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芝児童センター   絵画教室3回コース

2013年12月16日 | 川口市指定管理 川口市立芝児童センター
芸術の秋ということで、絵画教室を開催しました。
今年も田中拓馬先生が講師をしてくださいました。
第一回:11月9日(土)10:00~12:00
第二回:11月16日(土)10:00~12:00
第三回:12月7日(土)10:00~12:00

第一回目
子ども達が描いた絵を見た先生は以下のことを中心にレクチャーしてくださいました。



○開いている空間にも絵をかく
子ども達が描く絵は中心にドンと描かれることが多いのですが、
その周りに絵を描いていくことで世界観が広がってくるそうです。

○色を重ねる
影や光の具合など複数の色を重ねることで、奥行きが出たり絵に表情が出る。

その他にも、キャラクターを書いていた低学年の子たちには
自分で考えたキャラクターを描くのもいいと話してくれました。
先生がホワイトボードに描いた個性豊かなキャラクターに子ども達は笑いながら
「自分の好きなもの全部一緒に描いたよ!」
と好きなキャラクターにドレスを着させて…と
先生を真似て個性豊かな新キャラクターを描きました。

金魚の絵を描いていた2年生Kちゃん。
見本にしていた水槽には飾りはないのですが、
先生のアドバイスを元に自分で飾りや金魚が吐く泡を描いていました。
「あっ!金魚の水槽に虹が見えた!もう見えないのかな~」
と水槽を色々な角度から覗き込むKちゃん。スタッフが
「水槽の中に虹か~きれいだね」
と声をかけると
「書いてみようかな」
と虹を描き出します。
kちゃんの描いた金魚は虹の下を泳いで気持ちよさそうです。






第二回目
前回の内容や子ども達が描いてきた絵をもとにさらに1歩進み、
今回は『個性』について中心に教えてくれました。
「個性的な絵は友達に変と言われてしまうかもしれない。
それでも展覧会などで評価される絵には個性的なものが多い」
「子どもならではの個性を伸ばしていきましょう」
と話してくれました。この回で、子ども達の個性が広がるのを感じました。

児童センターの図書室で見本となる資料を探しにいった4年生Rちゃん。
大きな将棋盤を手に戻ってきました。



「何を描くんだろう?」
と見守っていると将棋盤に人を描き、電車が走り…将棋盤を駅に見立てたようです。



2年生のHくんは、個性豊かで色鮮やかな生き物(宇宙人?)を描きました。
この個性には先生も感動!子どもが持つ個性ってそれを出す場があれば
広がっていくのだと感じました。



第3回目
今回は今までの総評に4人で1枚の大きな絵を描きます。
テーマはクリスマスです。

ここで今まで刺激された“個性”が見られました。
子ども達の作品と簡単な説明を載せさせていただきます。
全員の絵が載せられず残念ですが…。



↑思い思いの方向からクリスマスツリーやリースを描きます。
移動をしながら絵を埋めていきます。



↑突然、川口書いたよ!と4年生の女の子2人。
「市政80周年だもんね」
とスタッフが広報を差し出すと、広報に書いてあった市の情報を描いていきました。



↑スポンジでスタンプしたら
「あれ?ツリーに見える!!」
とツリーの周りの世界を広げていきました。


先生は教室の中で“上手な絵ではなく真似できない絵”を描いていくこと、
技術はそのあとからつければいい。
と話してくれました。最後のまとめでは
「濁らないように気を付けるように」
「余白を埋めるときはただ埋めるのではなく、引き算と足し算が大切」
とアドバイスもいただきました。



最後に子ども達の感想では
「大きな紙に描くのが楽しかった。」
「見て描くより自由に描くのが楽しかった。」
「また参加したい」

など
「絵を描くの楽しい!」
と伝わってくる感想を聞くことが出来ました。

高学年になると“上手な絵”を目指してしまいがちです。
さらに大人になると本物そっくりな絵を描くことを目指してしまいます。
子ども達が描いた絵から私(大人)には簡単には描けない“自由な個性”を感じます。
子ども達の個性が広がり、大きな紙に楽しそうに描く姿を見ていると
先生が伝えようとしてくれたことを実感することが出来ました。

ここで感じられた個性の大切さ、それを表現することの素晴らしさ・・・
これからも子どもの個性を発信できるような活動を行いたいと改めて思いました。

児童厚生員   上田真奈美(13)

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