噛噛堂 あと2112冊

遅読、積ん読、併読、乱読。それでも読んどく、70までの2112冊。いよいよカウントダウン。

誇りと復讐 (上・下)

2009年08月12日 | やぱミス棚

ジェフリー・アーチャー    新潮文庫  2009年(Copyright2008)
 最愛のベスにプロポーズを受け入れられ、有頂天のダニー。それが開始12頁めにして、親友でありベスの兄であるバーニー殺しの被告として裁判にたつはめに。。。有罪となったダニーは、刑務所でおきたある偶然の事件をきっかけに、「脱獄」に成功。。。無実の罪を晴らすため、自分を陥れた4人への復讐をとげるため、着々と計画をすすめるダニー。成功まであと少しへとこぎつけたところで、またまた逮捕、そして5つの大罪で告発されてしまう。はたして絶体絶命のこの状況から、奇跡の大逆転はあるのか…?!


奇跡の大逆転は、トーゼン あるんですがね。

それ以前に、そこに至るまでの設定が、それってありえないでしょ、どー考えても。



なのに。



なのに、
いいんですわー、これが。

笑っちゃうくらいありえないのに、それをねじ伏せて読者をジェットコースターにいざなうジェフリーの手腕よ。
おみごとと言うしかありません。
特に下巻後半は、これでもか、これでもかの、水戸黄門状態。
「いよっ!」と掛け声でもかけたくなろうというものです。



それにしても、時々は翻訳ミステリーを読まねばなるまいとちょい決意。
だって。
どうしても、どぉーっしても、 
名前がアタマに入っていかない…
スペンサーって誰だっけ。
あれ、トピーって…。
フレイザー、フレイザー…と、、。
えーと、ヒューゴーは叔父だっけ?
アレックス?マシュー?ピアスン?ラリー?

脳内活性リハビリ状態。

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