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手話という表現

2015-07-10 21:46:18 | ライブ・観劇
貴楽屋さんに客演した時に歌唱指導でお世話になった日野原希美さん出演の舞台を観に高円寺へ。



サイン アート プロジェクト.アジアン創立10周年記念公演
『残夏ー1945-』

正直、何の予備知識もないまま観に行ったので、このチラシの手が手話を表していることや、客席に手話で会話されている人がとても多い意味を劇場に入ってから知りました (;^_^A

70年前に広島と長崎で被爆した耳の聞こえない人達の戦争の経験と、断絶しかけていた母子の再生。
物語の大半が手話。
台詞のみの部分は字幕が出ますが、逆に手話の部分で通訳としての台詞がないシーンは、手話を知らない私には何を語っているのかわかりません。
でも、伝わるのです。
語っている内容がわからなくても伝わるのです。
手話だけのシーンは無音になります。
それでも、言葉に頼らない別の熱いエネルギーが胸に迫ってくるのです。
聞こえない人にとっての手話は会話するための手段だけど、演劇において1つの表現力に成り得るんだなとその可能性に打ちのめされる感覚を味わいました。
ショッキングだった「自分が被爆したことを終戦20年後に知った」という聾唖者の言葉。
障害を持った人達があの戦争をどのように生き抜き、どのようにして亡くなっていったのか。
ただただ悲惨なだけではなく、最後に心がほっこり温まる絆の物語。
2時間を全く長く感じさせない舞台構成と役者陣の熱演、素晴らしかったです!
コミカルなシーンはとことん笑わせてもらい、方言や手話や驚くほどの長台詞を覚えるための稽古量を思うと、カーテンコールの拍手はどれだけしてもし足りないくらい。
そう、聞こえない方々の拍手って、手を叩くんじゃなくて、前方にかざして揺らすんですね!?
私の席の周りのお客さんは、皆さん手を揺らして役者陣を讃えていました。
いい舞台を観た後は、役者としてのちょっぴりの嫉妬と(笑)一観客としての清々しい気持ちに満たされます!(*´ω`*)
これから、広島や長崎での公演が控えているそうなので、ぜひ多くの方に観ていただきたいなと思います。





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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
千寿子さんへ (ちゃいむ)
2015-07-14 16:02:41
ちなみに手話を覚えようと思って、本を買ったことがありますよ。(o^O^o)


そして、あと、着く予定の日から、数日くらいメールが来ないけど、宅急便は無事に届いてますか?(>_<)
返信する
ちゃいむちゃん、ようこそ! (ちず)
2015-07-15 15:32:07
手話って難しそうだけど、会話の幅が広がるよね、きっと
ちゃいむちゃんは、どれくらい手話を覚えられたのかしら

宅急便、届きました。
ゴメンね、メールします
返信する
千寿子さんへ (ちゃいむ)
2015-07-15 20:47:50
手話は、会話する前に指文字を一つ一つ覚えないと会話や表現も出来ないので覚えるのが思ったよりも大変でまだまだ、ぜんぜんですよ。(>_<)
ちなみに模写は、他にも懐かしいキャラとかいろいろ描いてるのでハクション大魔王とか千寿子さんにめっちゃめっちゃ見せたいぐらいだよ♪(^o^)/
返信する
途中で切れたので続きを (ちゃいむ)
2015-07-15 20:49:01
ちなみに模写は、他にも懐かしいキャラとかいろいろ描いてるのでハクション大魔王とか千寿子さんにめっちゃめっちゃ見せたいぐらいだよ♪(^o^)/
返信する
ちゃいむちゃん、ようこそ! (ちず)
2015-07-17 17:17:38
指文字って名前とかを伝える時に使うやつだよね
あれを1つ1つ覚えるのは大変そうだけど
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