無量大数 - 10の68乗の世界

個人用ストレージもテラバイトオーダーに到達した昨今、世界に散らばるさまざまなジャンルのトピックを拾います。

フォークロアをオリジナルとして権利主張する神経

2005-09-14 22:49:11 | 著作権
クレヨンしんちゃんのまがい物が中国ではコピーライトが認められ、真性モノを駆逐している。やはりすごい国だ。その国と同レベルの急成長したレコード会社が日本にもある。

フォークロアといえば、真っ先に思いつくのが The Water Is Wide である。日本でもル・クプルが演っていたり、関西地区に数ヶ月でも居住した人はTVCF(いまも流れているのかな?)で尼崎ボートのあの歌といえばわかりやすいだろうか。秀逸なカーラ・ボノフのヴァージョンはまさに清冽。

これを、作詞作曲ナニガシと主張し、JASRACにでも登録するような行為が許されるとでも思っているのか? リンダ・ロンシュタットだって、作者不詳の曲に歌詞をつけて歌っているが、原曲に対する敬意はきちんと払っている。口が裂けても作曲者に自分の名前をクレジットしたりしない。

フォークロアにせよ、コミュニティからの派生物にせよ、そういう他人の創造物に敬意を払えない人間が著作権を語るな。自分たちが儲けることだけしか頭にない、守銭奴とののしられてもしかたのない行為である。

事件はだいぶ盛り上がってきている。そろそろ弁護士の世界からも阪神応援歌と同様の措置を取ろうとする人間が出てきそうな按配。成り行きを注視したい。


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