埼玉県の子育て支援【コマーム】のブログ

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平成25年度第2回訪問保育研究会及び講座「出産間もないお母様に寄り添う為に」

2013年10月03日 | 在宅保育
平成25年9月29日(日)
13時~17時
埼玉会館
参加者 34名

大変な残暑を超えて、ようやく少し涼しくなった9月の最終日曜日。
多くのスタッフが参加しての研究会及び講座が行われました。

1.講座
「出産間もないお母様に寄り添う為に」
       助産師 増淵佳代子先生

 出産という大仕事を行ったお母様が沢山の希望と喜びと不安と悩みを抱えている事を
 間近に接してきた先生の、大きな愛と大変具体的なお話を伺う事が出来ました。
 改めて産後ケアの大切さを知り、多くの知識を頂いた講座となりました。


2.研究会
 ・産後ケアについて
 ・起こりやすい事故早見表について
 ・ラッキーコール、ひやりハット事例
 ・マニュアルの改訂



新しく入ったスタッフも加わり、
とても実りある1日となりました。

派遣訪問事業部
訪問保育担当 荒井直美
 
 

芝児童センター ~青少年夢の配達便~齋藤 清 選手

2013年10月03日 | 川口市指定管理 川口市立芝児童センター
芝児童センター ~青少年夢の配達便~齋藤 清 選手
日程:9月21日 土曜日
参加者:小学生8名、中学生9名、大人11名、ボランティア3名

埼玉県青少年夢の配達便事業で講師として全日本卓球選手権で
前人未到の101勝を成し遂げた

齋藤清選手

を埼玉県青少年夢の配達便事業で講師をお招きしました。

夢の配達便では埼玉県の小・中学生の皆さんの夢発見・夢実現を支援するため、
「学びと体験の教室」の講師として、
各分野で活躍中の埼玉ゆかりのプロの方々を紹介してくれる事業です。

芝児童センターでは卓球がとても人気のスポーツであり
卓球が大好きな子が多いため今回は卓球を選びました。

齋藤選手には、一昨年にもきていただき卓球教室を開催していただき大盛況でした。
今年も、申し込み日からお電話を沢山いただき、
小学生も中学生もすぐに定員いっぱいになってしまいました。
小学生は、卓球を習っていたり、卓球が大好きな子。
中学生は、卓球部の子が集まってくれました。

子ども達は、卓球教室が待ち遠しく、
「いつ来るの~?」
「練習しておかなきゃ!」
とわくわくした様子を浮かべていました。

いよいよ当日。

中学生の卓球部の子は1時間も前から児童センターに来て
卓球の練習をしています。

参加者が少しずつ集まってきて、
初めて顔を合わすお友達もいましたが開始前には皆で仲良く練習を行っています。
卓球を通して初めてのお友達でも仲良くなれ、
異年齢交流ができていることを嬉しく思いました。

また、今回は町会に声を掛けたところ、卓球部の方3名が参加してくれました。

そしてスタッフが
「もうすぐ始まるよ~!」
と声をかけると
「オリンピック選手はもうきた?」
「はやく始まらないかな。楽しみ!」
と気合い充分でした。

そんな中、卓球教室の始まりです。
齋藤選手の登場!!

最初に齋藤選手の紹介です。
齋藤選手の戦績を聞くと、子ども達の目は凄さを実感し、
キラキラと輝いているようでした。
選手から
「卓球が上達するには“上手くなりたい!”“強くなりたい!”」
という気持ちが大切。
「今日は何か1つだけで良いから掴んで帰ってください」
というお話を頂きました。
齋藤選手の話し方は子どもを惹きつけ
「じ~」
っと目を見てお話を聴いていました。



お話のあとには、準備体操!!
皆で元気よくラジオ体操第一を行いました。
練習内容は、初めに卓球の基本となる素振りやフットワークを行いました。
細かく指導を受けた後に、
「素振り50回!」
といわれ子ども達は
「えっ!」
という表情を浮かべながらも、
やりはじめたら夢中になり一生懸命行いました。

「OO君、もっと手首の力を抜いて!」
「OOちゃん、もっと重心を低くして!」


と一人ひとりに細かく指導をしてくれました。
どの子もいつもの表情とは違って真剣な眼差しで指導を受けていました。
少しでも時間があると自主的に素振りを初めていたり、
「ちゃんとなってる?」
とスタッフに見てもらいに来ている子もいました。
「上手くなりたい!」
という思いが表情に表れていて、スタッフも一緒になって真剣に取り組みました。
フットワークでは、左右の動きをやったあとに素振りを含めた動きの練習。
初めて教わった子も多く、フットワークを意識し過ぎて
ラケットが下がり過ぎてしまっていましたが、
少しずつ修正をしていき完成のフォームへと近づけていきます。

町会の方も見学のつもりで来たようでしたが、
選手の指導に惹きつけられ一緒に児童センターのラケットで
素振りやフットワークの指導を受けました。
「ちゃんとマイラケットやマイシューズを持ってくればよかったわ」
と残念そうにおっしゃっていたので、
「今度ふれあい卓球に顔をだしてくださいね。ぜひまた一緒にやりましょう!」
と声を掛けました。

今度は今やった基本を活かしてボール打ちをしました。
小学校低学年の卓球を始めたばかりのお友達は
右へ左へと動かされながらのラリーは初めてであったようで
「卓球ってこんなに動くんだね」
「コートが広く感じる」
といいながらも、自分の順番がくるのを今か今かと待っています。



休憩時間には、
「頭ではわかっているけど、身体が動かないよ」
「意識しているけど、癖が抜けないな」
とどの子も必死になって取り組みました。

技術指導も入り、ツッツキのやり方や下回転の打ち方を教えてもらって、
最後は斎藤選手と対戦!!

3点先取であったので、集中して1本1本を大切にして行っていました。
1点、2点は取らせてくれても3点はとらせてくれません。
変化球や際どいコースへ
「ピシッ!」
と決めてきます。
それには見学していた保護者も子ども達も
「おお~!!」
と拍手が湧きあがってきました。
中には
「1点もとれなかった」
と残念そうな顔をしていた子も。
「点数がとれなくても斎藤選手とラリーが続くだけですごいことなんだよ」
と声をかけると
「そっか。もっと練習して上手くなりたい!」
と希望に満ちた顔を見せてくれました。


最後のお話では
「人間は素直な心をもち、素直な気持ちを持ち続ける事は難しいことかもしれません。
しかし“素直な心、素直な気持ち”を持ち続け実行することが人としても選手としても成長するためには大切なのです。」
という言葉を聞き、
子どももスタッフも大切な気持ちに気付かされました。
みんなで
「ありがとうございました」
とお礼を言って挨拶をした後にはサイン攻めの子ども達。
色紙やマイラケット、タオルと思い出の品にサインをもらい
とっても嬉しそうな笑顔を浮かべていました。
2ショットで写真をお願いしている姿も…。
子どもを連れてくるために来てくれた保護者に
「遠い所、子どもと一緒に来てくれてありがとうございます」
とお礼をすると、
齋藤選手に教えてもらえると知って
「習い事を休ませて、卓球教室に来ちゃいました」
「今度、新人戦があるので良い経験になると思って部活を休ませて来ちゃいました」
「来て良かったです。私もとても勉強になりました」
「ぜひ、またこのような機会を作ってほしいです」
などの声を聞くことができました。


子ども達に感想を聞いてみると、
「とてもわかりやすかった。」
「ラリーができてよかった。」
「下回転がうまくなってミスが減ったよ!」
と好評を聴くことが出来ました。

卓球教室を通して技術のレベルアップだけでなく、
スポーツに取り組む姿勢や努力の仕方を教えていただき
とても良い経験となったと思います。

そして、卓球教室のために初めて児童センターに遊びに来てくれた子もいました。
スポーツを通してお友達づくりもでき、友達の輪が広がり、
遊びの幅が広がっていけばいいなと思いました。


最後になりましたが、忙しい中子どもたちに熱血な指導をしてくださった齋藤選手、
本当にありがとうございました。



児童厚生員  浅川 由佳(9)