新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

自民党内の力学では、国民の生活は決して良くはならない

2023年12月11日 11時03分10秒 | 政治

時の経過とともに、次から次へと安部派からキックバックを受けていた議員名が明らかになっている。 
 

 


 
最近は昔よく例えられた「壊れたレコード」のように同じ答弁を繰り返す憔悴しきった松野博一官房長官に憐れみを感じてしまう。
 
日刊スポーツの自称「ひとり政治の中山知子がこんなコラムを書いていた。
 
松野官房長官と缶ビール…たたきあげの苦労人がかつてエッセーに記した庶民性と裏金疑惑の落差
 
師走の永田町は、自民党派閥パー券をめぐる「裏金疑惑」で、ピリピリしている。その大きな要因が、ただでさえ支持率低迷で追い込まれ気味の岸田文雄首相を支える松野博一官房長官が、所属する安倍派の政治資金パーティー売り上げの一部のキックバックを受け「裏金」としていた疑惑で窮地に立たされているためだ。詳細の説明を一切拒んでいることも状況をさらに悪化させている。
松野氏は毎日午前と午後の2回行う記者会見で、捜査中であることを理由に、裏金疑惑に関する質問に答えていない。8日には衆参両院で予算委員会集中審議が行われ、松野氏に質問が集中したが、「お金は受け取ったのか」「キックバックはあったのか」という蓮舫氏の直球質問にも「お答えを差し控えさせていただきます」などと、回答拒否を連発し続けた。
官房長官は政権の要で、スポークスマン。それなのにまともな説明すらできず、超防戦一方。「アルマジロ」といわれるゆえんだが、それでは政権がもたないとして「辞任不可避」が既定路線となってきている。
自民党派閥パー券問題の取材をしていると、少し前から「松野さんはかなり厳しいのではないか」の声が、少なからずあった。松野氏は安倍派中枢の「5人組」の1人。「5人組」は全員に裏金疑惑が指摘される(座長の塩谷立氏も)最悪の事態だが、中でも松野氏の動向は岸田首相の政権運営にもかかわるためだ。疑惑、特に「政治とカネ」の疑惑が出れば最も立場が厳しいのは想像に難くない。
岸田首相は「増税メガネ」と指摘されるが、松野氏も「眼鏡」で知られる。記者会見を日々見ているだけでも眼鏡が頻繁に変わっているのに気付く。眼鏡のおしゃれに気を配っているのは、知られた話だ。
また、松野氏は世襲の岸田首相とは異なり「たたきあげ」として知られる。松野氏のホームページなどによると、早大時代は映画会社への就職を目指し、卒業後は家庭用品大手の「ライオン」で広告制作に関わった。その後、政治を志し、松下政経塾、自民党千葉県連の公募を経て国会議員になった。1度落選して2度目の挑戦で政界入り、世襲議員が幅を利かせる自民党にあっては、「苦労人」の類に入る人物だ。
「地味だが安定性がある」「よくも悪くも、無駄なことは言わない」(いずれも自民党関係者)などの評判が多いようだが、岸田政権の中枢に加え、自民党最大派閥安倍派中枢「5人組」の一角にものし上がった。「人当たりはいいが結構野心家」と話す人もいる。経歴を見ているとなんとなくうなずける側面もある。
そんな松野氏について今、永田町で話題なのが、松野氏のホームページにある「エッセイ」だ。特に「政治家はどこで酒を飲むのか」というタイトルのもの。松野氏は「映画やテレビドラマの影響で、『政治家が飲むところ=料亭』というのがお決まりとなっている。しかし、実際のところ『料亭に行ったことがありますか』と問われれば『ある。でも、ほとんど無い』という答えになる」と記し、批判されることが多い「料亭政治」と自身の関係の薄さについて書いていた。
また「さて、今僕はどんなところで飲んでいるかというと、お気に入りの場所がある。仕事で多勢の方と会い、家に帰る。冷蔵庫から缶ビールを取り出す」「リビングを抜けて裏庭に出る(別に前庭がある訳ではない)。三方を隣家に囲まれていて、目の前に塀がある。狭い庭だ」と解説。庭に小さなテーブルといすが置いてあるとして「椅子に深く座ってビールのプルトップを引く。リビングから洩れてくる明かりの中で唯一開けている空を見る」などと「家飲み派」であることを告白し、「うちにあるビールはカロリーオフの発泡酒しかないけど」と締めくくっている。
政権中枢幹部となった最近の文章ではないにしても、「庶民派議員」であることをアピールしていたようにも受け取れる。それだけに、実力者となった今、取りざたされる裏金疑惑との乖離(かいり)がなおさら、クローズアップされる皮肉な事態を招いている。
官房長官が、自身の任期中に自分の問題で辞任するのは異常事態。前のケースも19年前で、官房長官が辞任に追い込まれるのはそれだけ重い。そのまま首相の政権運営にも影響するためだ。特に今回、政権と自民党要職に安倍派幹部を配置していた岸田首相にとっては、大誤算。後任の選び方にも相当慎重を期さなければならず難しいという見方があり、「松野ショック」ともいわれている。
例年の師走の永田町は、臨時国会が終わればすっかり「店じまい感」が漂う。今年は13日に国会会期は終わるが、「松野ショック」でそんな空気は皆無だ。【中山知子】(ニッカンスポーツ・コム/社会コラム「取材備忘録」)

「たたきあげの苦労人」も安倍派に入ってしまい徐々に金銭感覚が失せてしまったのかもしれない。
 
内閣支持率しか関心のない岸田文雄はすでに年末までに、「安倍派の政務三役、計15人を全員交代へ 鈴木総務相、宮下農水相も」という場当たり的な人気回復を画策しているようである。
 
さて、今回の隠し金疑惑騒動を、元大蔵官僚の髙橋 洋一が手前味噌的なこんな記事を書いていた。
 
『ポスト岸田』が『自民党キックバック大崩壊』で浮上…誰だ誰だ、裏を引くのは結局「霞が関」なのか
 

■「キックバック」の背景にあるもの
自民党政権を揺るがす事態が起きているーー。

12月13日、臨時国会閉会後、東京地検特捜部による政治資金規正法の捜査が本格化するとみられている。政局に与える影響は計り知れない。
当初、自民党5派閥のパーティー券問題について、自民党の5派閥の政治団体が政治資金パーティーの収入について2018~21年分の政治資金収支報告書に計約4000万円分を過少記載したとする告発状を受け、東京地検特捜部が各派閥の担当者から任意で事情を聴いているという程度だった。

しかし、12月になると、政治資金パーティー収入について議員へのキックバックが裏金化していた疑いがあるとして、東京地検特捜部が捜査を進めていると報じられている。

これまでの経緯は、先週12月4日付け本コラム「事実上の「キックバック」まで…自民党「政治資金パーティー問題」が勃発した「そもそもの理由」をご覧いただきたい。今回は、その政治的な背景について、考えたい。
この問題は、11月13日付け本コラム「岸田首相、打つ手なし…!財務省の「ハシゴ外し」で支持率回復どころか「党内分裂」へ」に遡ってみないと全体像が見えてこない。
岸田首相が「増税メガネ」と呼ばれて所得税減税を謳い出し、岸田首相に「自我」が芽生えたために、財務省がハシゴ外しを目論んだというストーリーについて触れている。なお、減税を言い出したのは、党内では安倍派であるので、岸田首相に「自我をつけた」のは安倍派と財務省には見えただろう。
岸田首相は宏池会のプリンスだった。宏池会は、池田勇人元首相が創始者で、その次に大平正芳元首相、鈴木善幸元首相、宮沢喜一元首相と迸出した名門派閥だ。池田氏、大平氏、宮沢氏は元大蔵官僚であり、宏池会と財務省の関係は深い。岸田首相も、宮沢家と姻戚関係にあり、二人の妹さんの旦那は大蔵官僚だ。
したがって、宏池会の系譜としての「血筋」はいい。
■大蔵官僚だった筆者が思っていたこと
「増税メガネ」と言われたからとはいえ、首相が減税を言い出したのは、国民経済から見ればもまっとうであるが、財務省ファミリーとしては考えられないことだ。
財務省ファミリーならば、国民は「短期的な快楽」のために減税を求めるが、それは浪費であり、今の厳しい財政状況を考えると将来のためにならない、と真顔で語る。
かつて財務省ファミリーの一員だった筆者も、大蔵省入省当初はそう思っていた。
内心本当かと思っていたが、今から30年ほど前に、当時の財政投融資批判など大蔵省への批判に対抗するために、どうしても国の財政状況を正確に言うために国のバランスシートを作らざるを得なくなった。
その当時、それができるのは筆者に限られていたので、バランスシートを作ったら、それまで大蔵省が主張していた借金が大きいから財政危機という話はウソで資産があるので危機ではないことがわかった。
17年前に退官するまでは、対外的には黙っていたが、小泉政権と第一安倍政権では、きちんとしたバランスシート分析では財政危機でないといい、それに基づく政策(埋蔵金の発掘・活用など)も政府内で実現してきた。
本コラムでも、2015年12月28日付け「「日本の借金1000兆円」はやっぱりウソでした~それどころか…」や2018年10月15日付け「IMFが公表した日本の財政「衝撃レポート」の中身を分析する それでも消費増税は必要ですか」をご覧いただきたい。  
 ■官僚機構の中にある力学
また、政治家の中にもこれまで財務省の言う財政危機を信用してきたが、そうでないと思い始める人も多くなった。例えば、故安倍晋三首相はその一人だ。
元財務次官の矢野康治氏が、月刊文藝春秋2021年11月号で書いた財政論については、故安倍元首相は、月刊WiLL2021年12月号において会計論などで強烈に批判している。また、かの安倍晋三回顧録の中でも、同旨の批判をしている。
ここで書かれているように、100兆円コロナ対策でもそのための増税がないのは、正しいバランスシート論に基づくものだ。
率直にいえば、岸田首相が、安倍派からの提言でもあった減税を言い出さなければ、まだ財務省は岸田首相のハシゴを外さずに、それなりの政権支持率も維持できただろう。
ここにきて、検察も岸田政権の落ち目を見て動き出したのが「パーティー券騒動」だ。それが、安倍派の狙い撃ちになっているので、自民党内力学から言えば、岸田派には余裕でもある。野党が弱いので、所詮自民党内力学で政治が動いているとみれば、岸田派、麻生派、茂木派も、実質的には余裕だ。
財務省としても、安倍・菅政権で煮え湯を飲まされ続けたので、検察の安倍派叩きは悪くない。
もちろん、こうした大掛かりの政局は、官僚機構だけで仕掛けられるものでない。財務省のバックには、麻生派がいる。
麻生派としては、財務省や検察が安倍派、二階派を叩くのは好都合だ。また、大宏池会構想があるので、岸田首相を下ろしても大宏池会の中、例えば麻生派から首相が出ればいい、と思っている。これが、官僚機構の背景にある「自民党内派閥力学」だ。
■マスコミの後押しで
これを政策論から見れば、財務省としても麻生派から、減税をしない首相が出ればいいだろう。時折、鈴木俊一財務相がポスト岸田で浮上するのは、財務省の野望でもあろう。鈴木財務相は、麻生派であるが、宏池会の鈴木善幸氏の息子であり、麻生太郎氏の義弟でもあるので、財務省としてはベストだろう。
自民党内派閥力学、財務省や検察の官僚機構の動きだけで十分だが、それを後押しするのが、反安倍のマスコミだ。安倍・菅の長期政権で、反アベのマスコミは出番がなかったが、ここにきてついに出番と意気込んでいる。
こうした動きの結果、岸田おろしになっても、大宏池会の中での政権回し、安倍派排除という形の政局に動くだろう。松野官房長官(安倍派)は既に交代が決定的で、その後任には加藤勝信(茂木派)、田村憲久(岸田派)らの名前が出ている。萩生田光一政調会長(安倍派)、西村康稔経産大臣(安倍派)の交代もありえる。
ただ、岸田政権は既にレームダック化しており、早ければ来年度政府予算を決定する年内、遅くとも来年度予算成立か来春の渡米までしかもたないだろう。
安倍派もこのまま排除されるだけなのか、激しい抵抗が水面下で行われるのではないか。


 
「自民党内派閥力学」がどのように作用しようが、国民から見れば所詮「コップの中の嵐」に過ぎない。 
 
三流週刊誌的な読み物としては時間つぶしにはもってこいの内容なのだが、元財務相の麻生太郎が岸田文雄と先日会談したことは、安倍派の一掃を狙っているようだが、「大宏池会の中での政権回し、安倍派排除という形の政局」になっても、待ち構えているのは国民にとっては「大増税」しかないということが最大の悲劇であろう、とオジサンは思う。

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