
引っ越しを機に、自作の一枚板テーブルをリメイクに出して2ヶ月。
森のふくろうさんから「できたよ」の連絡を受けて、
仕事前の早朝出発で日光まで往復!
(もちろんクルマ)

ジャーン。
「長さを50センチ短く、高さは28センチ高く。
やわらかいのにシャープさを残してほしい。
足はネコ脚風味で」
そんなボンヤリしたオーダーをだしたのに、完璧以上に作り上げてくれました。
すばらしい。まるで板が喜んでいるようです。

同じく日光に住んでる鍛鉄作家のケンちゃんに鉄部品をたのんで、
テーブルの印象を引き締めてもらいました。
この鉄の「叩いたぞ!」という造形が美しい。
このパーツを見ながら酒が飲めそうです。

さらに。
むかし福島の山奥でたまたま見つけた製材所で譲ってもらった
トチの一枚板も、きれいに削ってもらいました。
長さ130センチと小さいためか、使うアテがなく製材所のすみっこに追いやられていたのを
捨て値で譲ってもらったやつです。
それをフクロウさんが削ったら…

それはそれは見事な木目が現れました。
「こう伸びたかった こう伸びざるを得なかった」
そんな枝葉が伸びゆくいきさつが、この木目には遺されているのですね。
このトチの木の心が刻まれた板は、仕事用机の天板にしようかな。

思い描いたものを、誰かに制作するようにたのんで、
予想以上のものが出来て来ることはめったにない。
でも今回は予想を上回るもののオンパレードで、
参ってしまうほど楽しかった。
気になる代金は、テーブル15万。
分かる方には分かると思いますが、破格の安さです。
都内のオーダー家具屋さんで頼んだら50万円でもできないでしょう。
一生大切に使わせていただきます。
帰りしな、勢い余って、つぎの家具も発注。
どんなものが出来るかは、また2ヶ月後のおたのしみ……★
