茶陶遊人の部屋

日々の日記と、お茶と地元の歴史等を発信していきます。最近はk-popにはまっている韓国好遊人です。

名品を自分の手にとり、目を養うことが茶道の醍醐味です。「茶の本」から学ぶ芸術鑑賞の楽しみ。

2024年06月10日 | Weblog

【茶室/北鎌倉 宝庵】小間・夢窓庵の茶席

私達「古典の会」は岡倉天心の「茶の本」を勉強中です。今、「芸術鑑賞」の章に入りました。茶道は総合芸術とも言われております。茶道では様々な道具を用います。お点前に使う道具だけでも少なくとも20種類はあるでしょうか。

陶芸=茶碗、茶器、水指、花器、手工芸=茶杓、棗、

造園=露地 掛け軸=絵画、書道、 建築=茶室 

空間芸術=道具の取り合わせ、 といった分野の芸術によって構成され成立しています。茶道が「総合文化」と呼ばれる所以です。一椀のお茶をいただきながら日本文化の結晶に直に触れることが出来、美を鑑賞する目を養う、これも茶道の醍醐味でしょう。茶道は美術・工芸の伝承、発展に貢献しております。一服の茶が日本の伝統工芸を励ます力になっています。「一椀のお茶が喉の渇きだけでなく、心の渇きも癒します。」

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