みなとみらいホールにて、「グレイトアーティストシリーズ、山本直純」に行ってきました。私の世代にはちょっとふざけた面白いオジサンなイメージだったのですが、今日は改めてこの人の凄さを知りました。
前半はオリジナル作品。現代曲は普通に「なんかすごかったけど、どんな曲?歌えない」みたいなタイプの曲が多いかと思うのですが、直純さんの曲はなんかちゃんとフレーズ歌える。これってすごいことです。今日は和楽器を駆使したオーケストラ作品を聴いたのですが、ホントかっこよくて、なんか笑える。こんな曲が武満や一柳よりもずっと前に書かれていたなんて斬新で最先端。
後半は子供達のために書いた曲。歌えバンバン夕日が背中を押してくる一年生になったらこぶたたぬききつねねこ等名曲揃い。
そして映画「男はつらいよ」
この曲を忘れてはいけませんね。大船には名トランペッターがいたのですね。
コンサートの間には友人小沢征爾さんからのメッセージ。「彼は天才過ぎて怖かった。お前は世界の頂点へ行け!俺は底辺を広げる仕事をする!」と。底辺という言い方より、裾野を広げるという方がふさわしいです。戦後間もない日本で多くの人に音楽を一緒に楽しむことを教えてくれたと思います。
最後は少年少女合唱団と一緒に唱歌を3曲。全て直純さんの編曲。直純のコンサートではこうしてお客様と一緒にいつも楽しく終わっていたと。
ちょっとふざけた作曲も指揮もできる偉大で面白いオジサンに変更です。
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