無量大数 - 10の68乗の世界

個人用ストレージもテラバイトオーダーに到達した昨今、世界に散らばるさまざまなジャンルのトピックを拾います。

資産デフレでいったん縮まった格差が再拡大?

2006-03-28 00:34:28 | 生活
やはり高額所得者層への所得税大幅減税は相当程度に効いているな。

土地神話が崩壊して「持てる者」の資産はシュリンクしたけど、結局それも一時的なものに終わったわけだ。

分譲マンションなどの不動産資産なども、いま売っている1次取得層の取り込みが終わったら、その後はどうなるか。もはやまともにわが家を持つことのできる層が限りなくゼロに近くなってしまう可能性もある。

いったん格差拡大が始まるともはや止める手立ては富裕層へターゲットを絞った増税しかないのか。そんなことを含めた社会全体のグランドデザインを考えている政治家などいるだろうか?


2006年03月27日付朝日新聞記事より引用

------------------------

家計資産格差、3.4倍に拡大

 04年秋時点の1世帯あたりの家計資産(土地、住宅、預貯金、自動車など)は3900万円だった、と総務省が27日発表した。5年に1度の全国消費実態調査による速報で、資産額は前回(99年)より11.1%減ったが、18.4%減だった前回調査より減少幅は縮小。地価、株価の目減りに歯止めがかかってきたことで、年収が最も高い層と最も低い層の資産額の格差は、99年調査の3.1倍から3.4倍に拡大した。

 内訳をみると、宅地が前回比18.6%減の2180万円で全体の55.9%を占めた。金融資産は同6.1%増の950万円、住宅資産は同2.3%減の606万円、耐久消費財などの資産は同15.3%減の164万円だった。

 年収別に10階層に分けた高・低所得世帯の格差(最高所得層の資産額を最低所得層の資産額で割って求めた倍率)は、バブル期の89年調査が4.3倍だったのが、94年には2.8倍に縮小。だが99年、04年と2回続けて拡大した。

 家計資産は、預貯金・株式の額からローンなど負債額を引いた純金融資産と、住宅、宅地や、自動車など購入価格1万円以上で耐用年数が5年以上の耐久消費財などを合計。調査は約6万世帯を対象に04年9~11月におこない、株など値動きが激しいものは11月末の時価。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿