夢の話を書くと頭の変な子だと思われるかもしれないんですけど。
大学生の頃、和声学の授業を2年間担当してくださった菅野由弘先生のファンでした。少々トンチンカンな管楽器専攻の私たち学生を諦めず根気よく指導してくださり、先生の優しく響く声と美しい板書の楽譜が綺麗な和声の時間が大好きでした。当時先生はNHKのルネッサンスの作品やフィレンツェの街並みを紹介する番組を担当されていて、そのテーマソングはその頃の私の一番のお気に入りで、友人にもCDをプレゼントしたりするほどでした。
それから先生は大河ドラマ「炎立つ」を作曲されたり大活躍。
大学を卒業してからも先生のことは忘れることが出来ず、いつか何かの形でお会いできたらいいなとずっと思っていました。
今朝方、不思議な夢を見ました。ルミエールのメンバーでご飯を食べてると菅野先生のフィレンツェの音楽がテレビから聞こえてきます。リーダーか真衣ちゃんに「この人私たちの大学の先生なの」と、フェイスブックか何かで先生のお名前を検索して見せている。
そこで目が覚めました。
なんだかとても気になったので、起きてフェイスブックで先生のお名前を夢と同じように検索すると、数名で写ってる現在のお写真が。お元気なんだなぁと嬉しく思って、いろいろ見てみると、サックス4重奏のために新曲を書いたという記事。その記念コンサートが今日8/19に虎ノ門であるという!え?!今日!行かなくちゃ!聴かなくちゃ!
というわけで参りました。デニスでもお馴染みのJTホール。
サックス4重奏はフルート4重奏に考え方がとても似ているところもあり、私たちにはアイデアの宝庫です。
ワクワクしながら前半のプログラムを聴き終わりました。
そして、休憩中に菅野先生をお見かけしました。もうここで声をかけないわけにはいかない!先生は絶対私のことは覚えてはいないだろうけれど、私の片思いだけは伝えたい!
先生にお声がけして、私のこととフルートアンサンブルのことをお話ししました。そしていつか先生の作品を演奏したいと告白して連絡先を教えていただきました。
後半は邦人作品で、サックスの特性を存分に活かした音楽にまたまたワクワク。
菅野先生の作品はネコをモチーフにしたユニークな作品でした。
いつかルミエールで先生の作品を演奏できたらいいなぁ。強い夢は叶うから、きっと叶うと信じてます。
フィレンツェ