新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

「水清ければ魚棲まず」なのだが腐敗している政党には裏金脱税議員が跋扈する

2024年03月03日 11時55分54秒 | 自民党裏金事件

最近、深夜にかすかな地震を感じていたが、どうやら震源地は千葉県の沖合だったらしい。
 
頻発する東方沖地震の不気味…そして懸念される「能登と千葉の類似性」

立て続けの地震が不気味で仕方がない。1日、千葉県と埼玉県で震度4の地震が発生。震源となった千葉県東方沖で震度4の地震が観測されたのは29日に続き2日連続だ。2日未明には県南部で震度4の地震が起きた。
 気象庁の地震情報によれば、千葉県東方沖では、27日からきのう午後3時までに震度1以上の有感地震を16回観測。うち5回は震度3以上だった。
こうまで頻発していると、気になるのは巨大地震の可能性だ。千葉県東方沖ではマグニチュード7クラスの地震が1987年に発生している。立命館大環太平洋文明研究センター特任教授の高橋学氏(災害リスクマネジメント)はこう警鐘を鳴らす。
「千葉県沖で群発地震から本震が発生するケースが懸念されます。年初の能登地震も2016年の熊本地震も同じパターンでした。関東大震災も本震前に前兆のような地震が観測されたといわれています。今回の地震が本震の前触れである可能性に注意が必要です」
巨大地震が発生した場合、とりわけ千葉が心配なのは、能登半島との類似性だという。
「大ざっぱに言えば、千葉は北側の台地と南側の半島部分から成り立っており、能登半島と地理的な特性が似ています。能登地震の被害のように台地部分では地すべりが起きやすく、建物が傾いたり、埋まったりする恐れがあります。もともと海だった半島部分では倒壊の危険性が高い。直接的な被害に加え、能登地震のように被災現場に救助に入りづらく、孤立する可能性もあります」(高橋学氏)
 千葉は南房総地域だけでも、能登に比べて人口密度が4倍以上高い。
 巨大地震による人的被害は、さらに深刻になる恐れがある。首都圏は言わずもがなだ。

 
地震による大津波の被害を被ることは可能性としてはほとんどゼロの我が家なのだが、築45年以上の木造の家なので、能登半島並みの地震に見舞われればおそらくは家は崩壊し、かつ避難場所も近くにはないため、最悪の状態になるかもしれない。
 
そんなわけで今更ジタバタしても始まらないと腹をくくっている次第。
 
しかし国会ではそのような心配は全くない与野党議員がなぜか深夜までうごめいていたらしい。
 
脱脱疑惑に蓋で予算案採決へ 国会最終攻防、自民党の横暴と破廉
 

  
    
  
政権が推し進める「働き方改革」と逆行する展開である。1日の衆院予算委員会はスッタモンダの連続。駆け引きが深夜にまで及び、岸田自民は徹夜覚悟で新年度予算案の強行採決に固執し続けたのだ。
 予算案を巡っては、自民党の小野寺五典予算委員長がおとといの理事会で、翌日(1日)の委員会で集中審議と締めくくりの質疑を行ったあと、採決することを職権で決定した。
 これに、野党が猛反発。採決に至る予算委での審議は通常80時間だが、1日朝時点で11時間も不足していたことに加え、自民党派閥による裏金事件を受けた衆院政治倫理審査会と予算委を同時に開くことに抵抗した。業を煮やした立憲民主は1日午前、単独で小野寺の解任決議案を衆院に提出したのだ。
 一方、与党は予算案を2日までに衆院で通過させ、何が何でも年度内に自然成立させるべく動いた。解任決議案を審議する午後の衆院本会議では、立憲の山井議員が約3時間にわたる趣旨弁明を展開。予算案の採決を遅らせるためのフィリバスターに打って出たが、最終的に与党側が解任決議案を粛々と否決した。
 その後、夕方から予算委の集中審議が始まると、立憲が今度は政倫審の終了を機に鈴木財務相の不信任案を提出し、審議がストップ。本会議で与党が不信任案を再度、否決したのは午後11時過ぎ。結局、日をまたいでの新たな予算委審議は見送られ、きょう午前9時に開くことで与野党が合意。徹夜国会は避けられたが、岸田自民は改めて2日中の衆院通過を目指す方針だ。
事件幕引きと安いプライド
 予算案の早期の衆院通過について、岸田首相は「震災復興をはじめ、国民生活にとって大変重要な来年度予算が期日通りに成立しないことがあってはならない」と発言。予算委で与党側の筆頭理事を務める加藤前厚労相も「能登半島地震の被災地からは『政治とカネの問題も大事だが、復旧・復興につなげるため一日も早く予算案成立の見通しを示すべく、衆議院の通過を図ってほしい』という声が出ていた」と言っていた。
「被災地のために早く衆院通過させろ」と言わんばかりだが、とんでもない話だ。今回の強行採決には1ミリたりとも正義はない。岸田自民の狙いは、自らが抱える裏金、脱税問題の早期幕引きだ。
 憲法の衆院優越規定で、予算案は参院送付から30日で自然成立する。2日までに衆院を通過させ、今月中の成立を確実なものにしなければ、参院での審議は野党ペースとなり、裏金事件を徹底的に追及されかねない。実態解明でさらに右往左往し、年度内成立にも失敗すれば岸田の求心力はガタ落ち。お呼びじゃないのに岸田が政倫審に出席したのも、野党の要求通り安倍派幹部を表舞台に引っ張り出し、予算案採決に応じさせるためのパフォーマンスに過ぎない。こんな不純な動機で衆院通過を急いでいるわけだ。
 政治ジャーナリストの角谷浩一氏はこう言う。
自民党幹部は予算案が年度内に成立しないと震災復興が滞るかのような発言をしていますが、そんなことはほぼ確実に起こり得ません。既に能登の復旧・復興のため国会の議決を経ずに閣議だけで、23年度の一般会計と特別会計の予備費から被災地支援のために支出することが決まっています。予算案の年度内成立が実現できなければ、世間に自民党がヘマをこいたと受け止められてしまう。だから、きょう中の衆院通過にこだわる。岸田首相のプライドを守りたいだけです
 たった一夜で国賊与党の黒い正体がこれでもかと露呈した。完全な自己都合の国会軽視で、国民愚弄は明らかである。
森喜朗元首相を国会招致するしかない
 派閥ぐるみで裏金をつくり、課税対象の雑所得としか思えないのに知らん顔。肝心の実態解明もまるで進んでいない。国民が煩雑な確定申告に追われる中、脱税議員をおとがめなしにしていいはずがない。
 1日の政倫審には、安倍派の西村前経産相と松野前官房長官、高木前国対委員長、塩谷座長が出席。2022年4月に安倍元首相がキックバックの廃止を決めたのに、8月の協議で復活した経緯について、協議に参加していた西村は知らぬ存ぜぬ。塩谷も「還付を希望する声が多く、その要望に沿って還付が継続された」と曖昧だった。派閥の裏金については、4人とも「把握していなかった」と“我関せず”である。
 野党は裏金2728万円の萩生田前政調会長や、裏金3526万円の二階元幹事長ら巨額“脱税”議員の政倫審出席や参考人招致を求めているが、岸田自民は聞く耳ナシだ。
 安倍派のキックバック不記載が始まったのは、森元首相が派閥会長を務めていた十数年前から20年以上前だったとされる。政倫審で元幹部たちが「知らない」と口を揃えている以上、実態解明には、もはや森を国会招致するしか道はない。ところが、岸田は政倫審で「(党内調査で)森氏の具体的な関与を指摘する発言はなかった」と言い、“御大”をかばってみせた。法大名誉教授の五十嵐仁氏(政治学)はこう言う。
真相解明には、森元首相や二階元幹事長ら、裏金スキームを知り得る人物に話を聞くしかない。それも、ウソをつけば偽証罪に問われかねない証人喚問で追及すべきです。岸田自民は、全てを知っている可能性がある彼らが、本当に真相を語ってしまうことを恐れているのでしょう。どんな展開になるか予想がつかず、真相解明そっちのけで、サッサとこの問題を終わらせたいのだと思います
自民幹部は、大リーグの大谷翔平選手の結婚に触れ、「大谷のニュース一色だ」と、政倫審の話題が小さくなることにほくそ笑んでいるという。フザけた態度にますます、怒りが湧いてくる。
実態解明と裏金議員の処分を急げ
 ここへきて岸田は、政倫審で会計責任者だけでなく政治家の責任も問う「連座制」導入や、政治団体に対する外部監査の導入、収支報告書のデジタル化に言及し始めた。こうした制度改革に触れなければならないほど、エラソーに掲げてきた「政治刷新」の“やってる感”が国民に見透かされ、追い込まれていることを物語る。
連座制や外部監査、デジタル化は、いずれも重要なポイントです。与野党で結束してどんどん進めればいいでしょう。ただ、同時に裏金事件の実態をキチンと解明して、責任の所在をハッキリさせなければ、もはや国民は納得しません。岸田首相は政倫審で『関係者の処分を党として判断する』と言いました。ならば、組織的な裏金づくりがいつから、誰の発案で始まり、何に使われてきたのか。その実態を明らかにした上で、処分すべき人物にケジメをつけさせる必要がある。でなければ、国民の信頼は回復しない。小手先の政治刷新など欺瞞でしかありません」(五十嵐仁氏=前出)
 脱税集団に国の予算を預かる資格ナシ。ましてや能登の被災者を“人質”に取り裏金追及の幕引きを図り、予算案の強行通過など、あり得ない。世紀の破廉恥政党をのさばらせていてはダメだ。

 

 

まあ日刊ゲンダイらしい、忙しくテレビのニュースも満足にみられないサラリーマンたち向けの記事なのだが、こんな指摘があったことを付記しておく。
 
ところで、この日刊ゲンダイの記事の「見出し」に、奇妙な間違いがある。
 紙面では「脱税集団」だが、デジタル版の見出しでは「脱脱集団」になっている。
 どのような方法で日本語入力をしたら、「脱税」(だつぜい)を「脱脱」(だつだつ)と間違えるのだろうか?
 「脱」と「税」では、漢字の旁(つくり)は同じだが、読み方は全く異なる。

 「かな漢字変換」以外の方法で、日本語入力をおこなっているようだ。 
 「脱税」を「だつぜい」と未だ読めない、日本語を勉強中の外国人が、日刊ゲンダイ・デジタル版の入力作業をしているのだろうか?


 
さて、毎度おなじみなのだが与野党の国会対策委員連中は、落としどころをつけていた。
 
裏金事件めぐり新たな申し出議員の政倫審開催へ 自民・立憲の国対委員長会談で合意
  


 
 
少なくとも検察が立件できなかった裏金脱税連中に対しては、国民は国税庁に期待するしかない。 
 
国税庁に言いたい 巨悪放置はドラマの中だけと思っていた
 





 
多くの国民が怒っているというのに、こんなことを平然と言っている輩がいる限りは、日本の再興は難しいのかもしれない。
 
竹中平蔵「政治家の5年1000万円不記載で過剰にガタガタすべきでない」全員が潔癖だと、社会はなかなか成り立たたない」   
 
  
  
確かに、「水清ければ魚棲まず」というが、残念ながら「腐った自民党に裏金脱税議員」が跋扈しているということが今の日本の最大の問題なのだろう、とオジサンは思う。 
 

 

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