コンセールルミエール

フルートアンサンブル 
コンセールルミエールのブログです。

エミリー マスタークラス

2017年11月27日 | ルミエール
今日はエミリーのレッスン。連日の激務で少しお疲れ様なエミリー。でもステージに立つとエネルギッシュでパワー全快のいつものエミリーに戻ります。レッスンでは奏者がマジシャンになるべく、楽器に操られないで楽器を操りなさいと、奇しくもクイケンと同じことを言ってました。

ミニコンサートではプロコフィエフのソナタとユーのファンタジー。エミリーで聴くのは初めてかも。こんなに古い友人なのに、日本で今までリサイタルをしてあげられてなかったのは本当に残念でした。演奏スタイルは吹くメーカーが変わってもエミリーそのもの。ピアノの柔らかくふくよかな音は何を吹いてもエミリーの優しい音は変わらない。ただし、昨日はコンベンションで聞いた時と頭部管が違うみたい。あの時のがよかった。あとで聞いてみよ。音程がいいのもなるほどコピーというかんじ。良いものはマネされる。金の楽器は総重量500g超えだと思うけれど、これをいつまで吹くのか。この春からアメリカの楽器の金になったけれど、こちらの世界に戻って来てくれることを勝手に信じて待ちます。

コンセルトヘボウのエミリーちやん

2017年11月20日 | ルミエール

エミリーの演奏をコンセルトヘボウで聴いてきました。エミリーは今年からヘインズの金を吹いてますが、頭部管は前から使っているメーカーでラファンです。エミリーがヘインズに変わったことを聞いて少し悲しい気持ちになっていましたが、オーケストラの演奏を聴いて、そういうことなのねと納得しました。ヨーロッパのオーケストラは年々インターナショナルになってきていて、メンバーだけでなく指揮者も。今年から常任指揮者になったガッティはイタリア人。派手で強引な指揮者な感じ。これじゃ今までの透明感のある美しくふくよかなエミリーの音に何か言うのも意味がわかる。きっと悩んで今のところにいるんだなと思いました。エミリーのブラームスは金とか銀とか関係なく、伸びやかで今まで通りのエミリーの優しい音。ずっと大好き。いつか一緒に演奏できる機会がまたあることを祈ってます。

バルトルド クイケン マスタークラス

2017年11月19日 | ルミエール


昼間はコンサート、夜はマスタークラスでした。クイケンさんの演奏を生で最初に聞いたのはもう20年以上前。ラプティットバンドで音楽堂に来日したときです。すごい笑顔で幸せそうに演奏しているメンバーの皆さん(特に寺神戸亮サマ)を見て、古楽に憧れ、一瞬モダンフルートを本気で辞めてトラヴェルソに転向しようかしらと思ったほどで、その後イギリスのフルートコンヴェンションでクイケンさんにお会いして「大ファンなんです!」と話して興奮しすぎて階段から落ちそうになったところを助けてもらったり。(クイケン さん、きっとそんなことはもう覚えてないとは思いますけど。)

今日はマスタークラスでは4人の若い人のレッスンを聴講することができました。

演奏するときは一番後ろの親友に全ての音を届けるつもりで演奏すること。
メロディーは屋根、和声は土台。土台のない家は立たない。和声をもっと学ぶこと。
奏者は楽器の奴隷になってはならない。どの音が出やすいとか出にくいは音楽には関係ない。自分の出したい音を明確にイメージして、音を作る努力を惜しまないこと。
フルート奏者は忍耐力の必要な職業だということ。

フルート奏者として大切なことを具体的な例を出して説明してくださりました。専門的に学んでる人はもちろんですが、愛好家の方達が聴いてもわかりやすいレッスンでした。

追記
あの時、ラプティットバンドの寺神戸亮さんに一目惚れしまして、それ以来、勝手に「ダーリン」と呼ばせていただいております。
年月が経ち、ダーリンと共通の友人がたくさんできましたが、まだ本人とリアルなお友達にはなれておりませんの。(Facebookではお友達ですけど)いつの日か私のこの気持ち悪い思いをお伝えしたいワ。

エリスマン邸サロンコンサート

2017年11月17日 | ルミエール
明日はミッキーマウスのお誕生日なのですが、雨の特異日です。ルミエールはエリスマン邸でサロンコンサートをします。寒くてお天気が悪いのですが、もし気分が良くて素敵山手の西洋館を見たくなりましたら、ついでにお寄り頂けると嬉しいです。

エリスマン邸サロンコンサート
14時開演 入場無料

モーツァルト ディヴェルティメントK136
バッハ G線上のアリア
レハール ワルツ金と銀 他