**はやりっち**

いろんな色があるように
いろんな花があるように
いろんな話もあるのです。

【レビュー】ゴッホ 星への旅

2013年10月02日 | 【レビュー】本
  
 
 
ゴッホ 星への旅(上下) 藤村信著

 

ひまわりで有名なゴッホの伝記的な作品です。

 ゴッホは短い生涯を困窮に苦しみながらも、
数多くの作品を生み出しました。
 弟のテオは、世間にはなかなか認められない兄の芸術を確信して、
金銭面、精神面でもバックアップしていました。
兄弟の間ではいいときも、わるいときも常に手紙のやり取りが繰り返されます。
ゴッホは手紙のなかで、
自分の気持ちや報われない状況を吐き出すように弟にぶつけます。
そして時にやつ当たり、それを深く反省したりと、
気持ちの揺れ動きの激しさをが伝わってきます。
それでも知的で繊細なこころを持ち、
ちょっとした出来事に深く傷ついてしまうゴッホに、
人間らしさを感じずにはいられません
 
また、ゴーガン、ロートレック、モネ、ルノワール…など、
同時代の芸術家がたくさん登場し、
これまで作品しか知らなかった画家たちの人物像が浮かんでくることも、
面白さのひとつです
 
芸術の秋におすすめの一冊です!
 
本日の更新はけいとうでした。
 
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【レビュー】海外ドラマ「シャーロック」

2013年10月01日 | 【レビュー】その他

シャーロック・ホームズというと
みなさん誰を思い浮かべますか

 

みづあさぎは断然、
ジェレミー・ブレッド演じる
いわゆるグラナダ版のホームズが
真っ先に思い浮かぶのですが、
これからは、こちらのホームズが
浮かぶ方が多くなるかも知れませんね。

 

SHERLOCK (シャーロック)
(2010年~ イギリスBBC)
脚本:マーク・ゲイティス、スティーヴン・モファット
出演:ベネディクト・カンバーバッチ、マーティン・フリーマン

 

Sherlock(BBC公式サイト 英語)
http://www.bbc.co.uk/programmes/b00t4pgh
SHERLOCK (シャーロック) wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/SHERLOCK_(%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF)

 

サー・アーサー・コナン・ドイルの原作を下地に
21世紀のイギリスを舞台に置き換えて
描かれたTVシリーズです
シリーズと放映され(各話)
今年、シリーズが放映されているようです。

 

インターネットや iPhoneを駆使して
現代のロンドンを飛び回るホームズの冒険は
思った以上にワクワクしました

 

ジェレミーの紳士然としたホームズとは違い
自ら「社会病質者(SocioPath)」と言い切ってしまう
ベネディクト君のホームズは
エキセントリックでクリーピー
という言葉がまさしくぴったりで、
面白いです

 

また、現代らしい映像編集効果が
かなりスピード感と一体感があって
楽しいんですよ~
ホームズの動きと共に
文字が画面に浮かんで、
彼の脳内でのひらめきが
視覚的に表されている場面は秀逸でした

 

また、非常に現代らしい仕掛けがもう一つ。
ドラマ内で登場するワトソンやホームズが
投稿しているブログが、
なんと実際に読めるんです
英語なのが、ちょっと残念ですが、
ご堪能な方はぜひこちらもどうぞ。

 

「推理の科学」
http://www.thescienceofdeduction.co.uk/
ドクター・ジョン・ワトソンの私的なブログ
http://www.johnwatsonblog.co.uk/
※これ以外にもあるので、興味のある方は
 上のWikipediaのリンクをチェックです!

 

グラナダ版を愛する方にも
ぜひ食わず嫌いをせずに、
別物として楽しんでいただきたい作品です

 

本日の更新は、
シリーズが待ちきれないみづあさぎでした。

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