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ハロルド・フライのまさかの旅立ち

2024-06-20 19:52:34 | 映画鑑賞

映画を観てきました。


『ハロルド・フライのまさかの旅立ち』


定年退職し、妻と静かに暮らしていたハロルド・フライの元に、かつての職場の同僚から手紙が届く。
彼女は身寄りがなく、ホスピスに入院していて、もうすぐ命が尽きるという知らせ。
その返事を出すためポストに手紙を投函しようとするが、その前に入った店の若い店員との何気ない会話で考えを変え、そのままの足で800km離れた同僚に歩いて会いに行くことにする。

これから観に行く予定の方はここまでで!









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交通手段を使わず、着の身着のままで800kmを歩こうとするハロルドの行動力がまずスゴイ!
手紙を出しに行って、そのまま帰ってこなくなった旦那を心配する妻の気持ちはそりゃ計り知れないよな (;^_^A
でも奥さん曰く「私たちは仮面夫婦」
息子が自ら死を選んだ時から、夫婦はどこかぎこちなかったようで。
それでも同僚の元へ向かう行為に反対していた妻は、最後に挫けそうになるハロルドを励ます。

ちょっと予想していた展開と違っていました。
旅の途中で出会った人々との温かい交流も含めたハートフルな話かと思ってたんです。
でも、息子のように思っていた若者は結局薬物に手を出していなくなっちゃうし、途中で拾ったワンコもなぜかあっさり他の人についていっちゃうし、SNSで取り上げられたことがきっかけで無関係の人たちが応援とばかりに集団でついてきて、結局旅の邪魔になって置いてっちゃうし(笑)

ラスト、やっと同僚に会えた時には、もう同僚は意識がほぼなく…
自分が歩いて会いに行くことで同僚に希望を持ってもらいたかった思いが報われなかった時のハロルドが哀れにも見えたけど、彼女の病室の枕元に、彼が旅の途中で送った風景のポストカードが全て貼られていたことは、死を迎えるだけの彼女が、待つ楽しみを感じながら日々生きてこられた証なのがわかる (இωஇ)
ハロルドの行動は決して無駄ではなかった。
そして、仮面夫婦だと思っていた2人がこの出来事を通して、お互いがかけがえのない存在だと気づく。
これは、夫婦の懺悔と再生の物語なんだな。
旅先で出会った人々にも、心が救われる今後の人生を願ってやみません。



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