ジェフリー・アーチャー 新潮文庫 2009年(Copyright2008)
最愛のベスにプロポーズを受け入れられ、有頂天のダニー。それが開始12頁めにして、親友でありベスの兄であるバーニー殺しの被告として裁判にたつはめに。。。有罪となったダニーは、刑務所でおきたある偶然の事件をきっかけに、「脱獄」に成功。。。無実の罪を晴らすため、自分を陥れた4人への復讐をとげるため、着々と計画をすすめるダニー。成功まであと少しへとこぎつけたところで、またまた逮捕、そして5つの大罪で告発されてしまう。はたして絶体絶命のこの状況から、奇跡の大逆転はあるのか…?!
奇跡の大逆転は、トーゼン あるんですがね。
それ以前に、そこに至るまでの設定が、それってありえないでしょ、どー考えても。
なのに。
なのに、
いいんですわー、これが。
笑っちゃうくらいありえないのに、それをねじ伏せて読者をジェットコースターにいざなうジェフリーの手腕よ。
おみごとと言うしかありません。
特に下巻後半は、これでもか、これでもかの、水戸黄門状態。
「いよっ!」と掛け声でもかけたくなろうというものです。
それにしても、時々は翻訳ミステリーを読まねばなるまいとちょい決意。
だって。
どうしても、どぉーっしても、
名前がアタマに入っていかない…
スペンサーって誰だっけ。
あれ、トピーって…。
フレイザー、フレイザー…と、、。
えーと、ヒューゴーは叔父だっけ?
アレックス?マシュー?ピアスン?ラリー?
脳内活性リハビリ状態。
new23~24冊目 (全26~27冊目)