何度訪れてもその美しさに魅了されてしまうプリトヴィツェ湖群国立公園の水辺。
エメラルドグリーンの水辺の色は、季節により、時間帯により、微妙に色を変えていきます。
水の中に散った枯れ葉や倒木には、石灰華(炭酸カルシウム)が付着し、水の中で腐ることなく岩と化していきます。長い長い時の流れが、これらの有機物を岩に変え、岩は成長していきます。成長した岩は湖の上に頭をもたげ、湖の地形や水の流れを変えていきます。湖はふたつにわれることもあり、新しい滝がそこに出現します。自然はいっときもとどまることなく、時の流れのなかで姿を変え続けているのです。
「森は生きている」
まさにそれを感じさせてくれるのが、このプリトヴィツェの水辺。
『ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。
よどみに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しく留まりたるためしなし。
人の世もまたかくのごとし 』
高校生のころ読んだ鴨長明の『方丈記』の一節がふと頭によぎりました。
****半年ぶりの更新となりました!ごめんなさ~い!! ちゃねこxx ******
それにしても、バルカン半島の洪水被害が甚大だったようで、クロアチアやボスニアのみなさんが心配です。
今年は5月の洪水のなごりか、6月末でも水量が多かったです。内陸部は被害がたいへんだったようです。
バスで移動中のプリトヴィツェ近くの平原にも、普段はない大きな湖が出現していてびっくり!
春に「ラファエル前派展」で来ていたミレイの「オフィーリア」という絵のバックを思い出します。
木は死んでも、何かに生まれ変わるんですネ♪
http://dramatic-history.com/art/2008/eu-paint08/millais/ophelia.html
さっき、リンクし忘れました。(^_^;)
『オフィーリア』の絵は水辺の色が緑なのですね!
この絵を見てテンプターズの
『エメラルドの伝説」を思い出しました。
「湖にきみは身を投げた‥」で始まる歌。
グループサウンド華やかりしころ。ボーカルは萩原健一さん(ショーケン)でした。
あっ、年がバレちゃいそう~ (^_^;)