日々のできごと。生物準備室より

理科教育、生物教育に関して考えたことをぼちぼち更新。たまに授業実践報告をします。

子曰、由、誨女知之乎、知之爲知之、不知爲不知、是知也。

2010-03-09 02:03:14 | 中学理科2分野(地学)
先週末はアクティブ・ブレインの講座に参加してきました。

とても有意義な2日間でした。体験記は後ほどとして・・・。



講座のなかで、

さそり座のアンタレスが1等星というのがどうもしっくりこなくて、
恐れ多くも講師のアキコ先生に「1等星でないのでは・・・?」と
余計なことを申し上げてしまいました。


・・・1等星です、はい。


色に関しては授業で触れなくて良いことになっています。

「表面温度が高い(白い)」→「明るい星」
「表面温度が低い(赤い)」→「暗い星」

この程度の知識しかなかったのですが、約9割がこれにあてはまります。

絶対等級とスペクトルの関係を表したHR図のなかで、主系列星と呼ばれる部分です。



アンタレスのように「赤いのに明るい星」は

表面温度が低い分、一定の面積あたりの放射エネルギー量は小さい。でも、星そのものが巨大であれは全体の放射量は大きくなるので「明るい星」になるのです。


指導上、あまり触れなくていい部分だったので、
授業で間違ったことを教えてはいませんが、赤々とアンタレスが光るさそり座のイメージが頭にあったら、主系列星以外を考えたかも知れません。


アキコ先生にもお調べいただいて・・・お手数おかけしました。
自分の浅はかさを知りました


ちなみに、HR図は
国立天文台岡山天体物理観測所のサイト



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