無量大数 - 10の68乗の世界

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大新聞の政治記事は「虚像」ばかり

2006-02-10 14:38:23 | プレス
弊ブログが驚きの高位ランクイン。アルファの人たちのブログならいざしらず、こんなつまんないブログがランキング2桁台だなんて到底信じられません。みんなどこから飛んでくるのだろうか?!

去年の暮れ、某国会議員と居酒屋で10数人を囲んでの忘年会があった。ここでの話。某党代表と「世間的には」考え方が近く、派閥的に一緒と思われているらしいくだんの議員だが、実はそんなことはないということ。もし派閥的な付き合い方をしていれば、性格的なものもおおよそ知りつくしていて当然、と世間の人は思うのかもしれないだろうが、それは虚像というものなのだ。

いわく、「もうちょっとタヌキかと思ったんだけど」、と。党の代表といえば幅広い意見をいかにとりまとめるか、自分の考えを押し殺すどころか正反対の意見を言って煙に巻くという場面も相当にあるはずなのだが、純粋まっすぐクン的なパフォーマンスが目立ってダメダメぶりを発揮しちゃってる。そういう性格的な面に、10年にわたる付き合いもそれが浅いせいか今日に至るまで気がつかなかった、という話だった。


で、表題の話につながるのだが。

まあ、最近は「大新聞やばいんでないの?」と思う人も増えてきたけど、まだまだ単に「朝日叩き」とか低レベルの人も混じってるのでそれはそれで困ったメンタリティである。ウガヤ氏の近著はまだ未読だが、これ読んでまあもちつけってことだ。

http://ugaya.com/column/060107takarajima.html

要するに、政治記事はその多くが「おそらくこうに違いない」という推測で書かれているケースが多いということである。議員に張り付いている記者がいくら直接取材して「こうですよ」と記事をあげても、実際に紙面を取り仕切るデスクが「そんなはずはない、こうだ」と勝手に自分の記者時代の思い込みで書き直してしまうらしい。

結果として、実像とかけ離れた虚像がそこに出来上がってしまう。2chの政治板なんかそういう虚像に振り回された人たちがうじゃうじゃいるけど、まあそれはおめでたいなあ、ってことで。

虚像から実像を正確に描きなおすなんてとてもではないが無理。ポリティカル・リテラシーを低くたらしめているのは日本の超ダメダメなプレスなのである。