昨年、勤務校の図書館で借りて読んだ本、
「学力」の経済学 | |
クリエーター情報なし | |
ディスカヴァー・トゥエンティワン |
刺激的に、テンポよく、しかも分かりやすかったため、
あっという間に読み終えました。
イメージとしては、
「一遺伝子一ペプチド説」。
統計学に基づいた結果をエビデンスと挙げています。
しかし、エビデンスといっても問題の本当に一部しか問題を照らしておらず、
酵素になるまでには、まだまだ、他の要素が必要でしょ?
と言う感じです。
著者の言う学力の定義は「学力調査」
学力調査の点数変化、しかも平均点比較で、
教員の質をジャッジ。
しかも、その評価を競わせることで、
何やら学校教育が改善される論調。
そんなにシンプルだったら、苦労しないよあぁ。
(多くのレビュー有り)
「力のある学校」の探究 | |
クリエーター情報なし | |
大阪大学出版会 |
こちらは学校改善研究の一冊。
学力を学力調査で測っていますが、
「学校の力」と「家庭の力」、つまり社会的背景に大きく影響を受ける、
と言う立場で書かれています。
しかも、ペプチドであることを自覚しています。
ペプチドを組み合わせて酵素を推測する、感じでしょうか?
刺激はありませんがもわっと押し寄せてくる感じで、
そもそも研究がまとめられているので、
読みやすくはありません。
こちらの本が、「学力」の経済学 のようなテンポで
まとめられた本が出ないかな・・・。
ちょうど公立中学校に勤務していた頃、
行われた調査をもとにした研究なので、
何となく懐かしく思える部分もありました。
懐かしんでいるだけでは意味がありませんが・・・。