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自転車ひとり旅★

自転車大好きなTVディレクター日記。

テーブルができあがった話。

2014年12月17日 22時26分53秒 | うまいもの



引っ越しを機に、自作の一枚板テーブルをリメイクに出して2ヶ月。

森のふくろうさんから「できたよ」の連絡を受けて、
仕事前の早朝出発で日光まで往復!
(もちろんクルマ)





ジャーン。


「長さを50センチ短く、高さは28センチ高く。
 やわらかいのにシャープさを残してほしい。
 足はネコ脚風味で」
そんなボンヤリしたオーダーをだしたのに、完璧以上に作り上げてくれました。
すばらしい。まるで板が喜んでいるようです。






同じく日光に住んでる鍛鉄作家のケンちゃんに鉄部品をたのんで、
テーブルの印象を引き締めてもらいました。
この鉄の「叩いたぞ!」という造形が美しい。
このパーツを見ながら酒が飲めそうです。






さらに。
むかし福島の山奥でたまたま見つけた製材所で譲ってもらった
トチの一枚板も、きれいに削ってもらいました。



長さ130センチと小さいためか、使うアテがなく製材所のすみっこに追いやられていたのを
捨て値で譲ってもらったやつです。
それをフクロウさんが削ったら…





それはそれは見事な木目が現れました。

「こう伸びたかった こう伸びざるを得なかった」
そんな枝葉が伸びゆくいきさつが、この木目には遺されているのですね。

このトチの木の心が刻まれた板は、仕事用机の天板にしようかな。






思い描いたものを、誰かに制作するようにたのんで、
予想以上のものが出来て来ることはめったにない。
でも今回は予想を上回るもののオンパレードで、
参ってしまうほど楽しかった。

気になる代金は、テーブル15万。
分かる方には分かると思いますが、破格の安さです。
都内のオーダー家具屋さんで頼んだら50万円でもできないでしょう。
一生大切に使わせていただきます。



帰りしな、勢い余って、つぎの家具も発注。
どんなものが出来るかは、また2ヶ月後のおたのしみ……★