黒板に直書き、でも
活字で提示、でも良いのですが、
何となく、手書き&マグネットにしてみました。
初任の頃、
ノートにいちいち「課題」から「まとめ」までを書かせるのが嫌でした。
教科書に書いてあるし、写すだけだし、時間がかかるし、
だったら、印刷して配布してしまえばいい。
昨年度まで、ノートではなくプリントを挟むファイルのみで記録してきました。
ある中学校の理科の授業実践をお聞きした時、
探究の流れを大切にするために、すべて生徒が書いてから、
ようやく実験が始まる、
だから、なかなか実験の楽しさや面白さにたどり着かない、
そんな嘆きがありました。
写させても、読ませても、
内容を意識することとイコールではない、
に尽きるなぁ。
今更なのですが。
比較する・関連付ける・推論する等、探究の基となる力と、
全体を組み立てる力をどう育むか。
いきなり「全体を組み立てる」に取り組むって
やはり学習者にとって不安の方が大きい、たぶん。
今日の理科の教科書はとても丁寧。
実験結果はもちろんのこと、考察の仕方まで記載されている。
写させて暗記すれば併用問題集は解くことが出来る。
理科に重点を置いているわけでも、特別な予算があるわけではない。
展開授業ではなくMax40名に個別対応は限界がある。
保有する条件で何ができるのか。
コンテンツを叩き込むのでもなく、
体験と興味関心の追求に終始することなく、
探究する力を育む。
さて、何ができる?
中学校では定番の消化酵素の実験。
酵素によって分解されるよーを、
ベネジクト液&ヨウ素液で視覚による確認を行うのが王道です。
で、あえて、味覚によって確認するのはどうだろう?
研究室のお二人にもご協力いただき、試しました。
すぐに食べる(対照実験)
口の中でしばらく保持し、だ液と十分に絡ませる。
結果、甘いのかどうかは良くわからないけれど、
味は明らかに変わった、ということです。はい。
変化したことはわかるけれど、
麦芽糖かどうかは分からない、ですけれど。
導入にはいいか。
「身近な教材」というフレーズはよく使われますが、
オブラートって生徒にとっては身近ではないんだろうなぁ。
お菓子を包んでいるもの、のイメージの方が強いかも知れません。
私自身も、薬を飲む時に使ったことはありません。
10年以上前に他界した祖母が、
よく、こたつで粉薬を包んでいた思い出があるくらいです。
昔ながらの包むタイプはもちろん売っていますが、
最初から袋状になっているオブラートもあり、
おぉ、確かに便利かも。
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国光オブラート |