日々のできごと。生物準備室より

理科教育、生物教育に関して考えたことをぼちぼち更新。
たまに授業実践報告をします。

ザ・栄養生殖

2018-05-25 07:46:45 | 2分野(生物)



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原点。

2018-05-12 23:09:22 | 今日の出来事

黒板に直書き、でも
活字で提示、でも良いのですが、
何となく、手書き&マグネットにしてみました。

初任の頃、
ノートにいちいち「課題」から「まとめ」までを書かせるのが嫌でした。
教科書に書いてあるし、写すだけだし、時間がかかるし、
だったら、印刷して配布してしまえばいい。
昨年度まで、ノートではなくプリントを挟むファイルのみで記録してきました。

ある中学校の理科の授業実践をお聞きした時、
探究の流れを大切にするために、すべて生徒が書いてから、
ようやく実験が始まる、
だから、なかなか実験の楽しさや面白さにたどり着かない、
そんな嘆きがありました。


写させても、読ませても、
内容を意識することとイコールではない、
に尽きるなぁ。
今更なのですが。

比較する・関連付ける・推論する等、探究の基となる力と、
全体を組み立てる力をどう育むか。

いきなり「全体を組み立てる」に取り組むって
やはり学習者にとって不安の方が大きい、たぶん。

今日の理科の教科書はとても丁寧。
実験結果はもちろんのこと、考察の仕方まで記載されている。
写させて暗記すれば併用問題集は解くことが出来る。


理科に重点を置いているわけでも、特別な予算があるわけではない。
展開授業ではなくMax40名に個別対応は限界がある。
保有する条件で何ができるのか。

コンテンツを叩き込むのでもなく、
体験と興味関心の追求に終始することなく、
探究する力を育む。

さて、何ができる?






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デンプン(甘くない)はだ液で分解されて麦芽糖(甘い?)ができる。

2018-05-03 18:34:37 | 2分野(生物)

中学校では定番の消化酵素の実験。

酵素によって分解されるよーを、
ベネジクト液&ヨウ素液で視覚による確認を行うのが王道です。

で、あえて、味覚によって確認するのはどうだろう?
研究室のお二人にもご協力いただき、試しました。

すぐに食べる(対照実験)
口の中でしばらく保持し、だ液と十分に絡ませる。 


結果、甘いのかどうかは良くわからないけれど、
味は明らかに変わった、ということです。はい。

変化したことはわかるけれど、
麦芽糖かどうかは分からない、ですけれど。
導入にはいいか。

「身近な教材」というフレーズはよく使われますが、
オブラートって生徒にとっては身近ではないんだろうなぁ。
お菓子を包んでいるもの、のイメージの方が強いかも知れません。
私自身も、薬を飲む時に使ったことはありません。
10年以上前に他界した祖母が、
よく、こたつで粉薬を包んでいた思い出があるくらいです。
昔ながらの包むタイプはもちろん売っていますが、
最初から袋状になっているオブラートもあり、
おぉ、確かに便利かも。 


 

 

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何を知りたいか?だよなぁ、、、酵素の反応。

2018-04-29 18:45:05 | 生物の授業

久々に、酵素反応実験の実施を計画中。
で、予備実験前に検討する価値があるか予備実験。
 

定番の「だ液がデンプンを分解するよー」の実験です。

反応物のデンプンが分解されてなくなったよーを示すために


 

基準となるヨウ素デンプン反応。
左からデンプン溶液0.5% 0.25%・・・と、おぉ、見た目で分かるくらい色が違う。
よかった。続きができる。 

 


次に、分解されて生成物が増えてきたよーを示すために

 

ベネディクト反応。
左からマルトース溶液0.5% 0.25%・・・。
これも例の測定法でチャレンジすればなんとかなる?


実際にだ液でデンプンを分解して、ヨウ素反応とベネディクト反応。
0min, 3min, 6min室温で反応です。

 

ヨウ素反応はというと、青紫と赤紫寄りの色双方が存在。
(写真撮り忘れ)

ベネディクト反応は

うーん、黄色味が強い。

ベネディクト液に反応している生成物は、
マルトースだけではないからなぁ。
スクロースには反応しなかったけれど、
フルクトースやグルコースのみ、ではオレンジ色に。
マルトースのみの赤みとは少し違う。


マルトースだけの量を見たかったら、
デンプンの末端から切断していく酵素、
βアミラーゼのみを反応させれば、それなりに美しい結果が待っているハズ。

でも、「だ液」を自分から出すことに意味があるのか?
そうだとしても、口から出すって、何回やっても抵抗あるよなぁ・・・。

純度が高いβアミラーゼを最初から準備?
食品添加物として売られているβアミラーゼを準備?

でも、αアミラーゼとの比較で、こんなことが言われているので、
さて、どうしましょうかねー。

結局、何を知りたいのか、学習者が選択することが一番なのかも知れない。
受験勉強だけのためだったら、
エア実験でも問題ないし、
実験のお作法は入学後にもう一度プログラムされているだろうし。

ということで、
何となく方針は決定。

高校3年生はどう攻めるか。
ちょっと楽しみ。 

 

 






色の表現と定量が正確でないのはお許しください。 

 


 





 

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まさかの放置技!!花粉管の伸長

2018-04-27 06:51:00 | 2分野(生物)


この4月、中高一貫校に異動しました。
中2、中3の2分野と高校生物を担当します。
中学理科では、

「脱レシピ実験」

をテーマの一つとして、思考錯誤の日々です。

学習者自身が色々と試しているので、
中々、面白い取り組みも。

ある3年生が、
「時間がなくなったので、
プレパラートを次の時間に見ていいですか?」
と保管を希望。
プレパラートは、寒天+スクロース+インパチェンスの花粉。

付箋に氏名を書いて保管。
次の時間に観察すると、
いや〜スゴイ。

花粉管伸び伸びで絡まっている様子がくっきり。
プレパラート作成から3日経過しているので、
水分は飛んでカピカピ。

いい感じでガラス間に挟まっています。

花粉管伸長の観察は時間が勝負。
だからこそ観察に適した花を選ぶのですが、
偶然とはいえ、1コマで勝負しないこの放置。
残念ながら、放置あと観察した生徒は、さっさと片付けたので写真はありません。

ほかの生徒は、
まず、ユリの雌しべ柱頭の蜜を
スライドガラスに擦り付けてから、
花粉をつけて観察していました。

そうだよねぇ、
一番伸びるはずの条件だよね。

もちろん、望んだ通りに進まなかったケースも。
ボルボックスを染色したら、どうなるのか?
動きが止まったことに驚いていました。


その生徒は内側にある細胞の塊を核とみたてていた。
と、私は予想しているのですが、
記録する、表現するところまでたどり着いていません。

さて、どの程度の枠が必要?





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入り口には向かない、ファシリ本

2018-03-08 07:20:11 | 最近読んだ本

ファシリテーションに必要なスキルとマインドが紹介されています。

タイトル通り、教育に特化。

授業に特化されているわけではありません。

あやふやにせず、

「まずは形式から」と割り切っているから気持ち良い!

同僚にお借りしただけなので、

この後、ポチッと押します、購入ボタン。

 

教育ファシリテーターになろう! ―グローバルな学びをめざす参加型授業
クリエーター情報なし
弘文堂
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細胞も断捨離だねー

2018-03-06 20:37:05 | 最近読んだ本
細胞が自分を食べる オートファジーの謎 (PHPサイエンス・ワールド新書)
クリエーター情報なし

PHP研究所

 

お掃除大事だねー の一冊。

受精卵の分裂の時も、
胸腺でのリンパ球の成熟にもお掃除は大事だねー。

読みやすいし、具体的な医療につながる重要な基礎研究だということは伝わってきました。

ただ、ルールなのかも知れませんが、
どこの所属の誰の研究によって明らかになった成果か、
その都度、記載があります。
大事なんですね、この部分。

 

   
 
 
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触媒。

2018-01-21 20:15:56 | 今日の出来事

F6中学校の理科の授業を見学させていただきました。

単元は「電流と磁界」
その前の章で、「オームの法則」など電流・電圧の関係を学んでいます。
ひと山越えてホッとしたのもつかの間、
次の山キター!!といった記憶のある単元です。

 

中学校理科の教科書はとても丁寧、というか道筋がはっきりしていて、
指示通りに発問・実験・考察していれば一通り学習できるように構成されています。 

と言っても、中学校教員の業務が煩雑で多忙なことを考えれば、
一通り行うことだけでも疲労困憊、
リポDCMがイメージできるぐらいなのですが。



見学させていただいた授業は「既存の授業への挑戦」でした。

 

もともと教員向けの公開授業ではなく、
保護者メインの授業公開。

そんな日常の一コマからの情報の受容は、
私の中で確実に何か作用している、
そんな感じがその場でじわじわしていました。

 

「学びの責任」。

責任、という言葉にフィット感がないのですが、
「学びの責任」が生徒に移行する時、
授業者はどのように何に葛藤するのか、ビシバシ伝わってきました。


結局は自分との闘い。

答えは自分の中にある。

他人の実践を通して、自分の中の敵を認識して対峙する。

 

 

授業終了後、授業者の要望で対話型授業検討会が始まりました。
この検討会の良さの一つに、
授業者だけでなく参加者の見方・考え方に触れることができることがあります。

授業中に起きた、ある授業者と生徒のやりとりに対して、
ある参加者は「生徒がしらっとした」と見取っていたのに対して、
私は「生徒がはっとしていた」と捉えていました。
他にもいくつか、へー、そう見るのね、ということが幾つか。

勿論、どちらが正しいかを求めることは不毛。
そもそも答えはないでしょう。

どんな解釈をするのかは授業者本人次第。
この解釈を得るまでの一連の思考のスタート?きっかけとなる場が、
この場、対話型授業検討会なんだと思います。

 この検討会が効果のある唯一の方法だと思いません。
ただ、この言葉にできないモヤモヤを一度体感すれば、
確実に体内で(脳内で?)反応が始まるはずです。

 

触媒みたいなもの、なんですかね・・・?

逆に言うと、触媒でしかない、のかも。









 
 
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面白いから、活用する。

2017-12-28 00:56:21 | 最近読んだ本


ゲノム解析は「私」の世界をどう変えるのか? 生命科学のテクノロジーによって生まれうる未来クリエーター情報なしディスカヴァー・トゥエンティワン

 

ジーンクエスト代表取締役が執筆した一冊。
ゲノム解析サービスを行っているベンチャー企業です。

研究と事業の両輪をうまく回し、研究成果が社会で活用される未来を作っていくのが私の夢です。(p170)
 


 特に一部の医師の方々からは「占いにすぎず、その上リスクだけ知ってもしょうがない」「医療行為ではないか」という意見が未だに出ています。
 「占いにすぎず、その上リスクだけ知ってもしょうがない」というのは、現時点では確かにそう言えるかも知れません。しかしながら、ゲノム解析サービスの目的は、病気のリスクを知らせるだけでなく、研究に活用することです。(p170−p171)

 よくわからない、今までと違うというだけでの理由でテクノロジーに批判的になると、有用なテクノロジーを活用できない未来になってしまいます。それは、本当にもったいないと思います。(p222)

生命科学は面白いからこそ活用したい(p222)

 

自らの判断で、研究対象としての「ヒト」になるのか。
はじき出されたパーセンテージを「人」としてどう受け止めるのか。

あまり興味がないんだろうなぁ、ということが伝わってきました。

 

 

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発する言葉とココロの変化

2017-12-26 14:38:56 | 最近読んだ本
君の膵臓をたべたい (双葉文庫)
クリエーター情報なし
双葉社

 

人体の胴体模型を作成中に話題になったこの本。
勤務校の図書館で予約して2週間、ようやく読みました。

リンクを貼るついでに、アマゾンでの書評を読みましたが、
あぁ、そういう読み方もできるのね〜、という感じで、
そもそも、書評ってあまり読んでいない自分に気づかされました。


主人公と膵臓を病む少女との会話を追っていくと、
主人公が発する言葉は、
その表面上だけでないことが描写されています。
少女の発する言葉の内側は、後半でまとめて出てきますが、
その過程で憶測することができます。

たまたま、授業に関するインタビュー&逐語録まとめの途中だったせいか、
一つ一つの言葉にどんな意味が隠れているのか、
勝手に想像できた分、
読み終えたら満足感がありました。

会話中に発する言葉は、表面だけでしかない。
でも、助詞一つ違うだけで、
内側にあるココロの変化が伝わってくる。

本を読んだ感想、というより、
インタビューを終えた感想かも知れないな、これ。

ま、いいかぁ。




 

 

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