師走になり寒さが厳しくなってきた12月2日。毎年恒例の「ヤキイモ大会」を開催しました。
まずは皆であつまってご挨拶。赤ちゃんから大人まで総勢127名。今年もたくさんの方が参加してくださいました。
最初に公園のごみ拾い。
多くの参加者の方がいらっしゃったので、あっという間にゴミはなくなり、
落ち葉ひろいになりました。
「あれ?ゴミなんてないよ!!」
そんな子どもたちの疑問はこの後の環境衛生部の方のお話で理由がわかりました。
幼児さんも小さな手で一生懸命拾います。
「こんなにいっぱいになった!」
袋がみるみるうちに膨らんでいくので、
達成感を感じながら楽しくゴミ拾いができたようです。
小学生は
「僕のほうがいっぱい拾った!」
とごみ袋の大きさ比べ。
お友達と協力して大きい袋いっぱいに集めた子たちもいました。
小学生が幼児さんに
「これ袋に入れていいよ」
と、袋を膨らますお手伝いをする姿も見られました。
いつもは甘えん坊な低学年の子が、お兄さんお姉さんに見え感動しました。
20分ほど掃除したら、みんなで集まって町会の環境衛生部の方からお話です。
集めたゴミを一か所に集めてみると…。先ほど小学生が気付いた通り落ち葉ばかり。
「この公園は毎日のように地域の方が掃除をしているので、
ゴミが少ないです。残念ながら他の公園はそうではない所もあります。
地域の方に感謝しましょう。そしてゴミをポイ捨てしないことはもちろん、
ゴミを減らす努力もしましょう。」
とお話がありました。
実際、私たちスタッフが夕方、帰るときに公園にゴミが散らかっているのを
掃除することもあります。
夜のうちに散らかったゴミは、私たちが出勤するより早く、
地域の方が掃除してくれています。
私たちスタッフも公園で遊んでいる子に注意をすることがありますが、
その時はきちんとゴミ箱に捨てても…という現状です。
今回、みんなで公園を一周して掃除してもゴミが少ないことを知り、そ
の理由を知った子ども達が
「そうだったんだ」
という驚きの表情をしていたのが印象的でした。
普段から地域の方に頼るのではなく、
自分たちできれいに使おうと注意しあえる子たちになってほしいと、
最後にスタッフから
「いつも遊んでいる公園を大事に使い、地域の方たちに感謝しましょう」
と話しました。
そろそろヤキイモ焼けたかな?
遊びの前にヤキイモツアーに出発!
実際にどんな風に焼いているのか見に行きました。
あつーい石の上に美味しそうなお芋がずらり!
いつも協力してくださる町会のOさんが焼けたお芋をパカッと割って
中を見せてくれました。
黄色くておいしそうなヤキイモに
「早く食べたい!」
「まだ!?」
と待ちきれない子ども達。
また、これから食べるヤキイモを焼いてくれている方に会え、
交流を通して裏方の存在に気づくこともできました。
さぁ!ヤキイモのためにみんなで遊んでお腹を空かせます!
今年も町会のボーイスカウトでも活躍しているSさんが遊びを担当してくださいました。
クイズに、じゃんけん大会、お話、縄を使った遊び…。
Sさんは遊びの中で地域の大切さ、家族の大切さのお話をしてくださいます。
今日来ている大人の方に感謝するのはもちろん、おうちの人が来ていない人も、
この場に来させてくれたお父さんお母さんに、
どんな遊びをしたか話すことが大切だと話してくれました。
遊びのあとは、今日協力してくださった方たちを紹介しました。
最初にも記述しましたが、朝早くから準備してくださっている町会の方、
快くボランティアをしてくれたお父さんたち、皆さんから一言もらいました。
食べる前に
「ありがとうございます。いただきます」
と顔を合わせて伝えることが出来ました。
待ちに待ったヤキイモタイム!町会の方からヤキイモを受け取ります。
熱々ほくほくのヤキイモにニッコリ笑顔(^▽^)
公園内は、おいしそうな笑顔でいっぱいです。
お掃除を頑張ってたくさん遊んだから、美味しいかな?
仲良しな二人の笑顔を見れば美味しさが伝わりますか?
終了後、おいしいヤキイモは近隣の方にもおすそ分け。
去年も配ったMちゃんが
「はやく行こうよ!熱いうちにあげないと!」
とスタッフの手を引いて急かします。
「熱いのをあげたい」
という思いの優しいMちゃんです。
「今日はお騒がせしてすみませんでした。少しですがお芋をどうぞ」
と子どもが言うと
「まあ、丁寧にありがとう」
と、皆さん快く受け取ってくださいました。
そして今年もお父さんのボランティアも募集しました。
今年は2名のお父さんがお手伝いに名乗り出てくださいました。
1名は今年度の幼児クラブに通っているお子さんのお父さん。
先日のお父さん企画から引き続きイベントに参加してくださいました。
そして1名はなんと今年で4年目!
お子さんが小さい時から快く協力してくださいます。
先輩パパがいるので初めてのお父さんも安心してお手伝いできるのだと感謝します。
ヤキイモ大会は幼児のパパ・ママが地域の行事に参加するきっかけになります。
また、地域の方と交流を深めると、地域みんなで子育てしているんだ!
と実感することができます。
芝児童センターの合言葉は
「地域まるごと児童センター」
です。
「一人じゃないんだ」
と大人も子どもも、ほっと安心できる児童センターでありたいと改めて思いました。
毎年、朝早くから町会の方たちが石を温めて準備をしてくださいます。
ヤキイモ大会は児童センターのイベントではなく、
児童センターが主催の地域のイベントでいられるのは、町会の協力のお蔭です。
毎年快く協力してくださる町会の方には、言い尽くせない感謝の気持ちでいっぱいです。
最後になりましたが、町会長をはじめ芝樋ノ爪町会の方々、
本当にありがとうございました。
児童厚生員 上田真奈美(28)