健康塾通信

皆様がより健康であるための情報やご家庭でお手軽にできる健康法をお伝えいたします。

家庭で出来る健康法③ 『吸い玉療法』

2008年08月31日 14時27分33秒 | Weblog
八月も今日で終りますが、日本列島は「ゲリラ豪雨」などによる水害に襲われています。
私の地元も先日雷が落ち、1600世帯くらいが停電し電車も止まりました。
ちょうど出先で未だ大丈夫・・と空を見上げたばかりなのに、いきなり降り始めるとしばらく勢いが止まらず、おかげで駅の改札は雨の終息を待つ人で溢れかえり、いつ思い切るかの判断力で雨の中に出て行くしかない状態でした。
雨だけなら濡れていこうと勇気も出るのですが、雷の音と光には躊躇しますね。
近頃夜の帰宅時に集中する雨のせいで、足止めに遭う方々が多いはずです。
雨に濡れたら身体も冷えますから、十分あたためて風邪等ひかないようお気をつけ下さい。

さて家庭で出来る健康法のシリーズですが、今回ご紹介する吸い玉療法は数千年と言う長い間、中国をはじめ世界中で活用され伝承されてきた治療法です。
カッピング療法ともいわれていますが、写真を見ていただけるときっとエステのチラシなどで見かけた事のある方もいらっしゃるのではと思います。

以前は減圧の方法としてカップの中でアルコールや紙を燃やしたりマッチの燃えさしを投入したりしたため、火傷の原因などになったり吸圧力の調節が難しいものでした。
そのため専門家による治療が主でしたが手動によるポンプの吸圧器ができたので、安全で誰でも簡単に使用でき家庭療法として知られています。

手動式吸引ポンプの場合3回から5回引く強さが一般的なのですが個々の感受性に合わせたり、初めての方は軽めに吸引して慣れてきたら吸圧力を強めます。
1回の吸圧時間は初めは1~2分で様子を見ながら慣れても3~5分くらいです。


*吸圧することで

①皮膚に吸圧痕が出ます。その色で血液の汚れや内臓の疲れを知ることが出来ます。
②カップを真空にすることで炭酸ガスの排泄ができます。
③皮膚の老廃物を排泄できます。
④皮膚呼吸を促すことで肺呼吸の手伝いになります。
⑤酸欠状態の細胞に酸素を供給することができます。
⑥吸圧のガスを抜くことで内臓を活性化させ、発汗効果を促します。


*そしてこのような効果につながります。

①血液を綺麗にする
②血行をよくする
③免疫力を高める
④皮膚の若さを保つ
⑤内臓諸器官を活発にする
⑥自律神経を調整する
⑦マッサージ効果がある

*吸い玉療法の禁忌

①発熱の時
②食後すぐ
③過激な運動の直後
④急性疾患の場合
⑤極度に体が衰弱している場合
⑥重篤な心臓疾患
⑦強度の全身性貧血
⑧かぶれやすい人

*吸引してはいけない部位

①腫れや傷ついている皮膚面
②呼吸器官・のど・心臓の上
③顔への吸引は軽くしてすぐ外すこと


吸圧痕の色によってその場所の機能低下を見ることが出来ます。
色はほぼ次の3種類に大別ができます。
①あざやかな紅色
②黒みがかった赤色
③黒みがかった紫色

一般に色素反応が強いほどまた瘢痕がいつまでも消えない場合、その場所に相当する内臓に機能低下が見られるということになります。

吸い玉療法はこのような道具を用いて家庭で気軽に出来る健康法となりましたが、私たちは毒虫に指されたときなど、とっさのうちに傷ついた皮膚を吸って毒を出そうとする行動に出ます。
まさにこの吸い出すという刺激方法によって健康を獲得してきた人々により吸い玉療法が伝承されてきたわけで、人が生み出した医療のすばらしさだと思います。

実は私も常日頃、この療法を行って健康維持に役立てている「吸い玉療法」のファンです。筋肉のコリをほぐすことも出来て、腰なども慣れると一人で出来ます。
皆様も機会がありましたら是非お試し下さい。





       

最新の画像もっと見る

コメントを投稿