茶陶遊人の部屋

日々の日記と、お茶と地元の歴史等を発信していきます。最近はk-popにはまっている韓国好遊人です。

禅の修行から誕生した「茶筅通し」の意味とは?お点前で一番緊張します。

2024年03月19日 | Weblog

茶筅通し 茶筅通しは右手の動きと左手のタイミングを意識しましょう

茶道のお点前でよく質問されるのが「茶筅通し」についての事です。この動作にも禅宗の教えがあります。お茶を点てる茶筅をお湯を入れた茶碗の中で三回ほど回し茶筅を温めながら、穂先が折れてないかを確認致します。なぜ三回?これも禅宗の教えです。禅宗では「三諦(さんたい)三つの真理」とされる「空仮中(くうげちゅう)」という言葉があります。

一切は「空」である。一切は「仮有(けう)」である。一切は空でも仮有でもなく「中」である。この三諦を悟るために修行するのです。お点前の中で最も精神が集中する場面ですので、私もこの茶筅通しが一番緊張しおもてなしの心が沸いてきます。一つの精神修養にも通じます。

 

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