最近にない大きな話題を提供したTBS日曜劇場「VIVANT」の最終回を迎え、最高視聴率を上げ大きな話題を提供し終了しましたが、いまだに余韻をのこしております。特に終盤乃木(堺雅人)が残したセリフがとても印象深く謎を残しています。乃木は自分の父親でテロ組織「テント」のボス、ノゴーン・ベギ(役所広司)ら3人を銃で殺害したかに見えました。その後乃木の弟ノコル(二宮和也)に「墓はバルカに建てるがそれでいいのか?」と乃木に尋ねました。すると乃木は「皇天親無く惟徳を是輔く」=こうてんしんなくただとくをこれたくす」と謎の言葉?を告げた後「花を手向けるのはまだ先にするよ」と墓参りを辞退しました。エ なにこのことばは大変興味があり、後で調べてみましたら、中国の古典文学「書経」の中にある諺の一節でした。その意味とは「大いなる天は特別に誰とだけ親しくなるということはない。ただ徳を行う者を援助するだけである」 なるほどー「徳のアル者は足し自然と慕われる」ということか・・・と突然中国古典の文章がでてくるとは、私たち古典の会のメンバーも大変勉強になりました。