無量大数 - 10の68乗の世界

個人用ストレージもテラバイトオーダーに到達した昨今、世界に散らばるさまざまなジャンルのトピックを拾います。

電子政府プロジェクトを支えるオープンソースミドルウェア

2006-02-08 14:18:21 | 政治・行政

電子政府プロジェクトを支えるオープンソースミドルウェア

http://pcweb.mycom.co.jp/articles/2006/02/07/ob2/


本来的にはオープンソースの基盤ソフトを全自治体が共有するのが望ましい。下手に企業間競争に巻き込まれることなく、低コストで品質のよい高可用性システムを作ることは不可能ではないと思う。

ネックになるのはやはりプロダクト・マネジメントだ。ここに優秀な人材をそろえらるかが勝負の分かれ目である。

 


小倉弁護士の Respect Your Music Campaign 案

2006-02-08 13:38:39 | 著作権

http://benli.cocolog-nifty.com/benli/2006/02/respect_your_mu_5526.html


廃盤という名の不自由なシステム。回転率の落ちた旧譜がレコード会社の収益を圧迫する原因、とののしられて幾年月...だったが、ネットの発達でそれも昔話になりつつある。それにしても超レアな入手困難盤をへたすれば数万円も払って eBay なんかで落札していたけど、ほんと無駄ガネだよなあ。



リスナーが聴きたいと思ったときに手に入らないシステムと決別する決断をするのはあなたがたレコード会社の経営者なんですよ。

 


Google Gメン'75

2006-02-08 13:24:55 | ネット生活

http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/itpropower/admin-kun/012/adminkun012.html


これ会社でやられたらきついでしょ。てか、無意味な検索文字列が入ってたら消したのバレバレだし(笑)

ちなみに先日依頼を受けたシステムは、全クライアントのウェブ・キャッシュを収集するというもの。あらら、社員が遊んでるのがこれで赤裸々に...


また露呈したJASRACの不公正分配

2006-02-08 13:08:20 | 著作権

『タモリ倶楽部』でいちやく脚光を浴びた日本ブレイク工業社歌だが、案の定、悪辣利権組織たるJASRACの搾取対象となっているようだ。


竹熊健太郎氏の『たけくまメモ』エントリより:

http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2006/02/post_97f2.html

こういう不正を続けていて本当にいいと思っているのだろうか? 信託というシステムを逆手にとって自分たちの懐だけが潤う図式がいつまでももつと思うほうが不思議である。


これに関しては、ある程度のお金があれば彼らの悪巧みを続行不能にする方法はあるんだな。だが、先立つものがないと厳しい...


いないと思うけどもしもその方法について興味のあるお金持ちの方はメールください。ただしもちろんJASRAC関係者の方は固くお断りしますが。


アンチ大企業ゲーム

2006-02-08 11:40:42 | 生活

http://japan.cnet.com/news/tech/story/0,2000047674,20095987,00.htm


善悪のバランスが問題になるだろう。暗黒面だけを取り上げるだけでももちろんダメだし...


児童労働や低開発国からの搾取といった面は確かに問題大有りである。これらをいかに是正していくかを考えるツールとしては有効と思われる。


世界企業も性悪説からは決して逃れられない。企業利益を最大化しようとすれば必然的に邪悪な誘惑からはフリーでいることなど不可避なのだし。倫理というのはたやすいが、いかに万人が納得するような倫理的行動を取ることほど難しいものはないのかもしれない。

 

 


可視化がキーワードである

2006-02-08 10:55:24 | 政治・行政

http://blog.goo.ne.jp/crofts/e/6378eced24c2282dda8d31b00274be7f

以前のエントリでISO9000/14000文書偽造に加担したことを述べた。まあ、お手伝いであって主犯ではないので許してくださいという感じなのだが。

これに限らずというか、氷山の一角というか、商品本体たる品質最低レベルのソフトウェアがそのまま地方自治体に納入されている。某社で全国津々浦々いろんな自治体のシステムにかかわったけれど、とにかく品質管理が見事ゼロ。バグ低減化の方法論などどこ吹く風だった。むろん筆者はプロジェクトの責任者ではなく一介のコーダーとしてほんの一瞬手伝っただけなので、口を挟む余地というか必然性はなかったわけで。

結果としては当然というものであるが、ユーザである自治体からはクレームの嵐。四国の某市(合併していまは消滅)などは自治労など現場から「こんな会社のシステムを導入決定したやつは責任とれ! クビだクビ!!!」の怒号が飛び交ったという。

IT業界に限らず、またヒューザーや東横インだけの話ではなく、どこでもあるダメダメプロジェクトだといえば簡単なのだが、問題はそれらの瑕疵をどのように防ぐのか、という方法論にいきつく。

筆者は最近はやりの「可視化」だけが唯一問題解決につながると思っている。

ソースはすべてオープンに。秘密鍵暗号の管理だけは厳重にしておけば、一定程度のセキュリティは保たれる。

その上で、開発過程をすべてフォレンジックの俎上に載せ、誰でも検証可能な状態にしておけばいい。冤罪を生む温床とされる警察の自白過程をビデオ録画しておくのと同じ発想である。

世の中細分化されすぎて、専門家がその専門だけにわかるように仕事を進めていくことが当たり前になってしまったが、実はそこに大きな陥穽が、というのは気づいている人も多いだろう。われわれ一人一人がそれを大きな問題として考えるか否かがこれから問われることになる。