埼玉県の子育て支援【コマーム】のブログ

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9月ものづくりクラブ~パンパイプをつくろう~

2012年09月29日 | 鳩ヶ谷子ども館
9月16日(日)13:30~ものづくりクラブ~パンパイプを作ろう~を行いました。

芸術の秋ということで音の出る工作をしようと思い、
今回のものづくりクラブのテーマに掲げたのですが、
パンパイプという謎の楽器に興味を持ってくれ、
小学生14名が参加してくれました。

パンパイプとは原始楽器の一つで、
ギリシャ神話に登場する神の一人、牧神パーンが葦に姿を変えてしまった
水の妖精シュリンクスを偲んで、その葦を笛として吹いたことが起源とされています。




静かに鳴り始めた音楽。
パンパイプの音色に、ざわついていた部屋も徐々に耳を傾け始め、
聞く姿勢が出来てきました。
整った所で名前の由来などの簡単な説明をして工作開始‥!


前回の万華鏡づくりとは違い工程は少ないですが、
・ストローを決まった長さに切る、
・片側をつぶし密閉させる、
丁寧に行わないと音が出ない、前回とは違った難しさがありました。


長さをしっかりと測って切るときれいな音階(ドレミ)になること、
片側をしっかりと閉じて空気の漏れをなくすこと、
この二つをしっかりとクリアできれば、あとはパンパイプとしての形を作り、
そして音を出すのみです。


「ストローの長さで音はどう変わるのだろうね」
「しっかりつぶしてセロテープで止めないと音が出ないよ」
とそれぞれの箇所でのポイントのみを端的に伝えると、
「短いとちょっと音が細い感じ?高い?」
「セロテープで留めた後にもっとつぶせばきれいになるよ!」


少ない助言の中でも自分なりに考えて、
悪戦苦闘しながらも何とか工程を進め完成…!




できた人から吹いてみようとするものの、なんとなく音階のある音が聞こえるような、
そうでないような‥
「難しいなぁ」
「ぼや~とは聞こえるけど」

そこで、スタッフがお手本として吹いてみると、
「おおっ」
と歓声の声が。
コツは横から息を細く強く吹き込む(中で空気を振動させる)こと。
そのことを伝えてもう一度チャレンジ!

すると、
「ピー♪」
と、それまでとは違ったいい音が。

「もう一回、ドレミ~で吹いてみて!」
と言うと、
「ド・レ・ミ~♪」
と完全にものにした様子。

その子とともにスタッフが喜んでいると、
負けじと周りの子も音を出そうと一生懸命。




全員が完璧に、とまでは行かなかったものの、
いたるところで良い音色を聞くことができました。


持って帰ってお家でお父さんお母さんにその音色を聞かせてくれれば
こんなに嬉しいことはないなぁ、と思います。


次回のものづくりクラブは10月20日(土)に行います。
「ミニ水族館をつくろう」
という題で浮沈子というものを使って
ペットボトルの中に思い思いの水族館の風景を作ります。

奮ってのご参加をお持ちしております。


宍倉鉄平(3)