況を知らせたり
頼まなくても助けてくれるし
頼まれなくても助けようと思う
あの感覚の原点は ラグビーにあったのかもしれないと
思い出していたのだ
3年ほど前に ある偉い人にこんな相談をしたことがある
「番組でロードレースチームを作りたい。
勝っても負けても、チームのために戦術を駆使する姿を撮りたい」と
その人はこう答えた
「勝てばチームのための戦術と言えます
でも負けたらそれは戦術でも何でもありません」
この人は石頭だなあ と思った
こんなアホに相談したのが間違いだったと後悔した
だが いろんな人に話を聞くと
「勝つ人」はほぼ そう答え 「勝てない人」は私と同じ考えだった
勝ちたい人にとって 負け戦の戦術は無駄走りでしかない
チームプレーは その助け合った瞬間に価値があるのか
負ければ全てのプレーは価値を失うのか
しかし私は 高校3年の時に感じた
あのチーム感を追体験したくて
自転車競技に打ち込んでいるのかもしれない
ラグビーのことを考えていたら
余計なことも思い出してしまった
毎朝同じ電車で恋人と待ち合わせていたが
ほとんどその電車に乗らなかったこととか
あまりにロクな思い出がないので
身が引き締まる思いの正月でもありましたとさ★