クロアチアの風  ~茶猫の旅カフェ~

アドリア海の国クロアチアと旧ユーゴの風景をお届けします。旅行情報、写真をお楽しみ下さい。番外編では世界の猫も登場!

ラドヴァンが残したロマネスク彫刻

2010-07-24 16:46:40 | トロギール
 
 前にもふれたことがあるけれど
 トロギールの大聖堂の入り口には、
 クロアチア中世ロマネスク様式の素晴らしいレリーフが彫り込まれています。
 これは1200年代にダルマチア出身のラドヴァンという彫刻家が制作したもの。

 両脇には、二頭のライオンの上に原罪を犯した後のアダム(右)とイヴ(左)、
 (画像が切れてしまってごめんなさい!)
 入り口の上の半円形のレリーフには
 キリストの誕生が表現されています。

 このキリスト誕生の場面も
 マリア様がベットに横たわり、召使いが赤子のキリストを産湯に浸からせるという
 ビザンチン美術の図像の影響をかなり受けた構図です。

 とはいえ、ここまではどの教会にも見られるおなじみのテーマ。
 さらにおもしろいのはその先です。
 


 


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