旧大井町の管理は丸投げだったという報道が。
システムの分野も同様なのだが、100%ではなくとも95%下請け投げという形態は多い。これは入札システム、あるいは随意契約にいろいろな思惑で取り入る業者の力関係によって決まっているからだ。
さまざまな官庁・自治体の入札条件をちょっとでも調べてみればすぐわかる話だが、資本金がいくら以上で、従業員数が何人以上、過去の実績がこれくらいないとだめで...と、最初から零細の業者(単独では無理でもJV形態すら)をほぼ排除する仕組みで動いている。
ところが実際に仕事をするのは、ほとんどとはいわないまでもかなりの確率でその孫受け(ひ孫もいる)零細業者。事故までいかなくとも軽微な事象が発生した場合、現業を把握しているのも零細業者だけというパターンは多い。
某3流SI業者で過去に何回か発生したことなのだが、零細業者がコロコロ変わるので結果的にソースを読める人間が最終的に誰もいなくなって、改変時にバグが大量発生→運用支障というケースがあった。
発注側と受託側といういわば本来チームとして機能すべき「企業体」が、内部の意思疎通も乏しく、インシデント管理もなかったりいい加減だったり、ボロボロの状態に置かれサービスのレベルが恐ろしく低い。マニュアルも外部インタフェースと不整合のまま放置されているケースは相当数に登るだろう。
発注側受注側双方にプロとしての自覚が求められる。
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