無量大数 - 10の68乗の世界

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てんであたらない推計なんて税金の無駄だからやめたら?

2006-01-02 08:34:57 | 政治・行政
気象庁の天気予報はそれでも的中率6割超だけど。

「合計特殊出生率が07年に1.30台で底を打ち、長期的には1.39で安定するという前提」って、どういう根拠があって言ってるんでしょうねえ?

ソースは忘れたが別のデータもある。全国ベースの出生率は東京との出生率を7年ほど後追いしているらしい。一昨年の東京都の出生率は1を割っているから、早晩日本の出生率は1を割ることは確実だろう。

年金システムは抜本的に改革しないと立ち行かないのは明白。まあ利権ばかりを追いかける現在の与党・官僚のヘタレどもには99%出来ないだろうだけどね。

http://www.ipss.go.jp/

2005年12月31日付朝日新聞記事より引用

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推計人口、急減の見通し 「2050年1億人」の修正も

 政府は近く、新たな将来人口の推計作業を始める。日本に住む外国人を含めた総人口が見通しより2年早い05年に減少に転じ、出生率も見通しを大幅に下回り続けていることから、現在約1億2776万人の総人口が「2050年に約1億人にまで減る」という現在の推計に比べ、より急激な人口減少の見通しが出るのは確実だ。

 国立社会保障・人口問題研究所の推計作業は国勢調査に伴って行う慣例で、今回は昨年10月の調査を受けた5年ぶりの作業になる。推計は、社会保障など各種政策の制度設計をはじめ、「人口減少社会」の将来像を描く上で最も基礎的な資料になる。

 人口問題研究所が02年1月に公表した前回の推計では、日本人女性1人が産む子どもの平均数を示す合計特殊出生率が07年に1.30台で底を打ち、長期的には1.39で安定するという前提を置いた。

 しかし、04年の実績は1.29。さらに、大淵寛・中央大教授(経済人口学)は、05年の出生数が前年比4万4000人減と大きく落ち込んだことから、母親世代の縮小を考慮しても「今年6月に発表される05年の数値は1.26を割ってもおかしくない」とする。

 人口問題研究所は今後、国勢調査の集計で判明する未婚率や、昨年6月に実施した出生動向基本調査が示す夫婦の子どもの持ち方の変化を織り込みながら作業を進める。正式な推計は来年1月に発表される見通し。