新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

国民不在の政権椅子取りゲームが始まった

2023年11月18日 12時15分36秒 | 政治

昨日の大雨と強風が過ぎ去った土曜日の朝は秋晴れであった。
 
しかし国内のニュースはどんよりとした重苦しい明るい話題が少ないのだが、いつものように週末のまとめとして「「在野のアナリスト」氏の記事の一部を紹介しておく。
 
 「11月3週の動き
 

岸田内閣は崩壊寸前
山田文科政務官の不倫、柿沢法務副大臣の公選法違反、神田財務副大臣の税金滞納、そして三宅防衛政務官のセクハラ疑惑。毎週懲りもせず、やらかしてくれる岸田内閣。そのうち柿沢氏を除く三人が文春砲です。三宅氏は身に覚えがない、としますが、セクハラは大体した方は憶えておらず、された方はずっと憶えています。しかもお酒の入った席なら尚更でしょう。しかも、当時被害者は相談をしていた、という。客観的な証言もある、となり、それが本人の「身に覚えがない」で覆せるか? 中々に厳しいところです。
今年、BIGMOTORに始まり、ジャニーズ事務所、宝塚など、メディアの報道に守られ、強固な組織を築いてきた組織の内情が如何に腐り、ぼろぼろだったかが次々と露呈しています。しかしその最後の、しかも強大な組織がまだ残っています。それが自民党です。メディアの報道に守られ、統一教会という強固な支持基盤があり、盲目的に投票してくれる層がある。その結果、ボロボロに腐り、政務三役クラスを身体検査したら、ぼろぼろと膿がでる。それは上に立つ小渕選対、甘利氏などをはじめ、疑惑から逃げ回った挙句に、説明責任すら果たさず、未だに党内で強固な力をもつ先輩議員もいる。その下の議員が緩むのもさもありなんです。
地方選で連敗つづき、との報道もありますが、岸田内閣の低支持率という点もありますが、統一教会の動きが鈍いことも影響するのでしょう。統一教会御用達のWillとHanadaですが、そこがイスラエル擁護論を打ったものの、イスラエル大使館に突っこんだ車は、右翼団体の男が運転していたという。右寄りを標榜していたこの安倍系雑誌が、右とは乖離してきた。中国ばかり敵視し、韓国はスルーという安倍氏が亡くなってからの、態度豹変も問題でしょう。結局、ここが右から見限られ、ただの統一教会系雑誌に成り下がり、自民応援団ですらなくなりました。それこそ高市経済安保担当大臣は常連ですが、勉強会を開いて13人の出席。現役閣僚が…という以上に、ミソッカスです。彼らの力が如何に弱まっているかが知れます。
岸田氏が思い出したように「改憲」を言い出したのも、統一教会を意識した動きでしょう。ただしそれだけでは統一教会は戻ってくれない。選挙で献身的活動をしていた統一教会が、今や動きにくくて仕方ない。しかも、それで選挙に勝っても、終わったら文春砲の嵐となるでしょう。「この議員は統一教会の力で勝った」などとやられたら、政治生命すら危うくなります。いくら他のメディアに守られても、文春の口は閉ざせない。まるで多くの組織が陥ったように、解体的出直しが必要となる局面もあるのかもしれません。
年内総退陣、という話もありますが、よほどのモノ好きでないとこの難局で引き受けたくないでしょうし、次の総裁とて低支持率になることが目に見えています。ナゼなら、これから増税議論がはじまるから。公務員の給与法改正も、首相や閣僚の賃上げ、と報じられる始末です。しかしこれまで、官僚を好待遇にして優秀な人材を集める、といっていたものが、もう通用しない中でのこれですから、国民の怒りも買う。森友・加計問題をはじめ、官僚の質の低下は如何ともしがたいレベルで、今さら高給にしたところで、それは変わらないでしょう。大切なことは職場環境、政治家に付き合わされて長時間労働、などが取り沙汰される。そこを改善せず、給料を上げればお金目当ての、ろくでもない人物らが集まるだけ、となります。
それは議員も同じ。神田財務副大臣など、安倍系の悪しき体質そのものです。質は低いけれど、とにかく有名になりたい、金を稼ぎたい、そんなろくでもない輩が多い。それが安倍派です。その安倍派に配慮があったから、判断が遅れた。ろくでもない議員ばかりで、せっかく入れた税理士の肩書をもつ議員だから、大切にしようとした。その判断の遅さも、岸田氏の勘の鈍さです。八方美人になろうとして、八方塞りとなってきた。岸田政権が陥っているのは、そういうことです。早めに退陣した方が、政治家的には好判断となりますが、恐らく岸田氏には決断できないでしょう。権力欲の強さが、悪手ばかりを打ってきたことにつながりますが、問題がどう推移するかを読み切れない、それが一番の岸田政権の断末魔です。
デフレ完全脱却したら、日本は終わり
岸田政権のめざす『デフレ完全脱却』。日本は潜在成長率が1%そこそこなので、もし2%台が定着したら、その時点でインフレに成長が負けて、景気が悪化するでしょう。定説はありませんが、潜在成長率よりやや下、にインフレはあるのがよく、それより高いケースでは、金融を引き締めてインフレを抑えないといけません。そうなると、そもそも日本は0%近傍でインフレ率が推移しないと、厳しいとなります。
つまり来年の賃上げを待って…などというのは、的外れなのです。岸田氏が政労使会議で「今年上回る賃上げ」を要請しましたが、7-9月期GDPが実質で、年率2.1%減となり、賃上げどころではありません。しかも、企業は設備投資も手控え始めている。工作機械受注など、設備投資の先行指標はずっとマイナス。一部には中国経済の減速で、輸出が滞っている面があるとしても、半導体工場などの設備投資が拡大する中、また自動車業界がEVシフト、研究開発や設備投資をすすめる中で、工作機械受注は景気が瓦解するような勢いで減っているのです。つまり、それ以外の産業は見る影もないほど、新規投資を減らしています。
今は古い、既存の設備で何とかなっていますが、これで新規の需要に対応しようと思ったら、本来は設備投資をするでしょう。それが今はない。これ以上、特需などが起きても日本は対応できない社会になっているのです。そしてそれは、国内で設備投資をしても人手が確保できない、といった事情もあるでしょう。つまり企業は、現状に対応するのが精いっぱいで、日本が成長するわけでもないし、成長したらついていけない。つまりデフレ脱却で、インフレになると日本はまったくついていけない状況が訪れるのです。
賃上げとて、人手不足を映しているだけで、恐らくそれで賃上げを達成したら、コスト上昇によるコストプッシュインフレが、さらに加速するだけでしょう。つまりインフレ率を上回って、賃上げが達成できることはなく、そこに輸入物価の高騰がのしかかる。日本がデフレ完全脱却なんてしたら、危険なことがよく分かるでしょう。大切なことは、日本は構造改革によって、まず少子化を改善するなど、成長する基盤をつくる。そして潜在成長率を上げて、インフレに耐えられる国づくりになる、ということなのです。それをすっ飛ばして、来年の賃上げに期待、とか言っているのは、政策担当者としては仕事を放棄しているのと同じで、自分たちが先にやるべきことがあるだろう、というレベルでダメなことをしていることになるのです。
宝塚歌劇団のイジメ、パワハラ、記者会見
ジャニーズ事務所より…という比較もありますが、どっこいどっこいの酷さを感じます。旧ジャニーズ事務所はNGリストがあった、などと話題になりましたが、宝塚は調査した第三者委員会に入っていた弁護士事務所とのつながりや、自殺した生徒が所属した宙組の上級生が、調査に応じていないなどもあります。しかしジャニーズ事務所とて、全タレントに調査したといっても、まともに答えていない可能性があり、調査の仕方が公表されていない以上、同じです。しかし組織の腐敗度はよく似ている、といえるでしょう。
北野武氏が「昔から話は聞いていた。そうしないと芸能界では生き残れないのか、と思っていた」と語っていますが、その認識がすべての害悪であり、且つ芸能界の腐敗の温床です。執行猶予刑が下された歌舞伎の市川猿之助氏も、元はパワハラ、セクハラの記事が出たこと。それを赦していたのも、座長や、歌舞伎世界の上意下達といったシステムが温床だった。物事を決定する力のある人が、倫理を失ったらすべてが崩壊する。それを覆い隠すため、メディアが組んで、そこにバラ色の未来という幻想を与えていた。これを我慢しないと、自分は売れないのだ、エンタメ界で活躍できないのだ、と。むしろ表がキラキラした世界だからこそ、裏のどろどろとした世界を見せたがらない。そういった構図にも思えます。
そしてこの問題は、学校教育の場でも同様でしょう。生徒への暴力、性加害といった問題が起きるのは、結局のところ第三者機関の監視がないことが問題なのです。だからすべての組織が、内内でトラブルを隠し、公表させないよう圧力をかけてしまう。学校も、教育委員会とは別の第三者機関の監視が必要ですし、芸能界も同様です。そして、その第三者機関にも隠ぺいに加担した場合、同罪になるという圧力も必要でしょう。例えば教員の性加害を隠すことに加担すれば、自分たちも性加害として訴えられる。芸能界のイジメ、パワハラなども同様、第三者機関への通報と、調査と、それに基づく権限を確保しないと、この問題は一度立ち消えになっても、いつまた再燃するか分からない。地獄のループとなってしまします。
よく宝塚の問題で、感覚がマヒしていた、などとの供述もありますが、嘘もたいがいにした方がいい。必ずどこかで立ち止まり、考えるときがあります。人を殴ったり、モノを投げつけたり、それをして「麻痺していた」で済むなら、ほとんどの傷害事件は「麻痺」で済んでしまいます。相手が人間である、という根本的な事実を、ずっと無視できる人なんていないのです。人間でなく、奴隷や下僕として扱うから、そんなひどいことをしても良心の呵責に苛まれない。それは人非人のあり様であって、イイワケできません。
イスラエルの稚拙な情報戦
ガザ最大のシファ病院に突入したイスラエル軍が、銃をみつけた、だのと映像を流していますが、どこかの一個師団にも満たない武器を隠していた、なんて何の意味があるのか? 指揮所がある、という話だったのでは? どこかの兵士を殺して、奪ったような装備を並べて、誰がイスラエルの虐殺を正当化できるのか? これで世界の世論が納得すると、本当に考えているのか? 最近のイスラエル軍がしていることは、恥の上塗り。罪を重ねて、さらに人の神経を逆なですることばかり。本当にダメの見本です。
恐らく、イスラエルにとって世論操作など眼中になく、やるべきことをやる。それはハマスの幹部、兵士を皆殺しにする、というためだけにやっているのでしょう。ネタニヤフ政権から、証拠を示せと言われて、渋々つくっているとしか感じません。大体、イスラエルは昔からそうで、米国の強い後ろ盾で、国際法を無視しても守られてきたから、この辺りの感覚が完全にズレているのでしょう。しかし今や、米国の若者でさえ反イスラエルを訴える。これは米国の政界ですら、無視できない動きとなっていくでしょう。
ただ、ユダヤ人はそれこそロビー活動、主に政治に食いこんでの活動などをしてきており、今はまだその影響がでていません。ただ、出ていないからこそ、バイデン政権は追いこまれている。古い関係に縛られ、若者がバイデン政権から離れている。でも少しずつ、国連でも拒否権を発動しなくなっており、イスラエルの首に縄をかけられる日は、そう遠くないでしょう。しかしそれまでの間、パレスチナ人は殺されます。
そもそも、もしイスラエルのやり方が赦されるなら、日本も北朝鮮に乗りこんでいって、無関係の民間人を殺しまわってもいい、となります。北朝鮮の男性は、ほとんどが軍に属すので、民間人という定義すら緩い。岸田氏が、国連でそう訴えてみれば大反対が起きるでしょう。それぐらいのことをイスラエルはしているのです。シオン賢者の議定書(プロトコル)、という本が出回り、それまでのユダヤ陰謀論が過熱し、ナチスによる大虐殺へと流れていきます。これでは、ふたたびユダヤ人嫌いが世界に蔓延するでしょう。ユダヤ人は自ら、自分の首を絞めているのと同じです。その稚拙さを赦してきた米国の問題もふくめ、この問題が解決したとき、誰も幸せではいられないのかもしれません。優秀さを謳われてきたユダヤ人、実はシェイクスピアが描いた、シャイロック並みの人でなしだったとしたら、滅びるべきなのでしょうね。
紅白歌合戦のジャニーズ排除と、当事者の会に属する男性の自殺
紅白から、旧ジャニーズ所属のグループの名が消えました。未だに補償が未定で、事務所としての対応が杜撰ですから、企画ものである紅白への出場は控える、と総合的に判断されたのでしょう。旧ジャニーズはドラマの主役、その主題歌と言った形で、販促を行ってきました。それと固定ファン層による売り上げで、CDなども一瞬は売上も伸びた。しかし昔から売上が長続きしない。すぐ消える、というのも定番です。今の配信中心となると、さらに曲の売上も伸びない。薄っぺらくて、何度も聞くに堪えないからです。
そんな中、当事者の会に属していた男性が、遺書をのこして自殺しました。ジャニオタによる誹謗中傷、といった報道もありますが、それを容認していた、抑止する動きをみせなかった旧ジャニーズ事務所の問題も大きい。これまでの、メディアへかけていた圧力と同じ動きを、本来は被害者であるべき相手に向けた。極めて悪質な行為をする、ジャニオタへの見る目も変えるでしょう。狭い世界で、常識と思ってやってきたことが通用しない。そういう社会との隔絶を感じずに、ここまで来てしまったのが不幸なのでしょう。
結局、こうしたことは昨今のホスト狂いとも通じます。推しを押し上げるために、借金をして、身体を売ってまで貢献する。ネットであっても相手を誹謗中傷などすれば、犯罪になると分かっても、それをしてしまう。そういう心理を利用してきたのが、旧ジャニーズです。そしてそれを、今では地下アイドルやホストまで利用する。タガが外れたところは問題視されますが、多かれ少なかれこれは商行為としてつづいてきた。
しかしもう通用しない。だから問題が次々と露呈します。早く気付かないと、ますます旧ジャニーズは追いこまれ、排除、淘汰されるでしょう。ただ、NHKがその代用に、日本よりブラックとも評される韓流アイドルに頼るのは、さらに愚策です。これまでも度々、問題が報じられてきたものの、日本での扱いは小さかった。だから紅白に出場できる、というなら、もう選考過程に問題がある、としか思えません。そういえば、日本の音楽賞レースは忖度、事務所の力、金、など散々に言われてきましたが、改まることなく今に至ります。この際、すべての膿をだすべきでしょう。また新たな犠牲を生む前に…それだけが唯一の弔いです。
クマを殺すな、という人
人間がクマの領域に入った、だの、武器を使って駆除をするなんて卑怯だ、だの、クマを殺すことにクレームを入れる人はトンデモ論を掲げる人が多いようです。そもそも人間は生物としては弱く、本来なら犬でさえ襲われれば死にます。だから道具をつかってきた。動物との距離を保ってきたのです。それがこの一年で狂ったわけではなく、過疎化、猟師の高齢化、などによって少しずつクマの方から人に近づいてきた。人間は恐ろしくないと学習し、また旨い食べ物にありつける、となって境界を越えてきたのです。これまでは互いの領域を守ってきた。それを崩したのは人間の開発ではなく、クマ側の事情ということです。
動物はかわいい、だから殺すな、という理屈には自分がそう、というだけで、れを他者に押しつけることは傲慢であり、他者への思いやりを欠いた行為でしょう。人間は動物を食べないと生きていけない、雑食性の動物です。牛や豚、鶏は殺してよくてクマはダメ、とはなりません。それこそ傲慢な論理です。むしろ野生動物との境をもう一度取り戻すために、人間は怖い存在であると覚えさせなければなりません。
はっきり言って、動物だって植物だって、生きているのです。人間がある種だけ優遇したら、それは自然のバランスを崩し、結果的にその動物も生き残れない。生き物を扱う、という行為に「可愛い」から、など何の理屈にも、理由にもならないのです。むしろこうした抗議により、大切な命を奪う行為を矮小化し、または卑下し、そういう感覚が根付くことの方が問題でしょう。動物と人が互いに住みやすいよう、例えばスギ山にしたことを改め、クヌギやナラといった広葉樹を殖やしていく、それでクマが山に定着してもらう、といった施策につなげることが大切です。そしてきちんと境をつくって互いに共生する、それがベストです。
動物愛護や、自然崇拝のような動きも同様ですが、何ごとも程度問題であって、行き過ぎれば誰も、何も幸せにはなりません。逆にいえば、生き物との付き合い方を知らない人が、そういう主張をするのでしょう。どの動物でもきちんと考え、行動するし、植物とて傷つけられたら化学物質をだして反応するのです。人間が生きる上で、そうした動物が犠牲になることはある程度仕方ない、そうした認識をもって、動物との関係をみていかないといけないのでしょう。

 
さて、アマチュアレスリング出身でプロレスラーとなり、新日本プロレス・全日本プロレスなどで活躍しよせばいいのに、当時の自由民主党幹事長の森喜朗にスカウトされ1995年に参議院議員に当選し政界入りしたのが馳浩。
 
その後文部科学大臣政務官に就任し、さらにプリレスラーとして衆議院議員にもなり、様々な役職と不祥事を繰り返しながら、7選し、2022年に大臣経験者としては舛添要一以来となる石川県知事となった。
 
おとなしく県知事の仕事に専念していればよかったのだが、こんなことをやらかしていた。
 
機密費でIOC委員に贈答と発言 五輪誘致で馳浩知事、後に撤回
 
石川県の馳浩知事が17日、東京都内の会合で講演し、13年に開催が決定した東京五輪の招致活動で、開催都市決定の投票権を持つ国際オリンピック委員会(IOC)委員に対し、内閣官房報償費(機密費)を用いて贈答品を渡したと発言した。馳氏は同日夜「誤解を与えかねない不適切な発言であり、全面的に撤回する」とのコメントを出した。
 公表されていない機密費の使途に言及するのは異例。贈り物の授受が事実ならIOCの倫理規定に触れる可能性もある。
 自民党で東京五輪の招致推進本部長だった馳氏は、当時の安倍晋三首相から「必ず勝ち取れ」「金はいくらでも出す。官房機密費もあるから」と告げられたと述べた。当時100人余りのIOC委員に対し、それぞれの選手時代などの写真をまとめた1冊20万円のアルバムを全員分、作成したと説明。「それを持って世界中を歩き回った」と話し、棒高跳びで活躍したセルゲイ・ブブカ氏らに渡したとした。
 会合はスポーツ振興に関するフォーラムで、全国の自治体関係者ら約90人が参加。報道陣にも公開されていた。

 

 
安倍晋三も草葉の陰で「なんで今頃そんなことをバラすんだ!」と怒っているかもしれない。
 
コロナ対策の不手際で退陣した安倍晋三と菅義偉であったが、その後の岸田文雄が最初の威勢良さが時とともに失せてしまい、メディアの世論調査のたびに内閣支持率が低下するという、自民党としても放置できない事態になってきた。
 
そうなると、岸田文雄に党役員の任期の制限から幹事長を追われた古狸が1跡目争いを始めた。    
 
岸田1総理、大誤算…いよいよ「二階」元幹事長が動きだした!〈「徹底的にやるぞ」と菅前総理の前で呟いて…〉
  
■「徹底的にやるぞ」
「徹底的にやるぞ」
二階派関係者が言う。
「政局が動き出したら一気にやり切らないとダメだという意味です。二階さんは安倍さんが辞任を表明した際も、その瞬間から動き出して、菅さんにすぐに総理になる意思を確認し、一気に周りを固めて総裁選を前にして勝負を決めてしまった」
しかし、菅を毛嫌いする麻生にとって、菅や二階の復権は許しがたいことだ。
■菅の天下になるくらいなら…
財務官僚にとっても菅は天敵である。霞が関の人事を握り、官僚を脅して従わせる─その手法で菅は、官房長官在任時から絶大な力を振るってきた。
「小泉、河野、石破に加えて菅さんが裏で仕切る政権となれば、また財務省も官邸にひれ伏すハメになる。彼らも菅だけは御免だと思っているのです」(立憲民主党中堅議員)
死に体の岸田が来年、解散を仕掛けて大敗でもすれば、自民党内で「政権交代」が起こる。菅の天下になるくらいなら、いっそ先手を打って、首をすげ替えてしまえ─。利害の一致した麻生と財務省が、岸田に引導を渡そうとしている、と見る議員も少なくない。
総裁が任期途中で退く場合の臨時総裁選は、党員・党友投票がないため、派閥の多数派工作で勝負を決めることができる。
「次の総理をリリーフで選び、その勢いのまま総裁選前に解散選挙を打って勝つ、と麻生と財務省は考えているのだろう。次の総理に実績を積ませるためにも、岸田の退陣は早ければ早いほうがいい。年内がベストだ」(自民党関係者)
■「オレは最後に天下をとってみせる」
この状況を一人ほくそ笑んで眺めている男がいる。茂木敏充幹事長だ。
「今回の岸田総理の解散見送りの一連の流れには、茂木幹事長も一枚噛んでいます。朝日や読売新聞に『解散見送り』と書かせたのは茂木幹事長といわれているのです。岸田総理が退陣となれば、麻生氏は、自分を総理に指名すると踏んでいるわけです」(前出とは別の全国紙政治部記者)
茂木は雑誌のインタビューや講演で「明智光秀は好きではない」と語ってきた。表向きは「岸田を裏切るつもりはない」と恭順の意を示しているように見える。しかし、その真意は「光秀と違い、オレは最後に天下をとってみせる」という野心に他ならない。
岸田退陣のカウントダウンが始まった。その足元はすでに燃え盛っている。

 
まさに魑魅魍魎の政界では一寸先は闇であり、同じ自民党員でも簡単に裏切られるのが政局絡みの策動であろう。
 
「アベスガ政権」にうんざりした国民や霞が関官僚も、岸田文雄政権は「まだまし政権」であったが、腰が定まらない支離滅裂の思い付き政策には、またもや「うんざり感」が高まってきた国民の声を吸い上げるまともな政権ならばいいのだが、安っぽい野心家が政権を握れば、国民の期待はますます裏切られ、日本の行く末もおぼつかないだろう、とオジサンは思う。

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