新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
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司令塔機能が麻痺した菅義偉に日本人の命を預けられるのか

2021年05月12日 12時00分27秒 | 菅義偉

救急搬送先の病院で拒否され挙句の果ては自宅に戻されて亡くなったコロナ感染者の死亡が報道されている大阪。
 
重症者数の病床の使用率が100%を超えれば、時間の経過とともに死亡者数は当然ながら増えてくる。
 
いまさら「アイツが悪い」と責任問題を論じている暇があれば、救える命の対応を最優先にすべきであろう。
 
国内の死者数を海外と比較して過小評価する似非専門家や盗癖の内閣官房参与らがいるのだが、比較問題で済むことではないことぐらいの想像力を持ってほしいものである。
 
やはり現実に身近な地域で連日死者数が発表されると穏やかではない。
 
大阪 55人死亡確認にネット恐怖の声殺到『マジでヤバい』「完全に医療崩壊
 
毎日発表される感染者数や死亡者数は当日ではなく数日前の実態であり、タイムラグがあることは仕方がない。
 
ネット民の傍観者的な声よりも、医療の現場の生々しい声をもっと広く知らしめることのほうが効果がある。
 
『当たり前の医療ができない』『仲間を守れるのか』大阪・看護師たちの悲鳴

新型コロナウイルスの感染者が爆発的に増え続ける大阪府。累計死亡者が1700人を超え、今なお入院もできず、自宅やホテルでもがき苦しむ重症者が数多く存在する。5月上旬の7日間の大阪府の死者数は人口100万人あたり22.6人。インドの同16.5人を上回っている。その最前線に立つ看護師たちの本音とは――。
 大阪府内の病院の救急科で日夜、重症者対応に追われる看護師・Aさんが現状を吐露する。
「私たちが限界と言ったらいけない……そんな思いでなんとか踏ん張っていますが、正直言ってしんどいですよ。できることならもう辞めたい。疲れた……。通常の3倍、4倍の業務量なので、日勤も遅くまで残業したり、16時間にも及ぶ夜勤は普通、仮眠を2時間ほど取れるのですが、それも取れていません。17時に入って、入院対応や急変対応しているうちに気がつけば午前0時になっているとか、酷い日は午前3時、4時になっているなんてこともざらです。一度も休憩せず、飲み食いもせず、忙しすぎてトイレに行くのさえ忘れることも。もう滅茶苦茶な状況です」
 大阪市内の民間病院で働く看護師・Bさんもこう語る。
「毎日、毎日、不安の中で働いていて、感情のコントロールができなくなってしまっている。定時にはもちろん帰れません。時間外勤務が増え、基本的には朝8時45分から夕方5時半までの勤務ですが、5月に入り重症者が増えてからは8時半とか9時になることも。師長も、深夜24時くらいまで残って対応しています。コロナの重症患者の方に加えて、一般の重症患者も見ているので、そうした患者さんの退院調整やマネジメントもある。師長にはそこに職員の感情面のフォローも重なって相当な負荷がかかっています。とにかくマンパワーが足りません。加えて、4月は新人が入ってきている。新人教育をしながら、慣れないコロナ患者さんも診なければいけないんです」
 こう激務の状況を打ち明けるのだ。
「実際のところ、みんな、いつ辞めよう、いつ辞めようと思いながら、自分が辞めると益々周りが大変になるから言い出せなくて、辞められずにズルズル来ているような状況です」
 もちろん自身や家族への不安もある。
「自分たちも伝染るんじゃないかという不安感はあります。特に第4波以降は急変する患者さんが増えており、今まで以上の緊張感を強いられる。これまで1年以上頑張ってきましたが、終わりが見えないどころかさらに追い打ちをかけられている状況です。急変の割合が第3波の比じゃないのに加えて、感染力がすごく高い。ちょっとした間違いで自分も感染するんじゃないかという不安は常に消えません。若手もベテランも何とか気を張っていますが、ちょっとしたことで泣いてしまう看護師も多い。患者さんの命ももちろん大切ですが、一緒に働いている仲間をどうしたら守れるのか、悩みながら日々を過ごしています」
 過酷な環境の看護師たちをさらに悩ませているのが、「看取り」だ。
「家庭内感染が増加していて、家族も陽性や濃厚接触者という場合が多く、家族に会えないまま亡くなられていった患者さんが数多くいます。人生の最期に、私達だけが見送る状況です。ご家族の気持ちを思うと、『本当にこれでよかったんだろうか』と。ご家族が陽性や濃厚接触者でなければ、うちの病院では感染対策をきちっと取ってもらった上で、本当に数分ですが、最期のお別れをしてもらえるよう努力しています。『会わなかったら絶対後悔する』という気持ちが私達の中にあるので」
 先日、コロナで亡くなった患者の遺品を片付けていると、ハーモニカを見つけたという。
「ああ、この人、ハーモニカを吹く人だったんだって。患者さんのことを何も知らず、何の関わりもできないままだった。この人のことを『人』としてちゃんと診れていないと愕然としました。コロナの場合、こちらもフル装備で、マスクをして、ゴーグルをして、表情も見えません。看護師として当たり前のケアもできないのは本当につらい」
大阪府堺市にある総合病院の看護師・Cさんも、「看取り」についてこう語る。
「第4波では家庭内感染が増えていて、家族が濃厚接触者だったりすると、病院まで来てもらうこともできない。本来、お亡くなりになられたら看護師の方で体をきれいにさせてもらい、身支度をしてご家族にも面会をしてもらうんですが、今は極力、亡くなった後も曝露のリスクがあるのでご家族は体には触れないよう徹底しています。納体袋に患者さんを入れ、棺に入れるところまで看護師がするんです。ストレッチャーと棺をお預かりして看護師がベッドから移し替える。霊安室に移動してからご家族に対面してもらうんですが、お顔を見ることも、触れることもできない。いままでの看取りとまったく状況が違います」
 Cさんも、やはり第4波の危険性を肌身で感じているという。
「第3波までは入院患者は高齢者が中心でしたが、今は若くなっている。40〜50代が中心になっています。30代が複数いた時もありますし、30代の重症化もあります」
 振り返ると、大阪が緊急事態宣言を前倒しで解除した2月末が悔まれるとCさんは言う。
 「感染者が減って、病棟全体で陽性の患者さんがはじめて0になったことが3月頭にあったんです。でも、それも2週間くらいで、あっという間に増えだした。専門家の方々が指摘されていますが、解除を前倒しした後、他の地域に比べて感染が急拡大したのは否めません。本当ならPCRの検査数をもっと拡大するべきだったと思います。例えば高齢者施設では、多くのクラスターがスタッフから持ち込まれています。結果論ですが、スタッフのPCR検査が徹底されていれば多くのクラスターは防げたんじゃないかと思います。吉村(洋文)府知事はイソジンとか、ワクチン開発とか、たいそうなことをぶち上げる前に、もっと地道にできたことがあったんじゃないかなって思います」
 看護師の日常生活にも深刻な影響が出ている。
「本当に職場への往復と日用品の買い物くらいで、電車に乗るのもはばかられるような状態が続いています。外出は、もう1年くらい控えています。つらいです。この4月からはさらに厳しくなって、同居者以外とは一切会わないで下さいと病院からは言われています」
今、前出のBさんが強く訴えたいのは、変異株が中心となった「第4波の危険性」と、それと乖離した人々の行動だ。
「私達も驚くのですが、10代の子でも感染している状況です。小・中学生でも感染し、症状が出ている。それなのに、『慣れ』が人の流動を止めない。大阪の人口100万人あたりの死者数はインドより多いと報道されています。重症化の速度は速く、発熱外来を予約して自分で歩いて来た方が、病院に到着した頃には低酸素ですぐにでも挿管が必要な状況になってしまっている。ものすごく怖い」
Bさんは、時々、コロナで亡くなった方の遺族から優しく「どこも断られていると聞くのに、自分の家族は受け入れてもらえただけで感謝しています」と声をかけられるという。
「ご遺族にそんなことまで言わせてしまって、益々やりきれない。本来当たり前のはずの医療がもうできてないので、完全に医療崩壊だと思います」
 Aさん、Bさん、Cさん。3人に共通するのは、「医療現場の危機感を、少しでも多くの人に共有してほしくて取材に協力した」という思いだった。


ところで、英国で確認された変異株(VOC-202012/01)、や今後国内でも猛威を振るいそうなインド株は、日本での「マスク会食」程度では防げないほどの強力な感染力をもっているらし。
 
インド変異株の発現は『アジア人の免疫から逃れるため』? 日本人6割で免疫低下か<新型コロナ> 」 
 

                     【東京新聞より】
 
もはやこうなると「24時間のSTAY HOME」は不可能なのでやはり「ワクチン」頼りになってしまう。
 
しかし肝心のワクチンもあらゆる変異株に効くとは限らず、むしろ短期間で対応されたワクチンなどは副反応のリスクが多くなることも予想さる。
 
すでに厚労省が発表したこんな事例がある。
 
ワクチン接種後19人死亡の衝撃 基礎疾患のない26歳女性も
高齢者を対象とした新型コロナウイルスワクチンの集団接種が、10日から本格的にスタートした。高齢者の多くがワクチン接種を希望し、予約の申し込みが殺到している。
 しかし、要注意なのは、やはり副反応はゼロではないことだ。最悪、死にいたる。4月30日に厚労省が公表した報告書によると、ワクチン接種後の死亡例は、この2カ月半で19件に上っているという。そのうち11例は、接種後3日以内に亡くなっている。女性10人、男性9人だった。
 驚くのは、これといった基礎疾患のない20代、30代、40代の若い人まで亡くなっていることだ。26歳の女性は4日後、脳出血で亡くなり、37歳の男性は3日後に心肺停止、46歳男性は翌日、大動脈解離で急死している。
 厚労省は、ワクチン接種と急死の因果関係について、<死因に関する情報が不足していることなどから評価できない>としているが、接種後、健康な若い人が突然、亡くなっていることを考えると、因果関係を100%否定することはできないのではないか。
「女性セブン」によると、26歳の女性は看護師だったという。リビングで食事を取っている時、体調が急変した可能性が高いという。
 ワクチン接種をする時、どこに気をつければいいのか。
 19人の死因は、心血管障害が8例、脳出血が6例だった。「アストラゼネカ」のワクチンは、接種後に血栓が生じるリスクが指摘されている。いま日本国内で使用されているのは「ファイザー」のワクチンだが、血栓が生じた可能性も捨てきれない。
 また、厚労省は、心臓や腎臓、肝臓などに疾患がある人をワクチン接種の「要注意者」としている。西武学園医学技術専門学校東京校校長の中原英臣氏(感染症学)が言う。
「ファイザーのワクチンは、mRNAワクチンという、これまで人類が接種したことのない新しいタイプのワクチンです。だから、どんなリスクがあるのか、まだ分からないのが実態です。因果関係は明らかになっていませんが、接種後に19人が死亡というのは、ちょっと多いように感じます。厚労省は、遺族の了承を取った上で解剖を行い、可能な限り因果関係の有無を解明するべきです」

 
ところで、五輪開催前に国内におけるワクチン接種を完了したかった菅義偉だったが、ワクチン大臣の河野太郎 がいくら頑張っても最終的には各自治体の丸投げとなってしまう。 
 
ついに昨年3月に安倍晋三が「「人類が感染症に打ち勝った証しとして、完全な形で開催を」目指すといった五輪開催が国内からはもとより、海外からも開催に対する批判の声が日増しに高まっていく中で、五輪担当相の丸川珠代はこんなことを言い始めていた。
 
丸川五輪相 五輪開催の意義は『絆を取り戻す』池江への辞退メッセージ『許されない』
 
さすがにこの発言には手厳しい批判があった。

そして、よせばいいのにまたもや出過ぎた無責任な発言を繰り返していた。
 
丸川珠代五輪相、ワクチン接種を競技団体に丸投げ…打ち手はそれぞれ「探して」   
 
この一連の発言に対して立憲民主党の蓮舫はこんなツイートを投げかけていた。

菅義偉を始め内閣の大臣クラスの発言が加速度的に壊れかけていることは、閣内の意思統一ができていないというよりは、菅義偉という司令塔が機能麻痺状態になっているということかもしれない、とオジサンは思う。
  

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