新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

岸田文雄内閣から誰もいなくなる日はいつなのか

2023年12月10日 11時51分02秒 | 自民党がなくなる日

今朝の在京各紙のトップ記事がこれだった。
 
松野・西村・萩生田・高木氏更迭へ 世耕氏も交代 安倍派5人衆一掃
   

 
  
 毎日2回の記者会見を開き内閣の広報を務める官房長官が、毎回自身のキックバック疑惑を追及されれば、もはや辞めるしかない。
  
 そうなれば必然的に岸田政権は安泰でいられるわけがない。
  
 生々しい政局がすでに水面下で動いている。
  
 「松野官房長官パー券辞任なら岸田政権は崩壊へ。そして蠢き出した「ゲル」石破茂元幹事長
 
目下、「岸田ばなれ」が着々と進んでいるといったところか。春には「岸田おろし」が始まりそうだ。有権者不在で「ポスト岸田」をめぐる争いに明け暮れる永田町の政治家たち。その内幕を明かす。
■旧統一教会関係者との面会疑惑
12月4日、岸田が'19年10月に自民党本部でニュート・ギングリッチ元米下院議長らと面談した際に、旧統一教会の友好団体「天宙平和連合(UPF)ジャパン」トップの梶栗正義氏も同席していたと朝日新聞が1面で報じた。
同日、寝グセが少し残る頭で記者のぶら下がり取材に応じた岸田は、
「ギングリッチ氏と会ったが、大勢の同行者にどなたがいたかは承知していない」
と繰り返すのみ。岸田本人はこれまで旧統一協会とは「知る限り関係はない」と述べている。
旧統一教会問題に詳しいジャーナリストの鈴木エイト氏が言う。
「UPFの梶栗氏の手法のひとつに、海外の要人に同行しながら、自分も近づいて政治家と親交を深めていくというやり方があります。'10年にも海外要人に同行する形で、故・安倍晋三元総理とも面談しています。梶栗氏は長年、有力議員の事務所を回っていますので、今回報じられた面談以前に岸田氏が梶栗氏と会っていても不思議ではありません。
もちろん、ただの同行者で、旧統一教会関係者と認識していなかった可能性もありますが、昨年の安倍元総理殺害事件以降、梶栗氏は大きく取り上げられているので、その存在を思い出さなかったことは疑問に思います」
■パー券問題で支持率大暴落へ
さらに自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金問題が一大疑獄事件になりそうな様相を呈してきた。
最大派閥の清和政策研究会(安倍派)などで、ノルマを超えて売ったパーティー券収入がキックバックされ、議員の裏金になっていた疑いがもたれている。安倍派や二階派では直近5年間で1億円以上が議員側に渡ったとされる。
「すでに東京地検特捜部は、派閥の担当者や議員秘書から任意で事情聴取を行っています。なかでも、安倍派の会計責任者は元NTT社員で政治の素人。誰にいくらキックバックしたかのリストを当局に提出していて、有力議員の名前ズラリと並んでいるとされます。
12月13日に臨時国会が終わった後に、特捜は派閥の事務総長経験者やキックバックを受けた議員の事情聴取を予定しています。松野博一官房長官、西村康稔経産相、高木毅国対委員長らは事務総長を経験しており、彼らも呼ばれることになるでしょう」(全国紙社会部記者)
官邸、内閣、党執行部の要が特捜の事情聴取を受けるとすれば、これは異常事態である。
「彼らはおそらく『自分は直接キックバックに関与していない』『(11月10日に亡くなった)細田(博之)会長がすべて差配していた』などと言い逃れるでしょう。
しかし、特捜にもメンツがあります。悪質な議員と派閥の事務方を起訴に持ち込むのは間違いありません。そうなると、とくに毎日2回行われる記者会見で追及を受ける松野さんは官房長官を辞任するしかない。官房長官が交代するようなことになれば、来年1月に始まる通常国会の審議は野党の追及で止まってしまうし、岸田政権の支持率も10%台にまで落ち込む」(自民党関係者)
■岸田の「妄想」シナリオ
自民党への信頼が失墜しかけている状況においても、岸田はしぶとい。いや、図太いというべきか。本人はむしろ、安倍派を政権から一掃できることを奇貨として、来年夏に解散総選挙に打って出るつもりだ。
岸田は11月22日夜、東麻布のうなぎ料理店『五代目 野田岩 別館』で地元広島の自民党県議連幹部らと会食した。その際に、
「不退転の決意で頑張る。春から夏になれば、勝負どころがやってくる」
と話したという。岸田派幹部がこの発言の意図を補足する。
「(2月頃から始まる)春闘で賃上げの方向性が明確になり、実際に賃上げの効果を実感できる6月に税金の『還元』を実施する。そうすれば家計の可処分所得が増えたと国民に実感してもらえる。そこが勝負どころということ。6月中下旬の会期末解散に向けて、政治日程を組んでいます
もちろん、このシナリオは岸田の「妄想」にすぎない。30%を割り込み、今後も裏金問題の捜査次第で低下していく内閣支持率。岸田では選挙を戦えない―そう思っている自民党議員が大多数である以上、岸田が解散権を行使できるわけがない。年内すでに2度も解散を阻止されている。3度目の正直がうまくいくはずがない。
「来年度の予算成立までは岸田総理に頑張ってもらい、4月頃の訪米を花道に辞職してもらうというのが、既定路線です。岸田おろしの動きが出てくるのは、予算成立後の3月下旬以降でしょう」(自民党中堅議員)
そのときに向けて、石破茂元幹事長が動き始めた。11月22日の講演会では、来年の総裁選への出馬について、「ないと言ったらうそになる」「首相になってこの国をどうするかというビジョンを持つことは国会議員のたしなみだ」と発言。
さらに12月2日には、弁護士の橋下徹氏とインターネット番組で対談し、派閥の裏金問題に関して、
「(法律に)違背することがあるのなら政治集団なんて解散すればいい」
と派閥政治への苦言を呈してみせた。
■石破本人はどう答えるか
石破自身は派閥に所属していない。かつては派閥を率いていたが人望がなく解散した。自民党ベテラン議員が言う。
「最近、石破に電話して石破待望論が出ているから頑張ってと声をかけたら、まんざらでもない感じだった。かつて絶対に総理になれないと言われた三木武夫だって、ロッキード事件で田中角栄が失墜して、『クリーン三木』で総理になれた。リクルート事件で竹下登内閣が総辞職した後は、派閥の領袖でもない宇野宗佑が総理になった。
今回のパー券問題で自民党に不信の目が向けられているときに、自浄作用を発揮させるのは石破しかいないだろう」
石破の戦略は講演や選挙応援などの地方行脚とメディア露出を増やして国民人気をより高め、「選挙の顔」として存在感を発揮することだ。真意を聞くべく、石破本人を直撃した。
―派閥のパー券問題は大きくなりそうか。
「そんなことはわからない。ただ、薗浦健太郎は(政治資金パーティーの収入を過少記載したことで)議員を辞めたんだ。それを派閥単位でやっていた。うっかりしていたのか、政治資金の不記載が誰の指示に基づくのかは全然わからないけどね」
―かつての政治不信のような状況になるのか。
「政治不信になっても、(自民党に)代わる政党がないから政権は代わらないんだよ。自民党の支持率は下がるだろうが、年が明けて、いよいよ参議院や衆議院選挙が近づいてくると、ガタガタするかもしれない。そんなときでないと、俺は(総理候補として名前が)出てこないよ」
―総理をやる準備はしているか。
「いざとなったときに、『さあ、やってみろ』と言われて期待外れで終わったらたまらんからね。それだけのことだよ。言われれば、選挙の応援はどこでも行っているよ」
■石破総理爆誕のカギは菅義偉
―全国から応援演説に呼ばれている。
「候補者の講演会に誰が来てほしいかを聞くと、(小泉)進次郎か私になる。他の名前が出てこないことは困る。だけど、これからは発言には気をつけます」
―石破総理への期待が高まっているが。
「豚もおだてりゃ木に登るみたいに煽られても、あんた方のその手に乗ってたまるか(笑)。ご心配なく」
石破の国民人気はそれなりに高い。だが、党内基盤が脆弱すぎる。総理の座へ上り詰めるためには、結局、菅義偉前総理と二階俊博元幹事長、この二人の実力者の後押しが必要だ。すでに二人は、「石破総理」の可能性について、膝詰めで話し合っているという。
「菅さんと二階さんは11月に2度、森山裕総務会長を交えて夜の会合を行っています。表向きは『岸田政権を支えていく方針を確認した』と言われていますが、もちろん、支えられなくなった後のことを話している。
その際に申し合わせたことは、夏過ぎまでは岸田政権を長持ちさせるということ。そうすれば任期満了で、党員・党友を含めたフルスペックの総裁選にすることができる。石破さんは党内基盤が脆弱ですが、党員・党友の地方票が入れば圧倒的に強い。菅・二階が石破で議員票をまとめれば、総理の座に押し上げられます。まだ具体的には動いていませんが、菅・二階が石破総理を思い描いていることは間違いありません」(前出・自民党中堅議員)
岸田政権が倒れる。そのときに備えて、菅は表舞台に積極的に姿を現し始めた。12月2日には渋谷区役所で行われた「ハチ公生誕100周年記念イベント」に出席。
「これは菅さんが秋田県出身だから出席したという単純な話ではありません。イベントの主催者は秋田犬保存会で、その会長は日本維新の会の遠藤敬国対委員長。つまり、菅さんは維新とのつながりを周囲に誇示してみせたわけです。もとより、菅さんは公明党=創価学会とのパイプも太い。今後、自公だけで政権を維持できないときに向けて、ますます菅さんの影響力が大きくなる」(全国紙政治部記者)
菅の持論である「ライドシェア」解禁に向けては、目をかけている小泉進次郎が世話人となり、自公、立憲民主、維新、国民民主が参加する超党派の勉強会が発足した。
石破が「選挙の顔」となり、菅が政策や人脈を下支えすれば、石破総理が誕生する。そして、菅はキングメーカーとなり、再び権力をほしいままにするのだ。
■「肝っ玉かあさん」の色気
そうした動きを牽制するために、永田町で「ポスト岸田」として急速に名前が広がっているのが、上川陽子外相である。世間的にはほぼ無名の彼女が、次期総理候補に名を連ねるのはなぜか。
「岸田総理は、もちろん一日でも長く政権を維持したいのは事実ですが、政権が立ち行かなくなったら、宏池会政権を維持させることが至上命題となります。その有力候補の一人が上川外相なのです。
宏池会のナンバー2は林芳正前外相ですが、選挙で勝てる顔かというと心もとない。そこで、麻生(太郎)副総裁が岸田総理に進言して将来の後継候補として、9月の内閣改造で上川氏を外相に登用した」(全国紙政治部デスク)
こうして政局の渦中に引っ張り出された上川だが、その評判は他派閥でも悪くない。むしろ、これまでの自民党色を払拭する逸材との評価もある。
「宏池会に所属していますが、派閥色はまったくありません。また、女を武器にするような政治家ではまったくないので、女性票も見込める。
'18年には、安倍政権で法相を務め、オウム真理教の麻原彰晃ら死刑囚13名の死刑執行を命じていることから、閣僚経験者の間で『肝っ玉かあさん』と呼ばれ、一目置かれています」(同前)
■麻生の石破嫌い
今回の外相への抜擢は「想像もしていなかった」と言うが、外相就任後、各地の国際会議に出席することで、さらに上を狙う野心が芽生えている。
「米ハーバード大学大学院出身で、国際会議や会談でも物怖じすることはありません。外交的な会話には通訳が入りますが、雑談なら英語でやり取りできる。外相という重責あるポジションを務め、次の総理に向けて色気が出てきた様子です」(外務省関係者)
日経新聞が11月27日に発表した世論調査では、「次の自民党総裁候補」の選択肢に上川が初めて入り、小渕優子や野田聖子と肩を並べた。一般の認知度もじわじわと広がりつつある。
「麻生の石破嫌いは徹底していて、石破が総理になるくらいなら、上川を支援する。茂木(敏充幹事長)も今回は火中の栗を拾いたくないだろう。麻生派、茂木派、岸田派の主流3派は上川を旗印にしてまとまるはずだ」(前出・自民党ベテラン議員)
派閥の裏金問題が疑獄事件に発展すれば、岸田政権と自民党の支持率は暴落。「脱派閥」をキーワードに大政局となる。
無派閥の石破茂か、史上初の女性宰相となる上川陽子か。それとも―。「ポスト岸田」をめぐる権力争いの火蓋が切られた。

 
最近の原作が漫画のテレビドラマより、リアル感満載のポスト岸田文雄争いが面白い。
 
こんなわかりやすい動画もある。
 

  
 自称反骨ジャーナリストの本澤二郎の見立てはかなり厳しいが核心を突いている。
  
  「本澤二郎の「日本の風景」(5010)
  
 
<清和会崩壊=安倍極右傀儡内閣総辞職か解散総選挙>
78年前のヒロシマ・ナガサキの教訓を放棄してフクシマの核爆発を招来させ、それでも廃炉どころか再稼働、さらに核原発大国へと突進する極右の安倍傀儡政権も、ついに天罰が落ちた。国民の政治不信は、特に政府自民党を牛耳ってきた安倍・清和会を根底から崩壊させている。
集金パーティー巻裏金疑惑は、氷山の一角である。安倍傀儡政権はもはや風前の灯といえる。官房長官の松野博一、自民政調会長の萩生田光一、経産相の西村康稔、自民参院幹事長の世耕弘成、同国対委員長の高木毅、清和会座長の塩谷立の6人衆は、疑惑どころではない。民意は真っ黒な面々だ。日本政治腐敗の象徴そのものである。
東京地検特捜部は、世論の支援を受けて久々に鋭い爪を、利権腐敗政治のシンボル・清和会の頭上に搔き立てている。内閣総辞職か解散総選挙しか残された道はない。具体化するはずの岸田改造内閣は、ずばり選挙管理内閣となろう。
繰り返し指摘してきたように、重い歴史を背負いながら生きてきた日本において、それを否定する極右片肺内閣が国民生活を安全・安定させることは不可能である。日本国憲法を冒とくしてやまない不条理な政府の存続は、民衆を不幸に貶めてきた。今の厳しい現状において、43兆円の「戦争ごっこ」は御法度である。アジア・世界を納得させることは出来ない。帆船・日本丸が最善である。
 <清和会の疑惑発覚関係者=党除名と議員辞職が不可欠>
世論は清和会関係者を容赦しない。血税などもごまかして利権あさりに徹してきた泥棒集団と認識されている。主権者の理解を得ることは不可能である。
自民党が国民政党を名乗るのであれば、松野や西村、萩生田らの悪党を即刻除名して、議員辞職させるしかない。国民の政治不信を、ここまで貶めた罪は重い。当たり前のケジメをつけさせることでないと、日本政治は再生できない。
岸田文雄は、党総裁として猛省し、世論を納得させたうえで、総辞職か選挙管理内閣として、国民に信を問うしかない。それ以外の姑息な手段は、政局を混乱させるだけで許されないだろう。真っ先に松野らの役職者を処分しなければなるまい。主権は国民にある。
<60兆円ODAキックバック利権捜査が肝心要>
駆け出しの政治記者のころの思い出を忘れることはない。安倍晋太郎のライバル・田中龍夫の金庫番だった中内節子と名刺交換した時の、彼女からの一撃だった。ちなみに中内に対しては、森喜朗でさえも一目置いていた。
「出身はどちら?」「木更津です」というやり取りの後、彼女は「どうしてやくざが国会議員になれるの!木更津の人たちは何を考えているのかしら」。二の句が継げなかった。以来からコメントを変えた。「ハマコーは富津の出身だ」と開き直った。派閥記者は痛く傷ついてしまった。いまやくざが跋扈する木更津の素性に愕然としている。多くの住民のすべては、悲しいかな公務員も首長も首をすくめて生きている。
もう一つの中内の解説も頷くほかなかった。「ODAはおいしいわよ。並みの秘書では無理だけれどね」。この一言を理解できる国民がいるだろうか?
週刊文春記者から出版社(ぴいぷる社)を立ち上げた恩田という社長が「塀の上を歩く面々」という題名の本を出版したいので、ぜひ書いてほしいと懇願された。この関連で中内に取材した時のことである。東京タイムズ政治部次長のころだ。よく書いたものだと自らを、現在でも誉めたい。社会部記者では書けない無理な本である。思うに、筆者は派閥記者として派閥の広報官を務められなかった。NHKの安倍担当を「恥を知れ」と叫ぶ。派閥記者で派閥記者になれなかった唯一の反骨ジャーナリストを自負する理由だ。
そこで安倍晋三の60兆円の海外バラマキ・ODAに言及したい。60兆円のODAに限らない。米国からの軍用機利権も大きい。いまも介護施設で奔走している元自民党ベテラン秘書は、リベートは3%が普通だと教えてくれた。
安倍昭恵の懐にどれだけ入っているのか、彼女が離婚しない理由だと誰もが考えている。捜査は簡単である。検察の本格的などぶさらいに期待したいし、やらねば国民は納得しない。貧者救済の奥の手ともなろう。

 
安倍晋三の銃殺からまだ1年半ほどながらその後始末をキチンとやらずに、悪しき「残滓」が一層されない限りはこの日本の政治の再生は困難であろう、とオジサンは思う。 
   
       
  

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 民主主義を維持していくコス... | トップ | 自民党内の力学では、国民の... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

自民党がなくなる日」カテゴリの最新記事