takerock Rock'nRoll Heaven(旧)

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インレイを作ろう その1

2009-04-09 21:51:32 | ベースリペア
桜舞い散る季節、皆様いかがお過ごしでしょうか。

いつになくキレイな出だしで始まっております。こんばんは、takerockです。
今年度からは心を入れ替えてお上品なブログとすることにいたしましたざます。

決してチ○コとかそんなお下劣な言葉は使いませんとも。




・・・のっけから躓きましたな。さすがオイラ。

さて、今日はちょっと趣向を変えてインレイなんぞに手を出してみましょうか。

インレイとは?

正式名称を『リン・インレイ』と呼び、宇宙戦艦の中に何故か乗せられてしまったり、
その艦内で何故かデビューしてしまうという運がいいんだか悪いんだかよく分から
ないアイドル。『私の彼はパイロット』でデビューするもその彼は別の女性と結婚
してしまうという悲劇を辿る事となる。

・・・ん?あ、それリン・ミンメイですかそうですか。

ワンパターンだと言われつつも華麗にスルーします。

要はギターやベースのヘッド部分にあるメーカー等を示すマークのことですわな。
今日はそのインレイを作ってみましょう。



インレイはこのプレートに取っ付けます。見ての通りサンダーバードのプレートです。
インレイを貼り付ける前に全体を400番の紙やすりで研いでおります。
そして貼り付けるインレイはこちら。



どこかで見たようなマークですが、気にせず進めていきましょう。
決してツッコんではなりません。

インレイもこのままでは貼れません。まずは周囲を切り取ります。



久々登場デザインナイフ。やっぱ細かい切り貼りをする時には必須です。
デザインナイフでインレイの周囲を丁寧に切り取ります。



コツは周囲をほんの少しだけ残すことですかな。
冒頭のグダグダで予想以上に長くなってしまったので以下次号!


ピックアップを改造しよう その2

2009-04-01 20:33:19 | ギター
あ、オレオレ。実はさっき事故起こしちゃってさ~
示談にする為に100万程いるんだわ。
申し訳ないんだけどこの記事みたらすぐに振り込んでくんない?



4月1日なので軽めの嘘をついてみました。

こんばんは、takerockです。
皆様の暖かい突っ込みお待ちしております。

さて、ピックアップ改造ですよ。Gibosn純正ピックアップをタップ化しようっつー
アレです。



ご覧の通りそれはもう立派な2芯。
では早速作業を始めましょう。

まず徐にピックアップの横に巻きつけられているテープを剥がします。
剥がしながら、
 『あ~れ~ お殿様、お戯れを~』とか、『うい奴じゃ、うい奴じゃ~』
とか言ってると楽しくなってよい感じです。
決して家族には聞こえないようにやりましょう。檻付きの病院に連れていかれます。

ちなみにこのテープは後で使うのでキレイに剥がすべし。

テープを剥がし終わると、2つの配線を繋いでいる部分があります。



この部分に配線をつなげちゃいましょう。



後はさっき剥がしたテープを再び巻き付けるだけです。
なんだか拍子抜けするくらい簡単です。2回に分けて書くほどの記事かという気すら
してきますが、そこはスルーしときましょう。



後はスイッチ等でこの線をグランドに落とせばタップ完了となります。
さぁ皆さんもバシバシとタップっちゃって下さい。

ピックアップを改造しよう その1

2009-03-24 21:50:15 | ギター
誰が山伏だ。

ん? どこからか電波を受信しちまっているようです。

こんばんは。takerockです。ついに頭までイッちまってるんでしょうか。

さて、今日は少し趣向を変えてピックアップの改造なんぞしちゃいましょう。
『2芯のピックアップをタップ化する』の巻~

『タップって何? ビートたけしが上手なやつ?』って方の為に簡単に説明すると、
スイッチ等でハムバッカータイプのピックアップを片方鳴らなくさせ、シングル
コイルのようなジャキジャキした音を出そうっつー改造です。

元々の設計が異なるので厳密に言えば同じ音にはならないんですがそこはそれ。
ギターの音作りの幅が広がるのは間違いありません。

そんで、ハムバッカータイプのピックアップには2芯4芯っつーのがありましてね。
タップ化できるのは4芯のものだけなんですわコレ。
そんじゃ2芯の場合はタップ化できないのかっつーとそんなこともない訳で。



ハムバッカーってのは大雑把に言うとシングルコイルピックアップを2つつなげて
出力を大きくしたものです。なので必ず2つのピックアップをつなげている部分が
あります。
その部分を隠しているのが2芯、外に出しているのが4芯って訳です。

ちなみにタップする時は2つのピックアップの接続部分をグランドに落とすことに
よって片方の音しか出なくなる、と。


今回はその改造をやらかしちゃいましょう。
この改造は松美庵さんが紹介されていたものです。色々実験されていてホント頭が下がります。

ってな訳で今回の生贄はコチラ。





Gibsonの純正ピックアップでございます。

さぁ無事にタップ化できるのでしょうか。以下次号!

テレキャスさんを改造しよう その2

2009-03-13 22:45:48 | ギターリペア
年度末なんて大嫌いだ~!! ←心からの叫び

こんばんは。takerockです。
忙しさのあまり心が荒んできております。
いっそのことハーレムを探す旅に出ようかしら。

さて、現実逃避はこのぐらいにして、テレキャスリペアの続きですよ。
皆さん覚えてますか?

まずはトーン回路の除去からです。



テレキャスの回路は一般的に以下のようになってます。



詳細な説明は省きますが、要はトーン回路とはコンデンサによって高域を通過させ、
その高域をグランドに落とすことによってコモった音にしている訳です。
グランドにどれだけ高域を落とすかはボリュームポットによって調節する、と。

シングルピックアップの場合だとこの部分のポットには250KΩのAカーブが使われ
ます。
つまりトーン全開の状態では250KΩの抵抗を通して高域がグランドに落ちていること
になります。
もっとも250kΩもあればほとんど高域はグランドに落ちないんですが、それでも
ほんの少しは高域が削れてます。
よってこの部分を除去することによって音抜けが良くなる、と。

除去方法は図中の『×』部分をブッた切ります。あぁなんて簡単。

ここで配線材も全てBeldenの8412に交換。

お次はジャック部分です。



年季入ってます(笑)。このジャック、もともと品質の良くないものが使われている
ようです。その証拠はコチラ。



ちょっと分かり辛いですが、プラグを突っ込んでもTip部分が密着しません。
SwitchCraft等のジャックだとこの部分がしっかりプラグに密着してくれます。

接地面積が大きいほど信号は流れやすくなるのでこの交換も音抜けを良くする為に
必須です。

今回の改造ではここまでです。
これで以前よりは遥かに音抜けが良くなりました。つーか明らかに出音のレベルが
大きくなりました。

このギターで次にやるとしたらピックアップの交換でしょうなぁ。

ってな訳で作業完了!!

テレキャスさんを改造しよう その1

2009-02-25 21:31:28 | ギターリペア
♪ボインはぁ~赤ちゃんが吸うためにあるんやでぇ~
  お父ちゃんのもんとちがうのんやでぇ~♪

こんばんは、月亭可朝takerockです。

半分ぐらいはお父ちゃんのもんでもいいと思います。

さて、忙しさのあまりかなりの放置プレイをしておりましたが皆様いかがお過ごし
でしょうか。こんだけ放置されりゃドMのおねーちゃんでも怒りだしそうな気がしたり
しなかったり。

実はまだ余裕ゼロ、むしろマ~イな状態なんですが皆様から忘れ去られない為にも
がんばって更新します。

今日のお相手はコチラ。



テレキャスさんです。横道坊主ファンの方が5弦のオープンGチューニングで使って
いるものです。



カッティングシートでステキな絵まで乗っかってるという。

このテレキャスの持ち主、とある縁があって、FenderJapan初期の大当たりテレキャス
を弾く機会があったそうなんですが、その時にあまりの音抜けの違いに驚いたと。

そりゃそうですよ。FenderJapanの初期なんて本家USAに負けないという職人魂から
採算度外視で良い木材を使っちゃってたりしてたんですから。

あまりの違いに愕然とした持ち主は、自分のテレキャスを少しでも抜ける音が出る
ようにしたいと。
とはいえ、普通にやったって逆立ちしてもかないません。

色々と相談した結果、以下の改造を施すことに。

○トーンの除去
takerockさんも昔やったことがありますが、トーン回路を除去することによって音が
明らかに抜けるようになります。ただしこれは『トーンなんて使わねぇぜ!』という
方に限られますが。

○配線材の交換
調べたところあまり良い配線が使われていなかったのでこれも結果が期待できます。

○ジャックの交換
ジャックもかなり汚れやサビが付いております。コイツも交換しましょう。

この改造でFenderJapanの初期テレキャス並みに抜けるギターにはできませんが、
少しでも近づくことはできるはずです。

では作業を開始しましょう。以下次号!

ぬぉぉぉ

2009-02-19 22:16:23 | 雑記
山のあけびは何見て割れた
 下の松茸見て割れた

こんばんは。takerockです。

あまりの忙しさに気が狂いそうです。

既に狂ってるとか思った奴、一歩前へ。

皆様大変申し訳ございませぬ。

今しばらくお待ち下さいませ。

ワウがおかしいぞ!?

2009-01-30 20:42:14 | エフェクター修理
う~ん忙しい・・・ 今週は毎日帰り着くのが0時まわってます。
まさに午前様。どうせならご主人様と呼ばれたい今日この頃。

こんばんは、takerockです。ぢっと手を見る。

さて、前回に引き続き自分のエフェクターをリペアします。
なんでかっつーと自分のエフェクター群を全て再チェックしているからです。
その理由はおいおい書きましょう。

今回はコイツ。



ワウです。GCB-95です。

大昔にトゥルーバイパス等の改造を行ったヤツでごぜーますよ。
(→恥ずかしい過去その1 その2

ワウは使う時に一旦”グッ”と踏み込んでONにするんだが、最近何故か踏みこま
なくてもONになるように。
なので気持ちよくワウワウいわせてる時も勝手にOFFになっちゃったりして非常に
使い勝手が悪かった訳ですよ。

ひょっとしてフットスイッチの高さが変わっちゃったんじゃなかろうかなんて思い
ながらチェックしてみるとすぐに原因判明。



分かる人にはすぐに分かるという(笑)。



ペダル裏側の丸い部分にホントはゴムが付いてる訳ですよ。そのゴムがクッションと
なるおかげで勝手にON/OFFしないようになってるんですな。
それがあーた。

両方ともとれてやんの。

となると付いていたゴム足はどこに?

エフェクターケースの中を漁ります。あったありましたよ。エフェクターケースの
中とワウの中に(笑)。



後はコイツを瞬間接着剤で元の場所に貼り付けるだけ。

修理とも呼べないお粗末な作業でありました。

つーかもっと早く気付け、オイラ・・・il||li _| ̄|○ il||li

KORG 301dlを修理する その参

2009-01-26 19:49:14 | エフェクター修理
その昔、アラジンは家で見つけた古いランプを擦ったところ、中からランプの精が
現れて願いを叶えてくれたそうな。
そこの貴女、オイラのランプを擦ってみませんか?

こんばんは、takerockです。

皆様のドン引き具合が目に浮かぶようです。

さて、KORGディレイの修理です。
故障の原因はスイッチの不具合なのでしょうか?



端子間の導通をテスターで確認します。すると・・・

案の定、スイッチを踏んでも片側の端子には導通がありません。
やっぱりこのスイッチが原因だったようです。

さて、ではどうしましょうか。スイッチを交換するのが手っ取り早いんですが、
生憎DPDTのフットスイッチでモーメンタリー式なんぞ通販でしか入手できませぬ。

そんならってことでダメ元でスイッチを分解してみました。
スイッチを分解し、内部を掃除。そしてグリスアップして再度組み上げてみると・・・

復活!!

ちゃんと踏んでる間だけ片方の端子に導通がありますがな。
なんだ、こんな簡単なことで直っちゃうものならもっと早く修理しとけばよかった。





このディレイ、なんとつまみが8つもあります。
4つのつまみと真ん中のトグルスイッチによってこんな設定ができます。
・Delay Time:音の遅延時間
・Feedback:音の繰り返し回数
・Level:ディレイ音の音量
・Hi-Fi/Lo-Fi:ディレイ音の音質
・HiDamp:高域の減衰具合(つまみを上げると高域が削れる)
・LoDamp:低域の減衰具合(つまみを上げると低域が削れる)
・Pre-Delay:一発目のディレイ音の遅延時間
・Ducking:演奏中のディレイ音レベル

うん、どう考えても半分ぐらい使わない(笑)。
Pre-Delayとかどこで使えばいいんでしょうか。
面白いのはDucking。これを大きめにしておくと、ギターを弾いている間はディレイ音
が小さくなり、弾くのをやめるとディレイ音が大きくなるというもの。
ロングディレイとかでディレイ音の不協和音が気になる場合はいいかも。

無事に修理できたことですし、当分の間、ディレイはこっちを使ってみましょうかね。

KORG 301dlを修理する その弐

2009-01-21 20:36:29 | エフェクター修理
♪ハイリハイリフレハイリホ~♪
大きくなれよ~ ←股間に向かって

こんばんは、takerockです。特に言うことはありません。

さて、KORG 301dlの修理でげすよ。

前回の記事でアタリをつけたフットスイッチ周りを中心に調べることにしましょう。
まずは分解。



さすがに高機能なディレイだけあって、中の回路はさっぱり訳が分かりません。
つーかデジタル処理されたディレイの回路図を基盤から読み取るなんて無理(笑)。

回路部分の検証は置いといて、スイッチ部分のチェックに入ります。



このエフェクター、フットスイッチが2つあり、1つはON/OFF、もう1つはチャンネル
の切り替えスイッチとなります。
ON/OFFスイッチは通常のスイッチ、チャンネル切り替えスイッチはモーメンタリー
スイッチとなってます。
モーメンタリーとは踏んでいる間だけ接点がONになるスイッチのことです。

モーメンタリースイッチって何?おいしいの?って方はまやさんとこで詳しく解説
されてるのでそちらを参照されたし。←ヒドいふり方



チャンネル切り替えスイッチの基板側です。
踏んでいる間だけ、回路がつながり、それでチャンネル切り替えが行われる仕組み。
さて、このスイッチが原因なら解決は早いんですが結果やいかに?

KORG 301dlを修理する その壱

2009-01-19 19:53:01 | エフェクター修理
ヤッターマン実写版にてドロンジョ様役は深田恭子だということを聞いてがっかり
してたんですがね。
こないだ公開された写真を見ると予想以上に良いじゃありませんか。
つーか深キョン意外と巨乳。なんとなく嬉しい今日この頃。

こんばんは、takerockです。忙しいクセにこんなことはしっかりチェックしている
のは悲しい性というものです。

さて、久しぶりにエフェクターの話題でもお届けいたしましょう。
それはコイツ。



KORGの"301dl"というディレイです。何を隠そうオイラの持ち物です。
エフェクター自作にハマりこむ以前に使ってたものでしてね。2つの設定をスイッチ
で切り替えられ、色んな設定ができるスグレモノだった訳ですよ。
ディレイ音からハイを削ってアナログディレイのようにしたり、逆にローを削ったり
1発目のディレイ音のみ遅らせたり、弾いている間はディレイ音が出ないように
したり、とにかく色んな設定のできるニクいヤツだったんですがね。

ところが、ある時急にフットスイッチによる切り替えができなくなっちゃいまして。
修理に出そうにも既に廃番となって久しい機種だった為にメーカーのサポート窓口
でも修理は難しいと言われて諦めてた訳ですよ。そんで新しいディレイ買うなら
『いっそ自分で作ってしまえ!』という安価な思いつきでこの泥沼にハマり込み、
そして現在に至る、と。

つまりコイツが壊れていなければ今のtakerockさんはありえない訳です。
そう考えるとありがたやありがたや。

コイツは長いこと放置されていたんですがね。こないだ知り合いがディレイが欲しい
と言い出しまして。
『オイラの使ってるディレイでよけりゃ作ってあげるよ~』
という訳でただ今貸し出し中となっております。

その間ディレイなしでも問題ないんですが、エフェクター自作に頭のてっぺんから
つま先まで染まりきった今なら修理できるんじゃなかろうかと。
ってな訳でチャレンジしてみましょう。

作業に入る前になんとなく不具合箇所のアタリをつけます。
症状としては、
・チャンネル切り替えのフットスイッチを踏んでも切り替わらない
というものなのでフットスイッチ周りを疑ってみましょう。

さて、どうなることやら。