ファシリテーションに必要なスキルとマインドが紹介されています。
タイトル通り、教育に特化。
授業に特化されているわけではありません。
あやふやにせず、
「まずは形式から」と割り切っているから気持ち良い!
同僚にお借りしただけなので、
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教育ファシリテーターになろう! ―グローバルな学びをめざす参加型授業 |
クリエーター情報なし | |
弘文堂 |
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細胞が自分を食べる オートファジーの謎 (PHPサイエンス・ワールド新書) |
クリエーター情報なし | |
PHP研究所 |
お掃除大事だねー の一冊。
受精卵の分裂の時も、
胸腺でのリンパ球の成熟にもお掃除は大事だねー。
読みやすいし、具体的な医療につながる重要な基礎研究だということは伝わってきました。
ただ、ルールなのかも知れませんが、
どこの所属の誰の研究によって明らかになった成果か、
その都度、記載があります。
大事なんですね、この部分。
F6中学校の理科の授業を見学させていただきました。
中学校理科の教科書はとても丁寧、というか道筋がはっきりしていて、 と言っても、中学校教員の業務が煩雑で多忙なことを考えれば、
もともと教員向けの公開授業ではなく、
「学びの責任」。 答えは自分の中にある。
授業終了後、授業者の要望で対話型授業検討会が始まりました。 この検討会が効果のある唯一の方法だと思いません。
触媒みたいなもの、なんですかね・・・? 逆に言うと、触媒でしかない、のかも。
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ゲノム解析は「私」の世界をどう変えるのか? 生命科学のテクノロジーによって生まれうる未来クリエーター情報なしディスカヴァー・トゥエンティワン
ジーンクエスト代表取締役が執筆した一冊。
ゲノム解析サービスを行っているベンチャー企業です。
研究と事業の両輪をうまく回し、研究成果が社会で活用される未来を作っていくのが私の夢です。(p170)
特に一部の医師の方々からは「占いにすぎず、その上リスクだけ知ってもしょうがない」「医療行為ではないか」という意見が未だに出ています。
「占いにすぎず、その上リスクだけ知ってもしょうがない」というのは、現時点では確かにそう言えるかも知れません。しかしながら、ゲノム解析サービスの目的は、病気のリスクを知らせるだけでなく、研究に活用することです。(p170−p171)
よくわからない、今までと違うというだけでの理由でテクノロジーに批判的になると、有用なテクノロジーを活用できない未来になってしまいます。それは、本当にもったいないと思います。(p222)
生命科学は面白いからこそ活用したい(p222)
自らの判断で、研究対象としての「ヒト」になるのか。
はじき出されたパーセンテージを「人」としてどう受け止めるのか。
あまり興味がないんだろうなぁ、ということが伝わってきました。
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君の膵臓をたべたい (双葉文庫) |
クリエーター情報なし | |
双葉社 |
人体の胴体模型を作成中に話題になったこの本。
勤務校の図書館で予約して2週間、ようやく読みました。
リンクを貼るついでに、アマゾンでの書評を読みましたが、
あぁ、そういう読み方もできるのね〜、という感じで、
そもそも、書評ってあまり読んでいない自分に気づかされました。
主人公と膵臓を病む少女との会話を追っていくと、
主人公が発する言葉は、
その表面上だけでないことが描写されています。
少女の発する言葉の内側は、後半でまとめて出てきますが、
その過程で憶測することができます。
たまたま、授業に関するインタビュー&逐語録まとめの途中だったせいか、
一つ一つの言葉にどんな意味が隠れているのか、
勝手に想像できた分、
読み終えたら満足感がありました。
会話中に発する言葉は、表面だけでしかない。
でも、助詞一つ違うだけで、
内側にあるココロの変化が伝わってくる。
本を読んだ感想、というより、
インタビューを終えた感想かも知れないな、これ。
ま、いいかぁ。
先日は都立高校のI先生の授業も見学させていただきました。
単元は「恒常性」。
まずは、ヘモグロビンの酸素解離曲線を説明する、というお題でした。
説明しなさい、でどこまで掘り下げるかは本人次第です。
講義型の授業では、見学者も知識が伝授される時間です。
レジェンドI先生の授業はそれだけでも十分満腹になります。
説明しなさい、に変わったとき、
まず、自分で説明しようとしていました。
次に生徒がどこまで説明しようとしているか見立てていました。
また、生徒がどんなことにつまずきやすいのか、情報を収集していました。
そしてI先生が、どんな足場かけをするのか予想し、
外れたのでがっかり?していました。
その後、酸素解離曲線に対する疑問がふつふつと湧いて出ていました。
(例:心臓から毛細血管までの酸素濃度はグラデーション?)
この状態になると生徒の学びに焦点を当てることなく、
自分や、一緒に見学した方々と問題解決を始めていました。
同じ教科・科目ならではのワクワクです。
あとは、教室整備等のハコモノの観察もたまに楽しみます。
校種が異なる方が、気づきが多いような気がします。
目的が決められた研修や授業の一環としての授業見学はもちろん大切ですが、
自分の欲するままに見学するって、
贅沢な休暇の使い方だなぁと思いました。
ぞろぞろと生物室に集まる1年生のみなさん38名。
今日はイカ解剖するんだっけ?
いやサカナじゃなかった?
先生、オレの教科書、見つかった?
何だかそれぞれ思い思いに話しているなぁ。。。。
でも、まったく離れている訳ではないようです。
今日の裏?内?テーマは「楽しむ」と「信じる」。
これまでだったら、
N田師匠からいただいたスライドをめくりながら、
一つ一つの臓器を、
きれいに高級メス(と呼ぶ爪楊枝)で取り出していきました。
40人一斉の観察です。
ちなみにメニューは、
水晶体・脳・えらとさいは・心臓・肝臓・胃・卵巣または精巣・背骨・筋肉+耳石
と盛りだくさん。
当然、器用さと当たった煮干しによって差が生じていました。
今回は、
「まず、自分のテーマを決めてから進めてください。」
「自分の知りたいことでもいいし、達成したいことでもOKです」
「手順書どおりに全部クリアする必要はありません」
「最後に、後ろのWBに展示してください。」
この指示だけで、
思い思いに解剖(解体?)&観察をしていた様子。
2匹目発注多数。
とにかくきれいに取り出し全クリを目指す生徒もいれば、
ひたすら背骨をきれいに取り出して神経を探したり、と様々。
先生、先生、と呼びつけもたくさんあったけれど、
心臓わかんねーの声に、他の声で説明が入っていました。
うーん、何かしら試している感じ。
手順書がしっかりできているから、
あとは趣旨説明で何とかなる、のです、きっと。
今までの煮干し観察で、
一番、声を張りあげずに穏やかに終わった授業でした。
次回からは、無理をせず老眼鏡を使います。堂々と
K市にある公立中学校Ⅰ年生理科の授業を見学させていただきました。
音の単元4コマを
問い作り→コース別の課題に取り組むという流れで、
その3時間目の見学です。
まずは教材を観察して楽しみました。
音に関するどんなことを調べてもいい、と言っても、
紙コップや各種ひも、風船、ストローのような定番がほとんどではありますが、
自由に使っていい、というのは超魅力的レベルです。
そういえば、以前、中1クラスを担当していた頃、
結構、自分が楽しかったことを思いだしました。
そんな中でも一番惹かれたのが、この一品。
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スピード 浅漬けメーカー 即席 漬物器 漬物容器 BPK1 |
イマドキの中学校理科では当たり前なのかしら?
おっもい真空装置を運んだら、
グリスがTシャツについてアァァァァ状態、
ポンプ頑張れー!!という状態で無意味に励ましていたあの頃。
当時も流通していた商品だったのかなぁ・・・?
素敵すぎるこの一品をチョイスする生徒のみなさん、
特にあるボーイズ班のみなさんの取り組みがオモシロイ!!
いろいろ試した挙句、
少量の水を容器に入れ、水を含ませたスポンジも入れて空気を抜いたらどうなる?
という話に。
圧力をかければスポンジは収縮する、
空気を抜くんだから、その逆だよな、、、、水を吸うはず?
でも実際に空気を抜くと、
スポンジはほとんど変わらず、水だけが容器に溜まっていって
オオオオオオオオオオー!!
じゃあ、空気を入れたら、スポンジが水を吸うのか?
でも、実際に容器を空気に入れると水しぶきが上がって、
うおおおおおおおおお!!
そもそも、今日の授業は「音」の単元で、「圧力」ではないよ。
そんなことを男子ズに心の中で伝えた時、
単元ってそもそも大人の都合だよなぁ、と
はっとさせられた感じがしました。
思い込んでいることが、きっとたくさんある。
それなら、自分の思い込み発見を楽しもう!!
と思ったら、
いや〜出るわ出るわ。
例えば、実験器具は班ごとのトレイにきちっと収納して貸し出し・返却する、
これが美しい姿である、とか、
実験器具は壊してはいけない、とか、
思い込んでる=悪いこと、ではないのですが、
学習者も授業者も苦しむような思い込みは成仏させたいなぁ。。。。。
今回は集中しませんでしたが、
授業者のI先生の言葉かけや距離の取り方等、
生徒との関わり方をじっくり観察して楽しむ!!
ことも好きだなぁ。
もう一つ、いつも可能ではありませんが、
授業見学者の観察も楽しいと今回は感じました。
考えていることまでは分かりませんが、
動きは明らかに異なるので
何通りもの楽しみ方を可能にしてくれたI先生、
どうもお世話になりました!!
カラー図解 人体の正常構造と機能 全10巻縮刷版【電子書籍つき】 | |
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日本医事新報社 |
3年ぶりにブタの心臓&肺の観察実習を実施しました。
大動脈・大静脈付き心臓1つ
気管・肺付きの心臓一つを芝浦臓器さんから購入し女子ばかり7名での観察です。
以前と同じく、平面では伝わりきらない立体構造を補助する模型(②)も活躍。
以前と大きく変更した点は、
細かい誘導をせず、質問づくりから生徒が実施したところです。
あなたは何を知りたいのか?
と投げかけ、レポート評価の枠組みを記したルーブリックと、リンクした資料(ヒト用)を渡すだけです。
自分は何を知りたいのか?
自分の何故?にアクセスを始めたら、
あとは生徒同士で連鎖反応を起こして問いを作っていきます。
以前はパワポで説明&誘導しながら、構造から機能を学ばせようとしていました。
指示についていくのが精一杯、という感じです。
今回は調べたいことを調べて楽しんでいた様子でした。
レクチャーしないからと言って学びが浅いと言い切れるものではなく、
部位ごとに強度を比べたり、お互いに名称を確認したり、
また、卵円孔(胎児期に右心房と左心房をつないでいた穴)を見つけるなど、
レクチャーしようと思っていたことは自分たちで得ていたみたいです。
自分は何を知りたいのか?
これに尽きるよなぁ。。。。
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教育分野におけるeポートフォリオ (教育工学選書 II) |
クリエーター情報なし | |
ミネルヴァ書房 |
高大接続の改革期、ということで、
勤務校にも訪れた「eポートフォリオ」。
(正しくは研修案内)
教育観のパラダイムシフトによって、
当然、評価方法も変わってくる、変わらざるを得ないでしょう。
当然、のはずですが、
何だか時間はゆっくり流れています。
紙媒体のポートフォリオを含め、ポートフォリオを活用した学習に必要な要素は
1)リフレクション
2)ドキュメンテーション
3)コラボレーション/メンタリング
であり、ただただ記録していけばいいんじゃないのよー、と
基本的なところから掲載されています。
(語調は違いますが)
最近、気になっていたティーチング・ポートフォリオの位置づけも、
この本を読んですっきりしました。
やはり、何のために作成するのかは、学びの再構築する際に重要です。
また、構築の部分だけに着目し、
学びの蓄積(学習のエビデンス)がないと、薄っぺらいものになってしまいます。
昨年、教職大学院の課題として、教育実践のポートフォリオを作成しました。
紙媒体でしたが、もちろん、↑の要素を含んでいました。
現場に戻ると、1)2)は何とか頑張ったとしても
3)はなかなかできません。
メンター、伴走者ってなかなか得られないものです。
修了してから価値に気づくなんて、なんてバカなんだ、、、と後悔。
でも、あとから気づくものの方が多いのかもしれない、とも思いました。
eポートフォリオは昨年度の授業で、
maharaを体験。
何といっても、履修者同士の相互閲覧、相互評価によって、
異様なまでのモチベーションアップを体感しました。
恐ろしい効果。
授業前日、夜な夜なmaharaを開く現職教員集団。
大半は若くない集団なので、恐ろしい効果なのです。
「e」がはいるだけで取り組むことができる内容がどっと増えます。
特にコラボレーション/メンタリングの部分は絶大です。
でも、「e」にはモノが必要です。
そうなんです、ないものはない、です。はい。
いつかこの投稿を読み返したとき、
モノに飢えていた時期もあったなぁ、と懐かしむ日が来るはずです。
モノとマインドは同時に準備していかないと、と思う一方、
そうならない仕組みも分かってきました。
何事も折り合いをつけることが必要だなぁ。
とりあえず必要な章だけを読みましたが、
各種ポートフォリオにこれから関わろうかなぁという方には
おすすめの一冊です。