建交労長崎県本部

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石綿肺労災不支給取消川名裁判第1回控訴審開催

2013年09月26日 19時01分38秒 | 活動報告
 石綿肺労災不支給取消川名裁判控訴審の第1回口頭弁論が9月20日、福岡高裁宮崎支部で行われました。
 法廷では、原告の川名勝代さんが「宮崎地裁は、夫が石綿を扱ったことは認めながら、高濃度ばく露でなかったから石綿肺ではないと認めなかった」「石綿作業の工場は取り壊され、証言できる人はほとんどいなくなっているなか、やっと一人の協力者を得ることができた」「海老原勇先生は、夫が石綿ばく露による石綿肺だと主張している」「夫の死亡の原因が仕事によるものだと裁判所に認めてもらいたく、多くの人に支えられ控訴した」と陳述しました。原告側は、医学的な診断が争点になっており海老原勇先生を証人採用するよう求めました。次回の裁判は、12月11日(水)10時30分から開かれます。
 裁判後の報告集会で成見暁子弁護団事務局長は「控訴審の場合1回の審理で終わるのがほとんどだが、2回目の弁論日程を入れた。ぜひ、海老原先生の尋問を実現したい」と述べました。
 裁判には建交労九州支部宮崎分会と宮崎農林支部等から20人が傍聴参加しました。


宮崎中央法律事務所で行われた報告集会で、あいさつする川名勝代さん